2020.07.20

2020年7月18日土曜日の朝日新聞夕刊「惜別」にて、田畑精一さんの記事が掲載

先月7日に89歳でご逝去された絵本作家の田畑精一さん。
2020年7月18日土曜日の朝日新聞夕刊「惜別」にて、田畑精一さんの記事が掲載されました。
記事では『おしいれのぼうけん』の絵の制作にあたって保育園に「入園」したエピソードや、原点にあった戦争体験、そして「日中韓平和絵本シリーズ」の自伝的作品『さくら』などが紹介されています。
ぜひご覧ください。

こちらの朝日新聞デジタルでも記事をご覧いただけます。(閲覧には会員登録が必要です。)
https://www.asahi.com/articles/DA3S14554131.html
おしいれのぼうけん

絵本・ぼくたちこどもだ

おしいれのぼうけん

ふるたたるひたばたせいいち

お昼寝前に、ミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生に叱られておしいれに入れられてしまいます。そこで出会ったのは、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんでした。
ふたりをやっつけようと、追いかけてくるねずみばあさん。でも、さとしとあきらは決してあきらめません。手をつないで走りつづけます―。80ページものボリュームがありながら、かけぬけるように展開するふたりの大冒険。1974年の刊行以来多くの子どもたちが夢中になり、版を重ねてきました。累計239万部を超えるロングセラー絵本。

  • 3歳~
  • 1974年11月1日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み
さくら

日・中・韓平和絵本

さくら

田畑精一

桜の花咲く春に生まれたぼく。その年に侵略戦争が始まり、教科書も新聞も戦争の色にぬりかえられました。ぼくも桜の花のように散れ、散れと教えられます……。しかし、戦争が終わり、父を失い、多くの人が亡くなり、家族の生活は悲惨さを極めます。大人になったぼくに、桜の老木が語りかけます。「戦争だけはぜったいにいかん!」と。
日本の絵本作家が呼びかけ、中国、韓国の絵本作家とともにつくる、「日・中・韓平和絵本シリーズ」の1冊。

  • 小学1・2年~
  • 2013年3月26日初版
  • 定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
  • 立ち読み
日・中・韓平和絵本

日・中・韓平和絵本

日本・中国・韓国の絵本作家が手をつなぎ、子どもたちにおくる平和絵本シリーズ。

平和を願う3か国の絵本作家が国を超えて交流を重ね、平和と戦争について、命について、様々な視点から描いた絵本。歴史と向き合い、考え、人と手をとりあって未来を切り開いていく力を育みます。

  • 小学1・2年~
  • 2018年3月23日初版
  • 揃定価21,505円 (本体19,550円+税10%)