単行本図書

本の力
私の絵本制作秘話

酒井京子

多くの優れた絵本・紙芝居を生み出してきた編集者であり、現童心社会長である酒井京子が、数々の傑作がいかにして誕生したかを生き生きと語る。作家・画家、そして新人編集者が格闘し三位一体となって、3年がかりでつくりだした『おしいれのぼうけん』。社内の強い反対と闘いながら出版、大ヒットとなった「14ひきのシリーズ」──本を創るとはどういうことなのか。クリエイター達の熱い思いがまざまざと伝わってくるエッセイ。

  • 全国学校図書館協議会選定
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 初版:2021年6月22日
  • 判型:四六判/サイズ:19.4×13.2cm
  • 頁数:126頁
  • 一般~
  • ISBN:978-4-494-01740-9
  • NDC:914

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内容説明

多くの優れた絵本・紙芝居を生み出してきた編集者であり、現童心社会長である酒井京子が、数々の傑作がいかにして誕生したかを生き生きと語る。作家・画家、そして新人編集者が格闘し三位一体となって、3年がかりでつくりだした『おしいれのぼうけん』。社内の強い反対と闘いながら出版、大ヒットとなった「14ひきのシリーズ」──本を創るとはどういうことなのか。クリエイター達の熱い思いがまざまざと伝わってくるエッセイ。

読者の声

読者さま

熱意、言葉選びの真剣さが伝わってきた。(75歳・男性)

作者が子どもに伝えたいもの、それを届ける為の熱意、言葉選びの真剣さが伝わってきた。また、本が完成するまでの編集者のご苦労に感心した。
読者さま

一冊の本に込める愛情、希望が伝わってきました。(69歳・女性)

本の成り立ちがわかりました。楽しくあっという間に読めました。一冊の本に込める愛情、希望が伝わってきました。図書館での読み聞かせのボランティアをしています。これまで以上に気持ちが込められるような気がします。
読者さま

一冊の絵本ができるまでに、本が一冊できそう(女性)

伊東市の講演時に購入、サインも頂きました。恥ずかしながら、本が出来上がるまでの作者、編集者、絵本なら絵を描く人との三位一体というのを初めて知りました。一冊の絵本ができるまでに、本が一冊できそうですね。先日NHKのサラメシで絵本の印刷所が紹介されていました。形に合わせる印刷。これも感心。絵本の値段に納得。
読者さま

どうしても読んでみたくなり購入しました。(69歳・女性)

「母のひろば」でこの本の紹介があり、どうしても読んでみたくなり購入しました。1960年代後半からの大学生活で絵本・児童書について学びました。作品が出来上がるまでの過程を知り感銘を覚えました。『おしいれのぼうけん』『ダンプえんちょうやっつけた』は子ども達の大好きな作品の中の1つで毎年5才児の子ども達に読んでいます。
読者さま

とてもわかりやすい文章で、本を作り出す情熱が伝わってくる本でした。(69歳・男性)

9月11日の山梨日日新聞の書評欄で、紹介されたこの本を早速ネットでとりよせ、一気に読了いたしました。とてもわかりやすい文章で、本を作り出す情熱が伝わってくる本でした。薄ピンク色の表紙、ちょっと厚手の紙と間に入ったカラーページも感じよく、谷口さんの装画・装幀のすばらしさも感じました。古い時代の出版業界の息吹も感じられ、同世代の人間としてとてもなつかしかったです。
読者さま

編集担当のご苦労、力量が問われることも伝わりました。(72歳・男性)

1冊の絵本をうみだすための関係者のカットウがよくわかりました。このような議論や経過をたどるからこそ、深みのある見ごたえのする作品になるのだと思いました。編集担当のご苦労、力量が問われることも伝わりました。だからこそ、「おしいれ」も「14ひき」も「いないいないばあ」も読みつがれていることに納得!
読者さま

この本を世に送りたいという熱意が何より大切な事もわかりました。(75歳・女性)

この年になるまで数えきれない程の本を読んできたが、いつも 良い本だ などと感動していたのは、作家であった。しかし、酒井さんの『本の力』を読んで、本を世におくり出す事は、作家・さし絵画家・編集者の三位一体の努力と力がなくては出来ないことを知りました。そして、どうしてもこの本を世に送りたいという熱意が何より大切な事もわかりました。
読者さま

新聞で『本の力』の記事があり、さっそく注文しました。(79歳・女性)

私自身、保育の仕事をして『おしいれのぼうけん』のすばらしさを知っていましたが、とても興味を持って作者方々の思いや努力を読み、出来上がるまでのエピソードを知りました。『いないいないばあ』のすばらしさは「読みきかせ」の現場で実感しています。ありがとうございました。
読者さま

読者としても働く女性としても興味深く読ませていただきました。(58歳・女性)

2021年7月10日の毎日新聞に書評が載っていて7月11日に本屋へ...。一気に読みました。自分も2人の娘の子育てをし、保育園にも通わせ、また仕事が小学校教員なので絵本には長くかかわっています。読者としても働く女性としても興味深く読ませていただきました。小学校でもデジタル化が進み今までとは違う学習方法が入っていますが、人と人との真剣な気持ちの交流は変わりませんね。
読者さま

酒井さんの講演会に出席したような気持ちになりました。(59歳・女性)

実際にお会いして、話を聞きたくもなりました。
仕事をするということ、本の力を子どもたちに手渡すということ、やっぱりいいなぁと感じました。

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