14ひきのシリーズ14ひきのシリーズ Bセット

14ひきのおつきみ

14ひきのおつきみ

いわむら かずお さく

今夜は十五夜。
14ひきの子どもたちは、おうちのある大きなクヌギの木の上に登り、何かを作っています。

「木の枝 切って、
 ひもでしばって、
 なにつくってる?」

子どもたちが力をあわせて、できあがったのは、みはらしのいいお月見台。

「ずっと ずっと 遠くが見える。
 やっほー、おとうさんたち はやく おいでよ」

まっかな夕日がしずみ、あたりの森一面がもえるような夕焼けです。

夜が広がり、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんたちものぼってきました。
栗の実やどんぐり、おだんごをお供えしたら、山の向こうから、まんまるなお月さまがあらわれました。

 「おつきさん ありがとう、
 たくさんの みのりを ありがとう、
 やさしい ひかりを ありがとう。」

お月見を題材に、自然の恵みへの感謝を描いた人気ロングセラー「14ひきのシリーズ」の第6作。

時間の経過とともに、夕暮れや月の光など、森の中の光と色の変化が繊細に美しく描かれ、その場にいるような森の空気や臨場感が伝わってきます。

お月見台を作るのに、お父さんに代わり中心になってがんばるいっくんやにっくん、小さなくんちゃんをやさしく気遣うさっちゃんの様子など、本作でも、家族1ぴき1ぴきが丁寧に描きこまれ、仕草や表情から14ひきたちの会話が聞こえてくるようです。

  • SLA選定/よい絵本
  • 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
  • 初版:1988年6月25日
  • 判型:B5判/サイズ:26.6×19cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-00683-0
  • NDC:913

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読者の声

息子の一番のお気に入りです。
14ひきシリーズは、息子が2歳のとき「あさごはん」がはじまりでした。
文章が少なく、絵がたくさんなので息子の一番のお気に入りです。いまでは自分で読みながら、絵の中の虫や花やねずみ達の動作をいろいろ見つけては、本文以外のストーリーを自分で作っています。(M.H.さん・主婦・35歳)
“くんちゃんも自分とおなじ”
4歳の長女は、くんちゃんみたいにいつもお人形といっしょです。
“くんちゃんも自分とおなじ”というのがすごくうれしいようです。
2歳の次女は、じーっくり絵を見て、虫たちを見つけては喜んでいます。
子どもが同感できるものをこれからも描いてください。(K.Tさん・主婦・31歳)
『14ひきのおつきみ』を読んでから…
『14ひきのおつきみ』を読んでから、3歳の娘がことあるごとに、手を合わせておいのりするようになりました。
とてもステキな絵本です。(主婦・43歳・女性)
何とも言えない色
いつも楽しく読ませていただいております。美しい自然の描写が、私は何よりも好きです。
特に、『14ひきのおつきみ』の夕暮れ時の色。あの何とも言えない色には感激しました。
田舎で過ごした幼い頃を、思い出す色です。(主婦・30歳)
自分もそこにいるような
色づかいがたいへんきれいで、読んでいるうちに、本当に自分もそこにいるような気がしてきます。
子どもたちにも評判が良く、熱心に聞いてくれました。
家族のあたたかみが伝わってくる絵本だと思います。(保育士・23歳)

書評

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