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Garden 8月9日の父をさがして

単行本図書

Garden 8月9日の父をさがして

森越智子 作/大野八生

1945年8月9日。一発の原子爆弾が長崎に落とされた日、12歳の父は中学校での試験を終え、疎開先の隣町へ帰る列車に乗れたことで一命をとりとめた。爆心地から800mの場所にあった中学校は全壊し、同級生の3分の1が帰らぬ人となった。
原爆から逃れ、平穏な一生を送ったと思っていた父は、しかし被爆者だった。父の死後、見つかった父の被爆者手帳には、ぼくの知らなかった「あの日」とそこからはじまった父の葛藤の日々が残されていた。
被爆地で生き抜いてきた父の思いと、隠し続けられたぼくの名前のひみつ。
やがて解き明かされる真実にたどり着いたとき、ぼくは……。
長い時を経て、原爆被爆者の言葉にできなかった思いが、今、静かに胸に迫る。

  • 中学生~
  • 2025年6月9日初版
  • 定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
  • 立ち読み
あおのいえ

単行本図書

あおのいえ

いとうみく 作/丸山ゆき

「あおくんちって、なんかふくざつだね」ぼくは、ともだちのおねえさんに言われたことを、しずさんに伝えた。しずさんは「そうね、人と人がいっしょにくらすって、ふくざつなことなのよ」といった。「つまり、かんたんじゃないってことね。かんたんじゃないことってわかりにくいでしょ」「ぼくんちは、わかりにくいってこと?」まあそうねと、しずさんはつぶやいた。「たぶん、クラスのほとんどの子のうちには、おとうさんとおかあさんがいるでしょ」「うん」「あおは、そうじゃない」??みんなとちがうって、いけないことなの?
さまざまな家族のあり方を描き続ける、いとうみくの新作。

  • 小学1・2年~
  • 2025年5月28日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み
子どもも兵士になった 沖縄・三中学徒隊の戦世

単行本図書

子どもも兵士になった 沖縄・三中学徒隊の戦世

真鍋和子 著/多屋光孫

1944年9月、沖縄県名護市に独立混成第四四旅団の主力、第二歩兵隊が進軍した。この日を境に全沖縄県民、沖縄三中生全員の運命が大きく変わる。10月10日、アメリカ軍の大規模な攻撃が行われ、伊江島など大きな被害を受ける。沖縄県民の誰もが、ほんとうに戦争に巻き込まれたのだと実感したのだった。さらなるアメリカ軍の襲来にそなえて、兵力を増強しなければならない事態になったが、日本本土からの戦力の増強は困難で、沖縄内部での動員が強められていく。すでに全国での徴兵検査の年齢が19歳に引き下げられており、さらに防衛招集の規則が変えられ、戦闘のある地域では17歳以上の男子を兵士として召集できるようになった。これを受けて沖縄では、17歳から45歳までの男子が招集されて「防衛隊」が組織される。とくに兵力が不足する沖縄県北部地方では17・18歳の青年を中心に遊撃戦を想定した「護郷隊」が組織された。そのうえ、沖縄だけの特別な措置として14歳以上ならば、志願があれば兵士として召集できるようになったのだ。1945年1月、沖縄三中三年生全員が呼び出され、軍の要請により軍事教育が始まる。通信隊に入って、有線班・無線班・暗号班に分けられた三年生は空腹と重労働とたたかいながら訓練に励んだ。3月、沖縄全島の中学校・師範学校は学校ごとに鉄血勤皇隊を結成することが決められた。軍と連携して軍事訓練を行い、非常事態になったら防衛招集で軍に編入するという命令だ。三中鉄血勤皇隊のうち147人は八重岳の第二歩兵隊に、150人は多野岳の第一護郷隊二配属された。4月1日、アメリカ軍が沖縄本島への上陸作戦を開始する。6月23日、牛島司令官が自決し、日本軍の組織的な戦闘が終わる日までの、沖縄県北部の山岳での学徒兵たちの戦世の日々。そして生き延びた学徒たちが戦で命を落とした学友たちの慰霊碑「三中学徒之碑」を建立し、平和の大切さを願う日々を描くノンフィクション作品。

  • 小学5・6年~
  • 2025年4月25日初版
  • 定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
  • 立ち読み
思いがけず、朝子ちゃん

単行本図書

思いがけず、朝子ちゃん

高村 有 作/せきやよい

人間関係のストレスで会社を辞めた深山朝子は、祖母の花屋「ミヤマ花壇」を手伝うことに。そんな朝子と、5人の小・中学生との思いがけない出会いが織りなす、5つの物語。高村有、デビュー作。

