おかあさんとみる性の本

ふたりのはなし

在庫僅少

山本直英 さく/和歌山静子

むかし神様がはじめてつくった人間は、女と男が背中あわせでくっついた姿をしていて、アンドロギュノスと呼ばれていました。

4本の足でドタバタ走り回り、4本の手でいたずらし、二つの口でうるさくしゃべるアンドロギュノスを神様は注意しますが、ちっとも静かになりません。怒った神様は、アンドロギュノスを背中で切り離して、それぞれひとりぼっちの女と男に変えてしまいます。

女と男は、それぞれかつて自分と一緒だった人に会いたいと、相手をさがすようになりますが……。

古代ギリシャの哲学者プラトンが描いた『饗宴』を原典に、女の人と男の人がどうして一緒に暮らすようになったのか、どうしてお互いを大切に思うのか、愛とロマンをこめた寓話として描いた絵本。

同じシリーズの、出産・性交などの科学的な知識とともに、受け継いだ自分の命のかけがえのなさを描いた『ぼくのはなし』、プライベートゾーンや自分の体と心を守ることの大切さを描いた『わたしのはなし』もぜひあわせてお読み下さい。

  • SLA選定/JLA選定
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 初版:1992年10月20日
  • 判型:B5変型判/サイズ:20.7×22.2cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-00153-8
  • NDC:367

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内容説明

むかし神様がはじめてつくった人間は、女と男が背中あわせでくっついた姿をしていて、アンドロギュノスと呼ばれていました。

4本の足でドタバタ走り回り、4本の手でいたずらし、二つの口でうるさくしゃべるアンドロギュノスを神様は注意しますが、ちっとも静かになりません。怒った神様は、アンドロギュノスを背中で切り離して、それぞれひとりぼっちの女と男に変えてしまいます。

女と男は、それぞれかつて自分と一緒だった人に会いたいと、相手をさがすようになりますが……。

古代ギリシャの哲学者プラトンが描いた『饗宴』を原典に、女の人と男の人がどうして一緒に暮らすようになったのか、どうしてお互いを大切に思うのか、愛とロマンをこめた寓話として描いた絵本。

同じシリーズの、出産・性交などの科学的な知識とともに、受け継いだ自分の命のかけがえのなさを描いた『ぼくのはなし』、プライベートゾーンや自分の体と心を守ることの大切さを描いた『わたしのはなし』もぜひあわせてお読み下さい。

読者の声

読者さま

絵本から勉強したい(37歳・女性)

今、性教育に興味があり、また絵本から勉強したいと思っていたところ、山本直英さん作で、とてもわかりやすい絵本を見つけました。内容は、大人がきちんと理解して子供に読み聞かせたいと思います。
読者さま

大切な人をこんな風に探してほしい(30歳・女性)

大人の私でも、そうなんだー、そうだったんだーと夢のもてる楽しいお話でした。子供にも大切な人をこんな風に探していってほしいと思います。

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