どんなイチゴも、みんなかわいい
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アヤは想像力ゆたかな女の子。ミミズクやフクロウの図鑑を見るのが大好きで、目立つことや、女の子っぽくふるまうのは苦手です。そんなアヤの日常に大きな事件はおきないけれど、日々いろいろと考えることがあるのです。小学3年生の女の子の心情をユーモラスに語る3つのエピソードを通して、自分は自分のままでいいのだと理解し、少しずつ成長していく姿が爽やかに描かれます。
第1話「いつもとちがう、とくべつな自分」──発表会の劇でミミズク役をやりたいけれど、立候補する自信はないアヤ。ところが、ひろったジュズダマが耳にはまって取れなくなってから、いつものアヤとはちょっぴりちがうスーパーアヤになったようで……
第2話「ヒヨコには、なれないけれど」──声がひくく背も高めのアヤは、女の子らしいふるまいが苦手です。総合学習の時間に、ヒヨコのダンスのグループになったのに、アヤだけめんどりをすることになり……
第3話「イチゴはみんな、ちがうかたち」──ある先生から「想像力がない」といわれ、ふんがいしたアヤは童話を書きはじめました。そんなある日、友だちとひみつの話をしあうことになって、アヤは思わず「童話作家になる」といってしまうのです……!
- 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
- 初版:2023年6月14日
- 判型:A5判/サイズ:21.6×15.1cm
- 頁数:135頁
- 小学3・4年~
- ISBN:978-4-494-02080-5
- NDC:913
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内容説明
アヤは想像力ゆたかな女の子。ミミズクやフクロウの図鑑を見るのが大好きで、目立つことや、女の子っぽくふるまうのは苦手です。そんなアヤの日常に大きな事件はおきないけれど、日々いろいろと考えることがあるのです。小学3年生の女の子の心情をユーモラスに語る3つのエピソードを通して、自分は自分のままでいいのだと理解し、少しずつ成長していく姿が爽やかに描かれます。
第1話「いつもとちがう、とくべつな自分」──発表会の劇でミミズク役をやりたいけれど、立候補する自信はないアヤ。ところが、ひろったジュズダマが耳にはまって取れなくなってから、いつものアヤとはちょっぴりちがうスーパーアヤになったようで……
第2話「ヒヨコには、なれないけれど」──声がひくく背も高めのアヤは、女の子らしいふるまいが苦手です。総合学習の時間に、ヒヨコのダンスのグループになったのに、アヤだけめんどりをすることになり……
第3話「イチゴはみんな、ちがうかたち」──ある先生から「想像力がない」といわれ、ふんがいしたアヤは童話を書きはじめました。そんなある日、友だちとひみつの話をしあうことになって、アヤは思わず「童話作家になる」といってしまうのです……!
読者の声
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すばらしい話ですね。(46歳・女性)
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ジュズダマがきっかけで、アヤちゃんが勇気をもらい作家になるという夢をもつ話。最後の天井での展開はびっくり!すばらしい話ですね。
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読み始めると本人は共感できる部分が多いようでした。(9歳・女性)
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書店で背表紙の赤い色とかわいい女の子ととイチゴのイラストにひかれて買いました。親の目には、字も小さい気がして小3にはむずかしいかな、と思いましたが、読み始めると本人は共感できる部分が多いようでした。
学校・友だちとのエピソードをとてもたのしんで読んで、内容を親にも話してくれました。
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関連情報
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2023/6/26
<新刊図書>自分は自分のままでいい『どんなイチゴも、みんなかわいい』
今月発売の新刊図書『どんなイチゴも、みんなかわいい』(葦原かも 作/中田いくみ 絵 )。本作は、主人公の小学3年生の女の子・アヤのユーモラスな日常を描いた3つのお話です。3つのお話は、全編を通すと1つ ...
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書評
- 毎日は、小さな一歩でできている 母のひろば710号(2023年7月15日発行)
- 子育てをしていて驚いたのは、子どもはゆるやかな坂道をのぼるように成長するのではなく、まるで階段をのぼるように直角に成長するということ。昨日までできなかったことが、今日、突然できるようになる──と、そう思ってきたのだけれど、それは大人の勘違いだったのかもしれない。
主人公の亜弥は、ミミズクが大好き。発表会の劇でミミズクのホーホー役をやりたいのだけれど、「立候補なんて、わたしのキャラじゃないよね」と思ってしまう。でも、耳にジュズダマが入ったのをきっかけに「いつもとはちょっとだけちがう、ジュズダマの入った亜弥」になって、跳び箱も跳べちゃうし、立候補もしちゃうし、新しい友だちもできる。小さな殻を破って、ちょっとだけ新しい自分になっていく。
自分の空想にその気になる亜弥がとっても楽しい。ダンスでやるめんどりになりきって失敗したり、名言っぽいものを作って「ゲーテ」と署名したり。亜弥の小さな一歩を楽しんでいると、自分の一歩も励まされているような気がする。そうなのだ。子どもたちの毎日は、そんなささやかな一歩でできている。大人は見えるようになってから気づくから、「直角に成長する」と思うのだ。毎日、小さな脱皮をしていくキラキラがつまった亜弥の物語を、もっと読みたい。かもさん、次作もお願いします! - みおちづる/児童文学作家
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