2023.05.09

<いま、読みたい絵本>5月14日(日)は 母の日。 おかあさんになった喜びをあたたかく描く『おかあさんがおかあさんになった日』

「わたしは、ぼくは、どうやって生まれたの?」
「おかあさんは、どんなふうにしておかあさんになったの?」
はじめてわが子の産声を聞いたあの瞬間を、お子さんにどう伝えていますか?

今日は、期待と不安でむかえるはじめての出産の1日を描いた、人気ロングセラー絵本をご紹介します。
今年7月に、おかげさまで刊行から30年をむかえます。


予定日がとっくにすぎたのに、あかちゃんがなかなか生まれないので、おかあさんは病院に入院することになりました。


あかちゃんは元気なので心配しないですこし運動するよう、お医者さんに言われて、おかあさんは病院の中を散歩します。

「元気に育ってほしいなあ」
「病気やけがにも気をつけなければ……」
病院の中を歩きながら、おかあさんは、生まれてくるあかちゃんのことを考えます。

お昼寝のあと、シャワーをあびると、あかちゃんも気持ちいいのか
「ピクピク、トントン」大きなおなかの中で動きます。
病院の中には、母親・父親学級もあって、あかちゃんを育てる勉強もします。

病院で歩いているうち、ギューッとおなかがいたくなってきました。
緊張と不安の中、赤ちゃんを産むための部屋に入ります。
おとうさんも病院にかけつけ、おかあさんをはげまします。
そして、いよいよあかちゃんが生まれる時がきて……。



「あなたのおかげで、わたしはおかあさんになれたのよ」
温かく語りかけるような文と、優しい絵で、生まれてきたあかちゃんへの思いと、おかあさんになれた喜びがあたたかく伝わってきます。

母の日を前に、お子さんが生まれたあの日の喜びやドラマを、どうぞご家族で語り合ってください。
1・2歳の小さなお子さんからお楽しみいただいているロングセラー絵本です。
32ページ(長野ヒデ子・作)


■長野ヒデ子さん『おかあさんがおかあさんになった日』刊行30年記念インタビュー
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2956

■インタビュー動画
https://youtu.be/4iSA2z8n3K0

姉妹作に『おとうさんがおとうさんになった日』『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』もございます。

おかあさんがおかあさんになった日

絵本・こどものひろば

おかあさんがおかあさんになった日

長野ヒデ子 さく

「あなたがうまれた日のこと……」
期待と不安でむかえる、はじめての出産。
あかちゃんがうまれ、はじめてお母さんになるまでの1日を描いたロングセラー絵本。
「あなたのおかげで、わたしはおかあさんになれたのよ」
あたたかく語りかけるような文と、優しい絵で、うまれてきたあかちゃんへの思いと、おかあさんになれた喜びがあたたかく伝わってきます。

小さなお子さんにもわかりやすい、語りかけるような文章です。
「わたしは、ぼくは、どうやってうまれたの?」
絵本をきっかけに、お子さんがうまれたあの日の喜びを、どうぞご家族で語り合ってください。

姉妹作に『おとうさんがおとうさんになった日』『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』もございます。

  • 3歳~
  • 1993年7月15日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み