新刊 NEW BOOKS
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いいところって どんなとこ?
「いいところにいきたいな」ネズミは、ひとりで遠足にでかけました。ウサギとヤギにであい、一緒に"いいところ"にむかいます。そこにオオカミがあらわれて、「おれもついていく!」といいだします。オオカミとともに"はげやまのてっぺん"にむかうことになり……。
- 4・5歳~
- 2024年10月1日初版
- 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
- 立ち読み
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クジラがしんだら
深海はえさが少なく、生きものが少ない場所です。ところが、ごくまれに巨大な食べ物のかたまりが降ってくる。それが命を終えたクジラです。クジラの体は、長ければ100年にもわたってさまざまな生物の命を支え続けます。
はじめはサメ、コンゴウアナゴなどが肉を食べ、タカアシガニやグソクムシなど小さな生物が続きます。骨だけになると、こんどはホネクイハナムシという骨を食べる生物があらわれ、その後も長期間にわたりクジラは分解されていきます。
このクジラの死骸を中心に形成される特殊な生態系は「鯨骨生物群集」と呼ばれ、近年の研究でその実態が明らかになってきました。
50~100年というのは、とほうもなく長い時間ですが、必ずどこかで終わりは来ます。
鯨骨に生きる生き物たちは、やがて別のすみかと食べ物を探さなくてはいけない。こんなに広い海で、そうつごうよく、沈んだ大きなクジラに出会えるものでしょうか?
しかし、まっくらな宇宙にも星があるように、深い海の底からあてどない旅に出かける生物たちにも、どこかに必ず明かりがあるのです。でなかったら、クジラに集う生きものたちがずっと子孫を残し、命をつなぎ続けることはできなかったはずです。
これは深海という厳しい世界に生きる生物たちの、いっときの大宴会を描いた物語絵本です。
監修は国立研究開発法人海洋研究開発機構の藤原義弘氏。- 4・5歳~
- 2024年9月1日初版
- 定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
- 立ち読み
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いばらの髪のノラ 〈Ⅲ〉世界の器
ノラに〈黄金の心臓〉を手に入れることはできない。だから、棲み家にも帰れない。棲み家にいても、地面の上でも、だれに会ってもノラは、失敗することしかできない。心臓が暴れている。こんなにおどろきつづけているのだから、とっくに魔法は起きていていいはずだった。けれどもノラの心臓は、まともに脈を打つことすら、できないでいた。起こりかけてはねじまがり、消えてはよみがえる魔法が、ノラのなかで行き場を求めて吹き荒れる。
「……ああああぁあ」地面に顔をすりつけて、ノラは泣いた。涙で魔法がみんな溶けてしまえばいいと思った。そうすればもうノラは、どこにも行けなくなる。なにも望むことができなくなる。(ごめんなさい。最初から、なにもほしいなんて思わなければよかった。なんにも、しなければよかった)棲み家の北の塔で、じっとしていればよかった。足首の鈴が鳴ることがないように、じっといつまでも、息をひそめていればよかったのだ。そうしたら、なにも起こらずにすんでいたのに。
……大きな魔法が働いて、ノラたちは〈あかつきの町〉の僧院にいた。言葉を話すゾウたちの僧院で、ノラは父の墓と、父が書き残した本がここにあることを知る。この町は、神炉の火をたくわえる研究をしていた人間たちの町だった。図書館で父の本を見つけるが、書かれていたことに打ちのめされるノラ。
――ノラ。すべての魔女は、世界の器になる。器が必要になろうとしている。
おだやかなのに、その声はとても厳しかった。その響きは似ていた、〈ラ〉に、セムに、キサラに、ミダに、ホゥカに、ウラナさんに。たくさんの声に似ていて、けれども、だれとも似ていなかった。
――あなたの歩いてきた世界の入れ物に、あなたはなる。その器が、世界を新しくする。
どういう意味なのか、ノラにはわからない。ただ、知らない響きのその声が、苦しくなるほどなつかしかった。
――さあ、行かなくては。
ノラの肩を見えない手が押す。その力は、悲しくなるほどかすかだ。
食べものをもとめて暴走する神炉は、〈あかつきの町〉を破壊しながら、ゾウたちの僧院をめざす。生け贄になることから逃げ出した男の子・モモがいるのだ。リンゴはモモを守るために、神炉の前に立ちふさがる。そして、神炉は光の束となってリンゴを取りこんでしまう。リンゴは神炉に食べられてしまった。絶望するノラだが、シュユ・シンの助言により、リンゴを助けるためのただ一つの方法を選ぶ。
人間が飼いならすことはできない神炉。もう、神炉がいない世界を選ぶことはできない。でも、魔女が再び地上に戻り、人間と力を合わせることができれば。人と魔女がもう一度、話し合いを重ねながら、共生の道を考え続けることを始めよう――魔法の力をすべて失ったノラは、リンゴとソンガ、三人の姉たちと、再び旅を始める。地上で出会った人たちに、自分が何を見て、何を考えたかを伝えるために。それこそが魔女の仕事なのだ。- 小学3・4年~
- 2024年8月27日初版
- 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
- 立ち読み
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カマキリのかまのすけ
いしもりよしひこ 脚本・絵
カマキリのかまのすけは、かりをするのがとくいです。「まえあしのかまをつかって、つかまえるのさ!」アブラムシをつかまえて、ムシャムシャたべています。ある日、チョウをみつけたかまのすけでしたが……。生まれてから成虫になるまでのカマキリの生態を描いた紙芝居。
- 4・5歳~
- 2024年9月1日初版
- 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
- 立ち読み
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コンコンきつねの おつきみ
こんやはお月見です。ところが、空がくもっていて、お月さまが見えません。お月見をたのしみにしていたケンタたちは、しょんぼり。それをこっそりのぞいていたのは、きつねのきょうだいです。「にいちゃん、ぼく いいことおもいついたよ。」するするっと木にのぼって……。きつねのきょうだいとケンタたちのあたたかい交流を描いた、季節の行事紙芝居。
- 3歳~
- 2024年9月1日初版
- 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
- 立ち読み
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なでなで にっこり!
新井洋行 作
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「なでなで」するのもされるのもうれしい!
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ペンギンちゃんは、なでなでするのが、だーいすき! おとうとのあたまを なでなで。かわいいこねこを なでなで。とおくにおかあさんをみつけてはしりだすと……どてっ! ころんじゃって、えーん、えーん! するとおかあさんが……。親子のスキンシップにおすすめの絵本です。- 0・1歳~
- 2024年8月10日初版
- 定価990円 (本体900円+税10%)
- 立ち読み
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決定版!日本むかしばなし紙芝居(全6巻)
常光徹 監修
『おむすびころりん』『いっすんぼうし』『つるのおんがえし』『うらしまたろう』『はなさかじいさん』『かぐやひめ』の全6巻セット。
誰もが聞いたことのある日本のむかしばなしを、迫力満点の紙芝居でご覧ください。
各作品解説付き。監修:常光徹(国立歴史民俗博物館名誉教授)- 3歳~
- 2024年7月31日初版
- 揃定価12,430円 (本体11,300円+税10%)