童心社の絵本

ワイドな画面を大きく活かし、ダイナミックな絵で展開する、ストーリー性ゆたかな絵本シリーズ。各賞受賞作品をはじめ、話題作ぞろい。

  • 判型:B5変型ワイド判
  • 頁数:各36~48ページ
  • NDC:913

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内容説明

ワイドな画面を大きく活かし、ダイナミックな絵で展開する、ストーリー性ゆたかな絵本シリーズ。各賞受賞作品をはじめ、話題作ぞろい。

花見じゃ そうべえ

童心社の絵本じごくのそうべえシリーズ

花見じゃ そうべえ

たじまゆきひこ

虫歯だけでなくよい歯まで抜いてしまった 歯ぬき師のしかい。
綱渡りの最中に綱から落っこちてしまった 軽業師のそうべえ。
そうべえが手遅れだと誤診してしまった 医者のちくあん。

「みんな!! しゅぎょうを するのじゃ!
お山の雪もとけて、春の花が さきはじめておる」

修行が足りないできそこないの3人を連れて、山伏のふっかいが向かった先は……。

「そうべえ」シリーズ7作目。

  • 4・5歳~
  • 2024年2月20日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
こぎつねコンとこだぬきポン

童心社の絵本

こぎつねコンとこだぬきポン

松野正子 文/二俣英五郎

こっちの山にはコン、むこうの山にはポン。二人とも友だちがほしくてたまりません。

  • 3歳~
  • 1977年9月1日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
じごくのそうべえ

童心社の絵本じごくのそうべえシリーズ

じごくのそうべえ

たじまゆきひこ

「とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ、一世一代のかるわざでござあい。」綱わたりの最中に、綱から落ちてしまった軽業師のそうべえ。気がつくと、そこ は地獄。火の車にのせられ、山伏のふっかい、歯ぬき師のしかい、医者のちくあんと三途の川をわたってえんま大王の元へ。4人はふんにょう地獄や、針の山、熱 湯の釜になげこまれ、人を食べる人呑鬼にのみこまれます。そうべえたちははたして生き返ることができるのか、あとは読んでのお楽しみ。

桂米朝の高座で名高い上方落語の「地獄八景亡者戯」(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)を題材に、関西弁を駆使して描く、スケールの大きな落語絵本で す。第一回絵本にっぽん賞を受賞した、ユーモラスなストーリーが子どもたちに大人気のロングセラー絵本。

  • 3歳~
  • 1978年5月1日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
にちよういち

童心社の絵本

にちよういち

西村繁男

高知市の伝統的な日曜市の風俗を、克明に描きあげた力作の絵本。

  • 4・5歳~
  • 1979年9月15日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み
あつおのぼうけん

童心社の絵本

あつおのぼうけん

田島征彦吉村敬子

養護学校四年生のあつおは、漁師の子の友情にささえられ、海を渡って沖の小島へ初めての冒険に出た。

  • 3歳~
  • 1983年5月5日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
なきむしようちえん

童心社の絵本

なきむしようちえん

長崎源之助 作/西村繁男

新入園生のみゆきちゃんは、ないてばかりいます。でも、うさぎややぎもいて、だんだんなれてきます。

  • 4・5歳~
  • 1983年11月20日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
そうべえごくらくへゆく

童心社の絵本じごくのそうべえシリーズ

そうべえごくらくへゆく

たじまゆきひこ

またまた地獄いきになってしまいまった軽業師のそうべえと、医者のちくあん、山伏のふっかいの3人。今度はふんにょう地獄におとされますが、えんま大王をふんにょう地獄に引きづりこんで、3人はまんまと、地獄と隣あわせの極楽に入りこみます。極楽に来られてうかれてさわぐ3人を見かねて、あみださまが注意をしますが、3人はラッパや三味線、鼓をたたいておおさわぎ。おこったあみださまにつかまって、地獄に送ってやると牢屋に入れられてしまいます。牢屋では、極楽で絵を描いた罪でつかまったという絵描きのゆきえもんと一緒になり、4人は牢屋をぬけでます。あみださまたちが花の蜜を飲んでいる宴会へ入り込んだ4人。ゆきえもんの作った美しい花の酒を飲んだあみださまたちは、愉快になってそうべえたちとおどりだして……。

『じごくのそうべえ』の続編となるシリーズ第2作。本作では、極楽を舞台に、そうべえたちが作者の分身(?)絵描きのゆきえもんとともに、掟で縛られた退屈な極楽を、愉快痛快に大暴れします。最後にはあみださまも、えんま大王も踊り出し、地獄も極楽もごっちゃになった、無礼講の大団円を迎えます。

テンポのよい関西弁の語り口調を、落語家や講談師になった気分で、ぜひ楽しんでいただきたい作品です。お父さんの読み語りにもおすすめです。

  • 3歳~
  • 1989年10月20日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
でんでんだいこいのち

