絵本・こどものひろば

もぐらけんせつ りすさんいっかの木のおうち

長崎真悟 さく

まちのこうむてん、「もぐらけんせつ」が安全第一でこうじをうけおいます。
すむひと、使うひとのことをかんがえて、こころをこめて作業します。
ショベルカーやブルドーザーなど、かっこいい重機たちがだいかつやく。
たてものができていく過程を、絵で見て楽しめるおはなし絵本です。


もぐらけんせつは、まちでいちばんうでのいいこうむてん。今日は、りすさん一家がそうだんにやってきました。
「おうちがかたむいてしまったので、なおしてもらいたいのです」
もぐらのさぎょういんたちはうたいながら、おおきなのりものにのってさっそく現場にむかいます。
「♪ほれ おせ はこべ つりあげろ あんぜんだいいち わすれずに こわして なおして ととのえて もぐらけんせつ しゅっぱつだ」
りすさんの木のおうちは、すっかりかたむいて、いまにもたおれてしまいそうでした。
もぐらたちは、さっそくこうじをはじめました。
まずは、ショベルカーが木のわきの土をほります。つぎに、クレーン車が木をひっぱり、まっすぐになおします。
ダンプカーが土をはこんできて、あいたあなに土をながしこみます。
さいごにブルドーザーがいわや土をどかして、じめんをたいらにします。
つぎの日からは、おうちのこうじ。トラックがざいもくをはこんできました。
部屋をふやして、キッチンをあたらしくして……こうじはどんどんすすみます。
「おや? このとびら、たてつけがわるいぞ。せーの……」ぱかっキッチンにあるとびらをあけると……?

もぐらけんせつ応援コメント


もぐらけんせつ応援コメント2

  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 初版:2023年7月15日
  • 判型:B5判/サイズ:26.6×19.1cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-01588-7

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内容説明

まちのこうむてん、「もぐらけんせつ」が安全第一でこうじをうけおいます。
すむひと、使うひとのことをかんがえて、こころをこめて作業します。
ショベルカーやブルドーザーなど、かっこいい重機たちがだいかつやく。
たてものができていく過程を、絵で見て楽しめるおはなし絵本です。


もぐらけんせつは、まちでいちばんうでのいいこうむてん。今日は、りすさん一家がそうだんにやってきました。
「おうちがかたむいてしまったので、なおしてもらいたいのです」
もぐらのさぎょういんたちはうたいながら、おおきなのりものにのってさっそく現場にむかいます。
「♪ほれ おせ はこべ つりあげろ あんぜんだいいち わすれずに こわして なおして ととのえて もぐらけんせつ しゅっぱつだ」
りすさんの木のおうちは、すっかりかたむいて、いまにもたおれてしまいそうでした。
もぐらたちは、さっそくこうじをはじめました。
まずは、ショベルカーが木のわきの土をほります。つぎに、クレーン車が木をひっぱり、まっすぐになおします。
ダンプカーが土をはこんできて、あいたあなに土をながしこみます。
さいごにブルドーザーがいわや土をどかして、じめんをたいらにします。
つぎの日からは、おうちのこうじ。トラックがざいもくをはこんできました。
部屋をふやして、キッチンをあたらしくして……こうじはどんどんすすみます。
「おや? このとびら、たてつけがわるいぞ。せーの……」ぱかっキッチンにあるとびらをあけると……?

もぐらけんせつ応援コメント


もぐらけんせつ応援コメント2

読者の声

読者さま

毎日のように読んで親子で一緒に大ファンです。(33歳・女性)

2歳の子どもが働く車、特に工事関係の車が好きだったため購入しました。読んでみると、大人でも楽しむことができ、ドングリがあふれてくる場面では、思わず笑ってしまいました。毎日のように読んで親子で一緒に大ファンです。また、購入したものはサイン本だったので一生の記念になります。ありがとうございます。
読者さま

迫力のある工事車両のイラストに子どもたちもクギ付け。(小学校教員・60歳・女性)

迫力のある工事車両のイラストに子どもたちもクギ付け。小学1年生の「はたらくくるま」単元の時に紹介してもいいと思います。
読者さま

クスッと笑えて面白かったです!(4歳・女性)

幼稚園からの冬休みにおすすめのチラシで、本人が選び、購入しました。はたらく車が大好きで、色々な工事の車が出てきて、楽しかったです。お話自体もクスッと笑えて面白かったです!
読者さま

もぐらさんたちも、シリーズ化してどんどん建設してください!!(58歳・女性)

「もぐらけんせつ」の従業員は、みんなそれぞれ持ち場があって頑張ってますね。そもそも私は、小さい人たちが集団になっているものに弱くて…もぐらさんたちも、シリーズ化してどんどん建設してください!!
読者さま

読みきかせると、真剣にずっと聴いてくれていました。(36歳・女性)

はたらく車が大好きな息子のために購入しました。店頭で見つけたときは、大きな声を出して喜んでました。そしてずっと離しませんでした。(笑)読みきかせると、真剣にずっと聴いてくれていました。
読者さま

