2021.07.27

<連載>この夏の読書感想文に! 学年別おすすめ作品(小学校5・6年生)

夏休み、読書感想文におすすめの作品を学年別に3回にわけてご紹介しています。
第3回は「小学校5・6年生」むけです。

(*「小学校1・2年生」むけ読書感想文におすすめの作品はこちら)
(*「小学校3・4年生」むけ読書感想文におすすめの作品はこちら)

  

    <小学校5・6年生>  



◆番号で呼ばれる灰色の社会を描くSF小説
『ぼくたちの緑の星』
 191ページ(小手鞠るい 作/片山若子 絵)

 ぼくたちは、名前を失いかけていた。大切にしていたものや、大好きなものや、家族や友だちを失いかけていた。一つの大きな「ゼンタイ・モクヒョウ」に向かって「ジュウゾク」させられていた。なぜ、こんなことが起こっているのか、わからなかった。なんのために生きているのか、わからないまま生きていた。名前ではなく番号で呼ばれる灰色の世界を舞台に、大切なものを守るために何ができるかを問う少年少女向けSF小説。

*第37回うつのみやこども賞(2021年度)
https://www.lib-utsunomiya.jp/viewer/info.html?id=118

*紹介記事
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2006


     



 ◆空襲で家族を失い、戦後の時代を生き抜いた孤児たちの思い……。実話を元にしたノンフィクション
 『命のうた ~ぼくは路上で生きた 十歳の戦争孤児~』  
227ページ(竹内早希子 著/石井勉 絵)

 10歳のときに神戸空襲で親をなくした山田清一郎さんの半生を中心に、一緒に路上で生きた戦争孤児の仲間たちの声なき声をすくい上げる、渾身のノンフィクション。第二次世界大戦後、日本全国に12万人以上いた戦争孤児たちの声が、あなたには届いただろうか。どうして彼らは野良犬と呼ばれ、つらく悲しい体験をしなければならなかったのか。なぜ、大人たちは助けてくれなかったのか。戦後75年目に問う作品。 

*日本子どもの本研究会・第5回作品賞(2021年)
https://www.jasclhonken.com/%E4%BA%8B%E6%A5%AD-%E5%90%84%E8%B3%9E/%E4%BD%9C%E5%93%81%E8%B3%9E/

 *紹介記事
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2063


 



 ◆中学2年男子の保育園職場体験の5日間を描く
 『天使のにもつ』  
 223ページ(いとうみく 著/丹下京子 絵)

 「頼んでまでして、なんで仕事しなきゃなんないの?しかもタダで」
そんな中学2年・斗羽風汰が職場体験先に選んだのは、保育園だった。
「子どもと遊んでりゃいいってこと?ありかも」本当に大丈夫なのか、斗羽風汰。

*第66回青少年読書感想文全国コンクール 課題図書 中学校の部(2020年)
https://www.j-sla.or.jp/contest/youngr/pastbook/612015.html

*厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財(2020年) https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000604846.pdf

* 著者インタビュー
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=1490




◆過去から現代までの科学史を見通した41人の科学者の伝記集
『新版 科学者の目』
199ページ(かこ さとし 文・絵) 

 科学技術史に偉大な足跡をのこした41人の発想や着眼点のユニークさを、工学博士・技術士としての視点からわかりやすく描いた人物伝。日本の子どもたちの科学への関心に心を注いだ、科学者かこさとしさんの姿が心にせまる伝記集です。

 *紹介記事
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=1651




◆ぜひ一度は読んでほしい! 動物ノンフィクションの名作
 『オオカミ王 ロボ』[図書館版] 
176ページ (アーネスト・T・シートン 文・絵/今泉吉晴 訳・解説) 

