ここ数年の新刊と定番作品から、読書感想文におすすめの作品を学年別に3回にわけてご紹介します。
今回は「３・４年生」むけです。
（「1・2年生」むけはこちら）

<小学校３・４年生>

◆自分は自分のままでいい
『どんなイチゴも、みんなかわいい』
（葦原かも 作／中田いくみ 絵）135ページ

アヤは想像力ゆたかな女の子。そんなアヤの日常には、小さな気づきや発見がいっぱいです。小学3年生の女の子の心情がユーモラスで楽しい3つのお話。自分は自分のままでいいのだと理解し、少しずつ成長していく姿が爽やかに描かれます。

＊紹介記事
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2999

◆かあちゃんを思い通りに動かす方法とは！？
『かあちゃん取扱説明書』
（いとうみく 作／佐藤真紀子 絵）152ページ
いつもガミガミうるさいかあちゃんを思い通りに動かせる!? 　哲哉はひそかに“かあちゃんの取扱説明書”を書きはじめた。はたしてうまく成功するのか？　でも、かあちゃんの気持ちが少しずつわかってきて……。
刊行から10年！　読書感想文の本の定番です！

＊2014箕面・世界子どもの本アカデミー賞 主演女優賞
＊紹介記事
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=1684

◆ためいきは最後に幸せをはこんでくる!?
『みんなのためいき図鑑』
（村上しいこ 作／中田いくみ 絵）166ページ

授業参観にむけて、たのちんの班は「ためいき図鑑」をつくることになった。
どんな時にヒトがためいきをつくのか調べて発表するんだ。
でもいっしょの班の加世堂さんは、保健室登校で、教室にはちっともきてくれない。
加世堂さんもいっしょに図鑑をつくれないかと、たのちんがある提案をしたところ、班のほかのメンバーと、もめてしまい……もうためいきばっかり！
家族や友達との関係にゆれる子どもの気持ちを、鮮やかに描いた物語。

＊全国学校図書館協議会選定
＊第68回青少年読書感想文全国コンクール 課題図書 小学校中学年の部(2022年)

＊著者インタビュー
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2707
＊紹介記事
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2424

◆書かなきゃいけない感想文、みずかが考えた作戦とは!?
『先生、感想文、書けません！』
（山本悦子 作／佐藤真紀子 絵）127ページ

8月1日、夏休みの登校日。みずかは先生に「だって、書けないんだもん」と言いました。おもしろい本を読んで、ああおもしろかったなあって、胸がいっぱいになる。どこがどうおもしろかったとか、何がよかったとか書こうと言葉を探そうとすると、しゅるしゅるしゅるって、おもしろかった気持ちがきえてしまう。だから「感想文、むり！」……書かないわけにはいかない読書感想文、みずかが考えた作戦とは？　人気作『先生、しゅくだいわすれました』』の姉妹作。

＊著者インタビュー
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2388
＊全国学校図書館協議会選定

◆願いがかなう、ふしぎなグッズが手に入る！
『ジャンケン必勝てぶくろ 』
（山口タオ 作／たかいよしかず 絵）151ページ

「願いがかなう自動はんばいき」シリーズの第1巻。
どこからともなくやってくる、ロケット型の自動はんばいき。
商品は願いをかなえるふしぎなグッズ。
ジャンケンに勝ちたい？　動物の気持ちをしりたい？　あなたの願いをかなえます！
3話を収録した、笑いあり、涙ありの読み切り短編童話です。

＊全国学校図書館協議会選定
＊紹介記事
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2516
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2517


次回は５・６年生むけのおすすめ作品をご紹介します。どうぞお楽しみに。