興味津々です。(42歳・女性)

のりもの好きな息子(4歳)ですが、重機車両をくわしく見たのは初めてでした。何がどんな仕事をするのか、自分で重機シールを貼っておはなしを作ったり楽しそうでした。次はだれのおうちをつくるの?と興味津々です。
読者さま

大人が「ふふっ」と笑える内容で大満足です。(32歳・女性)

『はたらくのりものえほん』が大好きな息子に次のステップのはたらく車が登場する絵本を読んであげたいと思い、手にとりました。絵のタッチがあたたかく、細部まで設定があり、大人が「ふふっ」と笑える内容で大満足です。次はどの動物のおうちができるのか楽しみです。
ちょうどマイホームを建設したところだったので、親近感もわきました。
読者さま

息子が一目ぼれして買いました。(49歳・女性)

はたらくくるまが、すごく細かく描かれていて、息子が一目ぼれして買いました。どんぐりのこうずいでは親子で大爆笑しました!絵のタッチがなんとも言えない味のある感じがじわっときます!笑
読者さま

働く車が大好きな4才孫のために新聞で紹介されているのを見て、すぐ書店で求めました。(69歳・女性)

働く車が大好きな4才孫のために新聞で紹介されているのを見て、すぐ書店で求めました。「お母さんのお腹の中にぶどうちゃんがいるの!」と楽しみにあかちゃんを待っていたのですが、産まれてみると「かわいい!」「さびしい!」があって気持ちが不安定に。絵本を読んでもらうのも大好きなのでそばに来た時はゆっくり読んであげようと思います。
読者さま

色使いが美しく、絵の感じがとても気に入っています。(31歳・女性)

建設業に従事する実家に少しでも親しみを持ってもらおうと子供に購入しました。 色使いが美しく、絵の感じがとても気に入っています。 また、工程管理や工事報告書など、建設業界を知っている方が書かれたような具体的で実用的な言葉も書いてあり、面白いと感じました。
読者さま

すぐに気に入って買いました。(40歳・女性)

動物と建設重機が大好きな3歳男の子にぴったりな本でした。本屋さんで見つけて、すぐに気に入って買いました。
読者さま

書店で立ち読み、即買いました!(女性)

昔、息子たちが工事車両を飽きず眺めていたことを思い出しました。作者の方の重機愛が満ちあふれていて、同じ趣向の子どもたちの心をわし摑みにするだろうな〜と羨ましく思いました。(自分も絵本を描いているので…)小学生男子の描く絵のような味のある温かみのあるショベルカーなどの描き方もすてきですし、細部の描き込みにも説得力がありました。
ドババドババドバババーで木が傾いた理由が明かされ、りすの習性に基づいたものと納得。お話も上手いなーと感じさせられました。書店で立ち読み、即買いました!
読者さま

子どもの想像力を高めるものです。(63歳・男性)

いつも楽しい絵本ありがとうございます。大阪(堺)の認定こども園の園長です。りすさんいっかの依頼をリアルなもぐら建設が、リニューアルして行くストーリーは、現実的でありながら、子どもの想像力を高めるものです。もぐらけんせつの歌も良いし、なかまたちを説明しているのもおもしろい。このキャラクター(説明)で絵本の深さ(重み)が増しています。是非、このシリーズ化をお願いします。

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書評

小さい彼らのでっかい仕事 母のひろば711号(2023年8月15日発行)
 長崎真悟さんとの出会いは4年前に遡る。当店で開催していた展示に来てくださった際、見せていただいた恐竜の絵のダイナミックな姿に驚き、翌年には絵本の刊行にあわせ個展「はたらくきょうりゅう」を開催した。
 さて、今回の登場人物はもぐらとりすである。りすの一家が暮らす家が傾いてしまい、それをもぐらたちに直してほしいのだそうだ。長崎さんは恐竜の絵のイメージが強かったので、最初は「随分小さな生きものになったな」と思ったが、本を開いてみるとその印象は見事に覆された。「もぐらけんせつ」のある土の中から、地上、そして木の上まで、次々と視点を変えながら、パワフルに物語が進んでいく。長崎さんが得意とする働く車たちは、やはり今回も躍動していた。クレーン車、ショベルカー、ブルドーザー……。その迫力ある見た目や力強い動きは、生き生きとした恐竜の姿のようにも見えてくる。
 そして忘れてならないのは「もぐらけんせつ」の作業員たち。それぞれの役割をこなしながらテキパキと仕上げていく様子は見事の一言。チームワークは抜群だ。皆が自分の仕事に誇りと情熱を持っている。そして、壊しては建て、建てては壊してが当たり前の風潮の中で、今あるものを活かしてより良いものをつくる、気骨ある彼らのような存在は頼もしく思えるのだ。
 長崎さんが描き出したワンダーランド。この小さな世界は、働く誰かとその仕事への大きな愛とエールに満ちている。
こばりたかし/ひるねこBOOKS店主

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