童心社の絵本

ななしのごんべさん

田島征彦吉村敬子

太平洋戦争のさなか、脳性まひのもも子に心よせるふたごの兄弟たちの生活にも戦争の影が。ある夜,空襲警報が鳴りひびいて…。

  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 初版:2003年6月1日
  • 判型:B5変型ワイド判/サイズ:25.1×25.6cm
  • 頁数:40頁
  • 小学1・2年~
  • ISBN:978-4-494-01237-4
  • NDC:913

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内容説明

太平洋戦争のさなか、脳性まひのもも子に心よせるふたごの兄弟たちの生活にも戦争の影が。ある夜,空襲警報が鳴りひびいて…。

読者の声

読者さま

子供の目線で(42歳・女性)

子供の目線で描かれていて、戦争のさ中の悲惨な状況もさらりと表現されている。関西弁の語り口でほのぼのとしたなごやかさをもつ反面、最後の場面では戦災によってすべてをひきさかれた辛さが胸をうつ。
読者さま

平和を(44歳・女性)

平和を考えさせられる一冊。
読者さま

関西弁の絵本(39歳・女性)

関西弁の絵本をいっぺんにこんなにぎょうさん読んだんははじめてです。
まぁ、大阪弁標準語化計画もゴールはすぐそこ♪
読者さま

人間の強さを感じた(38歳・女性)

戦時中の重い内容なのに双子のキャラクターで笑いをさそい、関西弁を使っているので親しみやすかった。桃子に人間の強さを感じた。次男は「じごくのそうべい」が大好きなので同じユーモアを感じながら戦争の悲惨さを十分受けとめていた様です。まだ3才の娘は、内容を理解できているとは思えないのですが、何度も読んでくれとせがみます。名無しのごんべさんの表現があまりにぴったりでとても悲しく思いました。
読者さま

普通の生活が突然失われてしまう怖さ(41歳・女性)

田島先生の絵はかわいらしいのになぜかせつなくなります。戦争が遠い昔になってしまった今、自分の子供には映画で見る美化された戦争ではなく普通の生活が突然失われてしまう怖さを知ってほしくて購入しました。

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