・高橋美月ーー私服で登校するカジュアルデーに、迷ったあげく制服で登校した美月。ダサいと思われたくないし、TPOも大事だし……いったい何を着ればいいの!? 
・川田みちるーーみちるの最近の悩みは自分の一人称。自分のことを「みちる」と呼ぶのは子どもっぽいと言われたけれど、「わたし」もしっくりこないのだ。
・遠藤莉子ーー「かわいそう」と言われるたびに思う。父親がいなくても、わたしはかわいそうな存在じゃない。そんな莉子は、週に1回やってくる謎の男性、オーノくんのことが気にかかり……
・小林ふみかーー親が再婚し、友だちも彼氏ができた。みんなそれぞれにパートナーがいるけど、わたしはひとりぼっち。まわりの人間関係が変わりゆくなか、ふみかは孤独と向き合う。
・森脇晴臣ーー廃業した旅館が廃墟にならないように、定期的にメンテナンスをしてきた晴臣。辛いとき、ここでの時間が自分の心のメンテナンスにもなっていたが、旅館の改装が決まり……

  • 小学5・6年~
  • 2025年4月1日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
ロボットがおたすけ!大百科(全5巻)

ロボットがおたすけ!大百科(全5巻)

日本ロボット学会・子ども中心のロボティクス研究専門委員会 監修/グループ・コロンブス

光村図書の小2「国語」の「ロボット」単元に対応。写真での説明はもちろん、イラストのキャラクターどうしの会話で、「どんなロボットか」「どんなときに何をしてたすけてくれるか」の課題にとりくみやすくしています。

  • 小学5・6年~
  • 2024年3月24日初版
  • 揃定価15,400円 (本体14,000円+税10%)
  • 立ち読み
⑤外でたすけるロボット

ロボットがおたすけ!大百科(全5巻)

⑤外でたすけるロボット

日本ロボット学会・子ども中心のロボティクス研究専門委員会 監修/グループ・コロンブス

人手が激減する農業や林業、畜産業の現場で、ロボットたちが負担を減らし、未来を開いています。建設現場やさまざまな調査でも、ドローンなどのロボットたちが活躍。ほかにも駐車場など、屋外で働くロボットたちを紹介します。

  • 小学5・6年~
  • 2025年3月24日初版
  • 定価3,080円 (本体2,800円+税10%)
  • 立ち読み
④命をまもるげんばでたすけるロボット

ロボットがおたすけ!大百科(全5巻)

④命をまもるげんばでたすけるロボット

日本ロボット学会・子ども中心のロボティクス研究専門委員会 監修/グループ・コロンブス

介護施設でお年寄りが楽しく健康に過ごすのをサポートしてくれるロボットや、手や足の機能を補助してくれるロボット、手術など医療現場をサポートするロボット、そして災害時に頼りになるロボットを、紹介します。

  • 小学5・6年~
  • 2025年3月24日初版
  • 定価3,080円 (本体2,800円+税10%)
  • 立ち読み
③会社や工場でたすけるロボット

ロボットがおたすけ!大百科(全5巻)

③会社や工場でたすけるロボット

日本ロボット学会・子ども中心のロボティクス研究専門委員会 監修/グループ・コロンブス

重労働で危険性が高かったり、人手が足りなかったりする工場での物づくりや、倉庫での荷物運びなどを、さまざまなロボットが引き受けます。遠隔での会議や警備など、会社でもロボットは大活躍! 人と一緒に働く協働ロボットも紹介。

  • 小学5・6年~
  • 2025年3月24日初版
  • 定価3,080円 (本体2,800円+税10%)
  • 立ち読み
②町でたすけるロボット

ロボットがおたすけ!大百科(全5巻)

②町でたすけるロボット

日本ロボット学会・子ども中心のロボティクス研究専門委員会 監修/グループ・コロンブス

町の中で、子どもたちにもおなじみのスーパーやコンビニ、カフェや飲食店などのお店のほか、空港やビルなどの施設で働くロボットたちを紹介。ゆかそうじや商品の補充、呼び込みに接客、さらには調理や配達まで、多様な仕事で活躍します。

  • 小学5・6年~
  • 2025年3月24日初版
  • 定価3,080円 (本体2,800円+税10%)
  • 立ち読み
①家でたすけるロボット

ロボットがおたすけ!大百科(全5巻)

①家でたすけるロボット

日本ロボット学会・子ども中心のロボティクス研究専門委員会 監修/グループ・コロンブス

小さな子を少しの間見ていてほしい、ペット禁止だけど飼いたい、離れて暮らすおばあちゃんを見守りたい、そうじや芝刈りを楽にしたい、プログラミングや英会話の練習がしたい……。そんな家でのおこまりごとを、ロボットが助けます。

  • 小学5・6年~
  • 2025年3月24日初版
  • 定価3,080円 (本体2,800円+税10%)
  • 立ち読み