童心社の絵本

でんでんだいこいのち

今江祥智 文/片山健

男の子の耳の奥に鳴りひびく忘れられない三つの音の物語。ダイナミックな絵本。

  • 4・5歳~
  • 1995年6月15日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
てっぽうをもったキジムナー

童心社の絵本

てっぽうをもったキジムナー

たじまゆきひこ

太平洋戦争末期、地上戦のはじまった沖縄。病気で歩けない少女さちこは、激しい砲火の中で祖母を失い、ひとりぼっちになってしまいます。意識をうしなったさちこを助けたキジムナー、その正体は……。沖縄戦・基地へと、沖縄で戦中、戦後に何がおき今に続いているのか問いかける、平和を願う絵本。

  • 3歳~
  • 1996年6月23日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
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コバンザメのぼうけん

童心社の絵本

コバンザメのぼうけん

灰谷健次郎 文/村上康成

「もっとセケンを知らなくちゃ」と、なかよしのクジラにいわれたコバンザメは、セケン探しの旅に…。

  • 3歳~
  • 1996年7月10日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
はらっぱ 戦争・大空襲・戦後…いま

童心社の絵本

はらっぱ 戦争・大空襲・戦後…いま

西村繁男 画/神戸光男 構成・文

原っぱは子どもの天国だ。戦中、戦後の原っぱを舞台に遊びと環境の移りかわりを克明に描く。

  • 4・5歳~
  • 1997年2月20日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
そうべえまっくろけのけ

童心社の絵本じごくのそうべえシリーズ

そうべえまっくろけのけ

田島征彦

とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ、一世一代のかるわざでござい。
そうべえのかるわざを見たうさぎ男から、そうべえは、病をわずらった空の上に住むえらいお方をなぐさめてほしいと頼まれます。うさぎ男と高い山へのぼったそうべえと医者のちくあん。うさぎ男が懐から豆を取り出し、山頂に植えたとたん「びゅーん」。豆は大きなつるとなり、空のはるか上へ。空へと続くつるをのぼると、そこにいたのはなんとお月さま。ちくあんが、病気のお月さまを診察していると、自分ならば病気を治せると、山で修行していたという山伏のふっかいが現れます。空の上では星座たちが大ゲンカをしていました。星をたべる怪物・暗黒星雲に、ふたご座が星くずを取り上げられ、ケンカしているというのです。ふたご座のケンカで星座たちがイライラしてしまい、お月さまも病気になっていたのでした。星をおとそうとしていたそうべえたちは、にじの弓といかずちの矢で暗黒星雲に立ち向かいますが……。

かるわざしのそうべえ、山伏のふっかい、医者のちくあんのいつもの仲間が、地獄、極楽に続き、空の上の天の川で活躍する「じごくのそうべえ」シリーズ第3作です。

  • 3歳~
  • 1998年7月1日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
ななしのごんべさん

童心社の絵本

ななしのごんべさん

田島征彦吉村敬子

太平洋戦争のさなか、脳性まひのもも子に心よせるふたごの兄弟たちの生活にも戦争の影が。ある夜,空襲警報が鳴りひびいて…。

  • 小学1・2年~
  • 2003年6月1日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
なんででんねん天満はん 天神祭

童心社の絵本

なんででんねん天満はん 天神祭

今江祥智 ぶん/長新太

日本三大祭の一つ、大阪・天神祭の由来と熱気を、少年の目を通じて伝える大型絵本。
気迫のこもった華麗な絵が心をゆさぶる。

  • 4・5歳~
  • 2003年6月10日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
とくべえとおへそ

童心社の絵本

とくべえとおへそ

桂文我 文/田島征彦

大うなぎをつりあげたとくべえは、うなぎと一緒に空へ。出会ったかみなりのゴロゾウと王様のいる月宮殿へ行くと、人間のへそを……。

  • 4・5歳~
  • 2004年5月20日初版
  • 定価1,870円 (本体1,700円+税10%)
  • 立ち読み
どろんこそうべえ

童心社の絵本じごくのそうべえシリーズ

どろんこそうべえ

たじまゆきひこ

「とざい、とうざい」一世一代の綱わたりに、またも綱から落ちてしまったかるわざしのそうべえ。間一髪、山伏のふっかい、歯ぬき師のしかい、医者のちくあんの三人に命を助けられ、のんで食べての大宴会に。それをみていたオケラが数をかぞえると、そうべえたちは子どもになって地底の世界へ吸い込まれてしまいます。そうべえたちは、ミミズの結婚式をじゃまするモグラを捕まえてほしいと頼まれますが…。

  • 3歳~
  • 2007年1月23日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
海からきたおじちゃん 改訂版

童心社の絵本

海からきたおじちゃん 改訂版

織茂恭子

「おじちゃん、おじちゃんは どっから きたんだ。」「……そうだな、海のむこうからだ。」父親をなくし、母親の民宿を手伝うぼくのところにやってきた”おじちゃん”。海辺の民宿を舞台に、少年と船乗りのいきいきとした心の交流を描くひと夏の物語。

