2022.06.09

<連載・なんの日?>6月10日は「時の記念日」。『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』

6月10日は「時の記念日」です。
それにちなんで今回ご紹介するのは、絵本『シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる』です。


シルクハットぞくは よなかの いちじに やってくる
こんなに たくさん あつまってても 
あしおと ひとつ きこえない


どこからともなく集まってくる、たくさんの「シルクハットぞく」。
みんな何やらワクワクした表情です。


いっせいに空を飛んだかと思うと、お家の中へと入っていきました。
そして子どもが眠る枕もとに立って……。


おとなも子どももぐっすり眠る真夜中にシルクハットぞくがしているのは、みんながほんの少し幸せな気持ちになれること。
あなたのところにも、今夜シルクハットぞくがやってくるかもしれませんよ。

(おくはらゆめ 作)
シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる

絵本・こどものひろば

シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる

おくはらゆめ

わたしが寝ている間に、そっとふとんをかけなおしてくれるのは、だれ?
 それは山高帽に、マントを着たシルクハットぞく。夜、安心してぐっすり眠れること。眠っている間に、誰かがそっとふとんをかけ直してくれること。
誰かの幸せを願う気持ちを「ちょっとだけ ふとんを かけなおす」しぐさにのせて、ユーモアをちりばめながら伝えます。
読みおえたとき、ほっとした気持ちになれる、ちょっと不思議なおやすみまえの絵本。

  • 3歳~
  • 2012年5月1日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み