 ぜひ子どもたちに読んでほしい「シートン動物記」シリーズの代表作。シートンが大切に考えていた野生動物の個性や生き方を、長年にわたってシートン研究を重ねている動物学者・今泉吉晴氏がわかりやすく、読みやすい物語に訳しました。
シートンの作品は、すべてが事実に基づいたもの。事実に基づいた物語だからこそ、動物学的発見が随所にちりばめられていています。
この「シートン動物記」シリーズでは、子どもたちにもわかりやすく丁寧な解説を、各巻に約40~70頁収録。物語の背景となった社会や、動物たちの習性、シートンの思想などを、Q&A形式でわかりやすく解説しています。

また、今までの「シートン動物記」と異なり、美術学校を卒業したプロの画家でもあったシートン自身の絵を100点近く各巻に収録。動物学者であり、ナチュラリストとして環境教育の先駆者でもあったシートンの伝えたかった、動物たちの本当の姿を伝えています。
  


読書感想文におすすめの作品を学年別に3回にわけてご紹介しました。
心に残るお気に入りの1冊を、ぜひこの夏みつけてみてくださいね。



命のうた ~ぼくは路上で生きた  十歳の戦争孤児~

単行本図書

命のうた ~ぼくは路上で生きた 十歳の戦争孤児~

竹内 早希子 著/石井 勉

10歳のときに神戸空襲で親をなくした山田清一郎さんの半生を中心に、一緒に路上で生きた戦争孤児の仲間たちの声なき声をすくい上げる、渾身のノンフィクション。第二次世界大戦後、日本全国に12万人以上いた戦争孤児たちの声が、あなたには届いただろうか。どうして彼らは野良犬と呼ばれ、つらく悲しい体験をしなければならなかったのか。なぜ、大人たちは助けてくれなかったのか。戦後75年目に問う作品。

  • 小学5・6年~
  • 2020年7月3日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み
ぼくたちの緑の星

単行本図書

ぼくたちの緑の星

小手鞠 るい 作/片山 若子

ぼくたちは、名前を失いかけていた。大切にしていたものや、大好きなものや、家族や友だちを失いかけていた。一つの大きな「ゼンタイ・モクヒョウ」に向かって「ジュウゾク」させられていた。なぜ、こんなことが起こっているのか、わからなかった。なんのために生きているのか、わからないまま生きていた。名前ではなく番号で呼ばれる灰色の世界を舞台に、大切なものを守るために何ができるかを問う少年少女向けSF小説。

  • 小学5・6年~
  • 2020年5月19日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み
新版 科学者の目

単行本図書

新版 科学者の目

かこ さとし 文・絵

科学技術史に偉大な足跡をのこした41人の発想や着眼点のユニークさを、工学博士・技術士としての視点からわかりやすく描いた人物伝。
1969年11月から朝日新聞日曜版の子ども欄に連載後、1974年に刊行され、子どもたちに科学への興味と科学者への憧れを抱かせる本として、多くの読者の心に残る作品でした。
本書『新版 科学者の目』では、巻末の科学技術史略年表を更新、かこさとしさんのご長女・鈴木万里さん(加古総合研究所)のあとがき、日本の子どもたちの科学への関心に心を注いだ、科学者かこさとしさんの姿が心にせまる伝記集です。

  • 小学5・6年~
  • 2019年7月5日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み
天使のにもつ

単行本図書

天使のにもつ

いとう みく 著/丹下 京子

「頼んでまでして、なんで仕事しなきゃなんないの?しかもタダで」そんな中学2年・斗羽風汰が職場体験先に選んだのは、保育園だった。「子どもと遊んでりゃいいってこと?ありかも」本当に大丈夫なのか、斗羽風汰。

  • 中学生~
  • 2019年2月14日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み
オオカミ王 ロボ[図書館版]

シートン動物記[図書館版]

オオカミ王 ロボ[図書館版]

アーネスト・T・シートン 文・絵/今泉吉晴 訳・解説

シートンがアメリカ・ニューメキシコのクルンパを支配するオオカミのロボに挑んだ壮絶な物語。シートンは、メスのオオカミ・ブランカに対するロボの深い愛情に感動と後悔を抱く。新しいシートン動物記第1弾!

  • 小学5・6年~
  • 2009年12月25日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み