季節のおすすめ
<ねこの日特集>2022年2月22日は「にゃん」がいっぱい! 「ねこの日」におすすめの絵本、大集合
今年は2022年2月22日と「2」がたくさん並ぶので、いっそうにぎやかな「ねこの日」です。
ねこを愛するすべての人におすすめしたい、童心社の「ねこ」絵本をずらりとご紹介します。
『ねこなんて いなきゃ よかった』
(村上しいこ・作 ささめやゆき・絵)
ともにねこが大好きなお二人によって生まれたのが、こちらの作品です。
はじめはももちゃんが天国にいったことを受けいれられず、悲しみにふたをして「ねこなんていなきゃよかった」と言う「わたし」。
でも家のそこここに、ももちゃんとの思い出ばかり見つけてしまいます。
「なこうか」
お母さんの一言をきっかけに、ももちゃんとの思い出を語りあいながら、家族みんなでたくさん泣きました。
「死んでしまうことは生きているのと同じくらい、尊い意味があること」と語るのは、著者の村上しいこさん。
大切な家族がいてくれてよかった、とあたたかな気持ちになれる1冊です。
『ばけねこになりたい』
(せなけいこ・作)
せなけいこさんによる、こんなねこの絵本、知っていますか?
「せなけいこ・おばけえほん」シリーズの1作です。
ねずみにもばかにされてしまう小さなねこ。
ばけねこになりたくて夜の墓場に行くと、「足をとられた」と泣いている幽霊がいて……。
ばけねこになるために頑張るねこですが、しっぽが2本にならないと、ばけねこにはなれないみたいですよ?
貼り絵で描かれるちょっと不気味なばけねこや、くるくると動きまわる愛嬌たっぷりの小さなねこは、
せなけいこさんならでは。とっても魅力的です。
『たまちゃんとしっぽ』
(カズコ G・ストーン さく)
「こねこの たまちゃん
なに みてる?」
「しっぽ しっぽ みてる しっぽ しっぽ だーれの?」
たまちゃんがみていたのは、こねこのみみちゃんのしっぽでした。
たまちゃんとみみちゃんは、「おはよう」とごあいさつ。
2ひきの前に、こんどは、長いしっぽがあらわれました。
「しっぽ しっぽ だーれの?」
2ひきが遊んだ、長いしっぽは……、だいすきなお母さんのしっぽでした。
ねこたちのやわらかな表情やしぐさ、「しっぽ しっぽ」というはずむ音のくりかえしとともに、親子で遊ぶほんわかゆったりした時間を心地よく楽しめる絵本です。
『はたけのにゃーこ』
(織茂恭子・作)
作者の織茂恭子さんの畑にやってきたこねこをモデルにうまれた本作。
あとがきの中で織茂さんはこう書いています。
「カエルやトカゲやヘビにじゃれ、バッタに飛びつきチョウを追い、畑中をかけまわってぐっすり眠るあどけない顔は、必死で生きている証です。」
畑に守られ、畑の中を冒険し、自然の力を全身に浴びて、懸命に生きるにゃーこ。
にゃーこのみずみずしい毎日がつまった絵本です。
『いいおかお』
(松谷みよ子・ぶん 瀬川康男・え)
ふうちゃんが ひとりで いいおかおを していました
そこへ いいおかお みせてって ねこが きました
にゃー
表紙の好奇心旺盛な顔、そしてなんだかおすましした「いいおかお」。
表情豊かなねこのかわいさが味わえる作品です。
ねこはあかちゃんにとっても身近な動物。くらしの中で出会うねこと重ねながら楽しんでください。
1967年に『いないいないばあ』と同時刊行され、210万部を突破したロングセラー絵本。
写真のかわいいゆびにんぎょうは、「いないいないばあ にゃあにゃのゆびにんぎょうセット」に入っています。
『いないいないばあ』にもかわいいねこが登場するんですよ。
『くろねこさん しろねこさん』
(得田之久・ぶん 和歌山静子・え)
あそびに出かけたくろねこさんとしろねこさん。
家の影にかくれてしまったくろねこさん、どこ?
せんたくものの白いシーツの前にいるしろねこさん、どこ?
