童心社の絵本

ウミガメものがたり

鈴木まもる 作・絵

だれもいない夏の夜のすなはま。海の中からなにかがやってきました。ウミガメのお母さんがたまごを生みにきたのです。生まれた子ガメたちは、ちいさなひれをパタパタさせて、あかるいほうをめざしてゆきます。そのさきには……ひろいひろい海があるのです。壮大な自然の旅のはじまりです。日本から一万キロはなれたカリフォルニアをめざして。
厳しくも豊かな自然を生きるウミガメの成長を描いた物語。

  • 厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財(2017年)
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 初版:2016年5月15日
  • 判型:B5変型ワイド判/サイズ:25.1×25.6cm
  • 頁数:32頁
  • 4・5歳~
  • ISBN:978-4-494-00520-8
  • NDC:487

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内容説明

だれもいない夏の夜のすなはま。海の中からなにかがやってきました。ウミガメのお母さんがたまごを生みにきたのです。生まれた子ガメたちは、ちいさなひれをパタパタさせて、あかるいほうをめざしてゆきます。そのさきには……ひろいひろい海があるのです。壮大な自然の旅のはじまりです。日本から一万キロはなれたカリフォルニアをめざして。
厳しくも豊かな自然を生きるウミガメの成長を描いた物語。

読者の声

読者さま

「ウミガメものがたり」感想(70代・男性)

すばらしい絵がページごとに現れて2000キロの命の旅にすいこまれます。
子どもたちがシーンとなって、見てきいてくれました。
「だれにも教わらず」に育っていく命…。子育てで忘れてはならない大切な言葉だと思います。

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 暗い夜の砂浜。ウミガメのお母さんが卵を産んで、そこからかわいい子ガメたちがはい出して大海原にむかうというのは、ニュースや本などで、よく見慣れた光景です。「あの小さな子ガメは、どこに行き、どんなものを食べて、どんな暮らしをして、あんな大きなカメになるのだろう?」という疑問と、心の中にあった2つのエピソードがまざりあって、この絵本を描きたくなりました。

 新しい生命を産むために、太平洋を横断して産まれた砂浜に戻ってくるウミガメ。南の島から鳥の巣を作るためにやってくる渡り鳥。どちらも、誰に教わるわけでもなく、地球という大きな自然の中で、自分の本能の力を信じて、自分の生きる場所を見つけて生きています。そんな力を、きっとぼくたち人間も持っているはずです。
鈴木まもる/絵本作家(著者)

書評

子どもと読書 2016年9,10月号
さぴあ 2016年7月号
月刊クーヨン 2016年8月号
子どものしあわせ 2016年7月号
この本読んで! 2016秋号
NHKラジオ『マイあさラジオ「落合恵子の絵本の時間」』 2016年7月2日放送
中国新聞朝刊 2016年6月28日
伊豆新聞 2016年6月22日
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