2015年度定期刊行紙しばい ともだちだいすき

カヤネズミのおかあさん

カヤネズミのおかあさん

立ち読み

カートにいれる

キム・ファン 脚本/福田 岩緒

カヤネズミは、ススキの葉っぱをほそくさき、まるくあんで巣をつくり、子そだてをします。でも子そだてはきけんがいっぱいです! カヤネズミの巣作りと子育てを描く紙芝居。

  • 第54回五山賞
  • 定価2,052円 (本体1,900円+税)
  • 初版:2015年8月1日
  • 判型:B4判/サイズ:26.5×38.2cm
  • 頁数:12場面
  • 4・5歳~
  • ISBN:978-4-494-09213-0

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推薦のことば

保育の友 第64巻第13号 2016年11月1日 えほんかみしばいのひろば 紙しばいを演じよう
紙芝居文化推進協議会 江森隆子

書評

小さな体でも強くたくましいカヤネズミのおかあさん 2016年6月30日
 濃い緑色に覆われた夜のヨシ原に、小さなカヤネズミのおかあさんがやってきました。もうすぐ生まれてくる赤ちゃんのための巣づくりをしに。 鋭い前歯で細かくさいた葉っぱをからみ合わせ、だれにも見つからないように工夫しながら作り上げます。そして、元気な6匹の赤ちゃんが無事生まれました。しかし大変なのはこれからです。モズやイタチが獲物をさがしにやってくるからです。おかあさんは危険を感じ、夜のうちに子どもたちを連れて別の場所へ。そこへ「ふっふっふ。まちがいない。このにおいは、カヤネズミだな」と、ヘビがにゅーっと現れます。 紙芝居を見ている子どもたちは、はらはらどきどき。ヘビの登場に、「あぶない!」と声をかける程に、臨場感があります。 最後は、おかあさんの気転で助かったカヤネズミたちに、みんなもほっとします。 地上1メートルにも満たない小さな世界ですが、懸命に子を守ろうとするカヤネズミのおかあさんの姿には、私たち人間も学ぶことがたくさんあります。巣づくりから出産、子育て、襲いかかる生き物から子どもたちを守る知恵と行動力。一生懸命に生きている命に、観客も素直に「がんばれ、カヤネズミ」と声をかけたくなります。
橋村 孝子/みやがわ書店店長・紙芝居ピッポの会会員