くろねこさんしろねこさんとあそびながら、色の不思議を楽しむ認識絵本。
元気よくあそぶ2ひきのねこの動き、愛らしさが魅力です。
作品ごとにちがった魅力が楽しめる「ねこ」絵本たち。
ぜひ絵本の中で出会ってくださいね。
-
ねこなんて いなきゃ よかった
ねこのももちゃんが死んだ。友だちがやさしくしんぱいしてくれるので、ついつよがり「はじめから、ねこなんていなきゃよかった」といってしまった。でも家にかえると、ももちゃんはもういない。みんながくらいかおをしていたら、かあさんがいった。「かなしいのはあたりまえ。みんな、なきましょ」すると、ももちゃんの思い出が次々よみがえってきて……
かわいがっていた猫の死をきちんと受け止め、悼むことの大切さを描く絵本。- 小学1・2年~
- 2019年12月23日初版
- 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
- 立ち読み
-
いいおかお
ふうちゃんが ひとりで いいおかおを していました。そこへ いいおかお みせてって ねこが きました。 にゃー ……
1967年に『いないいないばあ』と同時刊行された、200万部を超えるロングセラー絵本です。「うちの子もマネをして、とってもかわいい『いいおかお』をするようになりました」そんな感想を多くいただく本作。
いっしょに読むお父さん、お母さんもにっこり優しい気持ちになり、それがあかちゃんの喜びにつながっていきます。
文はとても短いですが、美しい言葉の響きが心地よく、あたたかいユーモアにあふれています。
あかちゃんと読む絵本の楽しさが実感できる、はじめてのあかちゃん絵本にぴったりの作品です。- 0・1歳~
- 1967年4月15日初版
- 定価770円 (本体700円+税10%)
- 立ち読み
-
いないいないばあ
日本の絵本ではじめて! 累計700万部を突破
1967年の刊行から、半世紀あまり。
2020年には日本の絵本で初めて700万部を突破し、現在750万部を超えるロングセラー絵本となっています。(※1)。
世代を超えて読みつがれる、「人生で初めて出会う一冊」です。
※1…株式会社トーハン発行「ミリオンぶっく 2024」調べ
あかちゃんに語りかける言葉
あかちゃんと目があう絵
「いないいないばあ にゃあにゃが ほらほら いないいない……」
『いないいないばあ』の文章は、作者の松谷みよ子さんが子育ての中でわが子に語りかけていた言葉がもとになっています。
画家の瀬川康男さんは、あかちゃんと向き合い試作を重ねました。
「ばあ」の場面の動物たちは、あかちゃんと目があうように描かれています。
あかちゃんと一緒に読むと、言葉と絵がひとつになり、臨場感をもっておひざの上のあかちゃんに伝わります。- 0・1歳~
- 1967年4月15日初版
- 定価770円 (本体700円+税10%)
- 立ち読み
-
いないいないばあ にゃあにゃのゆびにんぎょうセット
1967年の刊行から、今も子どもたちに愛されているロングセラー絵本『いないいないばあ』。
この『いないいないばあ』1冊と、指人形1体が入ったセットができました。
指人形のモチーフは、この絵本に最初に登場する“にゃあにゃ”。愛嬌たっぷりの「ばあ」のおかおの指人形です。
指人形は体長13㎝ほどのかわいい手のひらサイズ。指人形を動かして「いないいないばあ」遊びも楽しめます。- 0・1歳~
- 2020年12月1日初版
- 定価2,970円 (本体2,700円+税10%)
- 立ち読み
-
くろねこさん しろねこさん
「くろねこさん しろねこさん あそびに でかけた。」「あれ! くろねこさん どこいった?」「おや! しろねこさん どこいった?」しろとくろ、対極にあるふたつの色をしたねこが、おさんぽに出た先のさまざまな場所によって見えたりみえなかったりすることで、色の見え方の不思議を楽しむ認識絵本です。
和歌山静子さんの描く、しろとくろのシンプルな絵が、子どもたちにわかりやすく内容を伝えます。親子で一緒に「しろねこさんはどこ?」「くろねこさんは、みつけられる?」など、コミュニケーションを取りながら楽しめる絵本です。- 2歳~
- 2014年7月25日初版
- 定価1,210円 (本体1,100円+税10%)
- 立ち読み