童心社のおはなしえほん
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童心社のおはなしえほん 第4期[全5巻]
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きつねみちは、天のみち
夏のにわか雨の中、家へといそいでいたともこは、きゅうに雨のすきまのようなほそながーい道に出ます。その道を、「やんこら!」「どっこい!」というかけ声とともに、きつねたちがすべりだいをはこんできました。よろよろするきつねたちを見かねて、ともこがついてつだってはこんでいくと、ついたのは「きつね小学校」でした。そこで人間が交ざっているとばれてしまいますが……。
楽しくて不思議な時間を描いた愛情あふれる作品。- 4・5歳~
- 2016年9月15日初版
- 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
- 立ち読み
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きょう、おともだちができたの
はずかしがりやのゆうなちゃん。はじめておともだちができて、胸がふくらみます。「おかあさん! きょう、おともだちができたの。なまえはね、りなちゃんっていうの」。楽しい一日をすごしたその夜、ゆうなちゃんは、すこし不安になります。「りなちゃん、あしたもあそんでくれるかな……」。子どものまっすぐな気持ちを描いたおはなし。
入園シーズンにぴったりの、はじめておともだちができた日の絵本です。- 4・5歳~
- 2018年2月20日初版
- 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
- 立ち読み
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ごろべえ もののけのくにへいく
おおとも やすお 作/絵
昔、ごろべえという強いさむらいがいて、一度も「こわい」と思ったことがなかった。「こわいとはどんなきもちなのだろう」どうしても知りたいごろべえは、もののけ達のすむくにへ旅立った。もののけの大将おおにゅうどうは、ごろべえの話を聞くと、つぎつぎに恐ろしげな化け物に化けた。ところがごろべえ、ちっともこわくない。
失意のうちに帰ってきたごろべえに、寺の小僧は「わたしがこわがらせてさしあげます」と言った。- 4・5歳~
- 2018年12月20日初版
- 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
- 立ち読み
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おつきさま ひとつずつ
長野 ヒデ子 作
ぽっかり月がでています。小さいあこちゃんは、おかあさんと手をつないでかえります。「おかあさん、おつきさまがついてくるよ」「そうよ。おつきさまは、あこちゃんがだいすきだからよ」「ねえおかあさん、アフリカにもおつきさまある?」「あるわよ」「イギリスにもある?」「あるよ」「おつきさまがみーんなにひとつずつあって、よかったね」あこちゃんは安心して、お家にかえりつきました。
心にのこる月夜のおはなしです。- 3歳~
- 2019年9月1日初版
- 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
- 立ち読み
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「へてか へねかめ」おふろでね
1日の終わり、そうたは家族にその日のできごとを話しながら夕ご飯を食べ、大好きなじいちゃんとおふろに入ります。最後は、じいちゃんも、じいちゃんのお母さんも、みんなこどもの頃おふろで唱えた言葉「へてか へねかめ」。
「へてか へねかめ かめかめ かめか/かめの おのたま おちょりこ ちょりこ/すっぽんかいの てきてきとんぼ こうとんぼ/はりまの べっとう ちょうざえもん」3回唱えたら、体がぽっかぽか!- 3歳~
- 2019年10月20日初版
- 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
- 立ち読み
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ねこなんて いなきゃ よかった
ねこのももちゃんが死んだ。友だちがやさしくしんぱいしてくれるので、ついつよがり「はじめから、ねこなんていなきゃよかった」といってしまった。でも家にかえると、ももちゃんはもういない。みんながくらいかおをしていたら、かあさんがいった。「かなしいのはあたりまえ。みんな、なきましょ」すると、ももちゃんの思い出が次々よみがえってきて……
かわいがっていた猫の死をきちんと受け止め、悼むことの大切さを描く絵本。- 小学1・2年~
- 2019年12月23日初版
- 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
- 立ち読み
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ゆきちゃんは、ぼくのともだち!
武田 美穂 作・絵
ゆきちゃんは、ぼくのおばあちゃん。このごろ、ときどきへんなんだ。
ぼくのこともわからなくなるし、なんだか「むかし」にかえってしまうみたい。
「ゆきちゃん、いくつ?」ってきいてみたら、きょうのゆきちゃんは7さいだった。おやつのプリンのとりあいで、けんかになった。
おまつりの日、ヨーヨーをかってきてあげたら、5さいのゆきちゃんは大よろこび。ヨーヨーでうまくあそぶことはできなかったけど、「たからものにする」んだって!日によって、話がぜんぜんつうじなかったり、すごくこまることもあるけれど……ゆきちゃんは、ずっとぼくのともだちだよ!!
おばあちゃんと孫の男の子の交流を、時にユーモアも交えて描き出します。老い・認知症といった深刻な問題が背景にありながらも、2人の心が触れ合う瞬間瞬間を温かな眼差しで見つめた感動作です。- 4・5歳~
- 2022年3月18日初版
- 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
- 立ち読み
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まいごのモリーとわにのかばん
ひつじのモリーは、おでかけするのがだいすきです。
森でも海でも沼地でも、ひとりでおでかけできるのでした。
でも、だいたいまいごになるのです。
おとうさんがくれた、わにのかばんをもって、きょうもおでかけするのですが……
きまぐれで、いきあたりばったりのモリーの姿は、幼い子どもそのものです。
どこへでも歩いていけるモリーを、そっと見守るのは、なんとわにのかばん!?
ユーモラスでいて心あたたまるお話です。
審査員の満場一致で、第13回絵本テキスト大賞を受賞した作品です。- 4・5歳~
- 2022年2月28日初版
- 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
- 立ち読み