  • 4・5歳~
  • 2010年6月10日初版
  • 定価1,870円 (本体1,700円+税10%)
  • 立ち読み
そうべえ ふしぎなりゅうぐうじょう

童心社の絵本じごくのそうべえシリーズ

そうべえ ふしぎなりゅうぐうじょう

たじまゆきひこ

船にのったそうべえたち四人は、ふか(サメ)にみいれられて海の底の竜宮城へ行くことになります。竜宮城では飲めや歌えの大騒ぎ。ところが、乙姫様はじつはふかの化け者で、そうべえたちは太らされて食べられる寸前。逃げ出すと、浦島太郎も乙姫様もだまされてよれよれになっています。さて、おなじみそうべえたちの大活躍で、竜宮城はどんなことに??? 桂米朝の上方落語「小倉船」「兵庫船」をもとにした、奇想天外な田島征彦の絵本。

  • 3歳~
  • 2011年6月9日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
にしきのなかの馬

童心社の絵本

にしきのなかの馬

やえがしなおこ 作/つかさおさむ

むかし。あやのもとに、一頭の子馬がやってきました。ふたりはいつも一緒に過ごしていたけれど、ある日突然、離ればなれに。あやは馬を探すことを決意します。すると夢の中で……。やえがしなおこによる本格創作民話。東北の村を舞台に、馬と少女のはかない愛の物語。物語全体が悲しみの雰囲気に包まれている中、一途に生きようとする主人公〈あや〉を、司修が幻想的にしかし力強く描き出す。

  • 4・5歳~
  • 2015年3月10日初版
  • 定価1,870円 (本体1,700円+税10%)
  • 立ち読み
そうべえときじむなー

童心社の絵本じごくのそうべえシリーズ

そうべえときじむなー

たじまゆきひこ

寒いのでたき火をしているそうべえたち。気球を作って暖かい南の国へ行こうとしたが燃やすものがなくなって危機一髪!助けてくれたのはきじむなー。渡してくれたのは隠れ蓑。これ幸いと、お百姓さんの弁当を盗み食いする4人。怒ったきじむなーは隠れ蓑を燃やしてしまうが、そうべえたちはその灰を体中にぬって婚礼の宴会へしのびこみ……。琉球の人たちの優しさにふれたそうべえたち。「わてら なにわのきじむなー」

作中に登場する「ウチナーグチ」(沖縄の方言)の解説はこちら

  • 3歳~
  • 2018年5月31日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
やんばるの少年

童心社の絵本

やんばるの少年

たじまゆきひこ

沖縄県やんばるの森には、ここにしかいない鳥や虫などがたくさんいます。ぼくと弟げんたと、友達のハルコは、川でうなぎをとったり、バンシルーの木にのぼって実を食べたりする仲良し。そんなある日、オスプレイのヘリパッド建設が始まって、森の木すれすれにオスプレイが滑空するようになりました。ハルコの家族は、引っ越すことになって…。
森に暮らす子どもの視点から、静かで安全な暮らしを奪われる不条理さを描いた力作。

  • 小学3・4年~
  • 2019年5月20日初版
  • 定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
  • 立ち読み
みどりのほし

童心社の絵本

みどりのほし

林木林 作/長谷川義史

なんだかつまんない日、ぼくはふと、テーブルの夏みかんをみる。「あっ、なつみかんのてっぺんに、みどりのほし、みぃつけた」やさいにも花にもみつけた、みどりのほし、ほし、ほし! 葉っぱのながれぼしを追いかけて走ったぼくは、草の上で大の字になってともだちと手をつなぐ。ぼくたちはみんなほしのこども…。
林木林さんのみずみずしい言葉と、長谷川義史さんののびやかな絵で描かれる、小さな発見から大きく広がる心の世界。

  • 3歳~
  • 2020年7月10日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
なきむしせいとく

童心社の絵本

なきむしせいとく

たじまゆきひこ

《沖縄に40年以上通い続けてきた著者が描く「沖縄戦」》

ここは1945年の沖縄。ぼくの名前は「せいとく」です。
いつも泣いているので、みんなから「なちぶー」とよばれています。
父に続き、兄も兵隊となり、ぼくは母と妹の3人で、南へ逃げることになりました。

絵本作家・田島征彦は、40年以上取材を重ね、これまでにも「沖縄の絵本」を描いてきました。
(『とんとんみーときじむなー』[1987年]『てっぽうをもったキジムナー』[1996年]『やんばるの少年』[2019年、いずれも童心社・刊])

本作では、長年の取材の集大成として、真っ正面から「沖縄戦」を描きます。

  • 小学3・4年~
  • 2022年4月30日初版
  • 定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
  • 立ち読み