2022.04.19

<イベント>3/12『かあちゃん取扱説明書』いとうみくさん×佐藤真紀子さんのトークイベントが行われました!


2022年3月12日 童心社KAMISHIBAIホールにて
5月に7か所で児童劇としての劇団さんぽの公演が予定されている「かあちゃん取扱説明書」。
原作は2013年に童心社より刊行された、小学校中学年向けの読みものです。

3月12日、この公演のプレイベントとして、作者のいとうみくさん、絵を手がけた佐藤真紀子さん、そして担当編集者によるトークイベントが、子ども劇場首都圏主催で行われました。

会場となった童心社のKAMISHIBAIホールには、子どもから大人まで幅広い世代のお客様が集まりました。

会場に貼られたミニポスターは、なんと佐藤真紀子さんが描いたものです。

いとうみくさんの3作目として刊行された『かあちゃん取扱説明書』
いとうみくさんが息子さんと過ごす中でヒントを得たという創作のきっかけや、佐藤真紀子さんが登場人物をどのように描いていったかというエピソードなど、本作にまつわるお話はもちろん、いとうみくさん、佐藤真紀子さんそれぞれのデビュー秘話、作品づくりで大切にしていることなどなど、じっくりと語られました。

こちらのイベントはライブ配信も行われ、当日オンラインで参加していた劇団さんぽのメンバーの方もメッセージを寄せました。

トークイベント終了後、質疑応答とサイン会も行われました。
お客様は『かあちゃん取扱説明書』『糸子の体重計』を手に、いとうみくさん、佐藤真紀子さんとの交流を楽しんでいました。


左:佐藤真紀子さん 右:いとうみくさん

5月に予定されている劇団さんぽの公演スケジュールなど、詳細はこちらをご覧ください。
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2635
かあちゃん取扱説明書

単行本図書

かあちゃん取扱説明書

いとうみく 作/佐藤真紀子

ぼくんちで、一番いばっているのはかあちゃんです。今朝も朝からガミガミうるさくって、ぼくはハラがたちました。かあちゃんにいいたいのは、何日も同じごはんをつくらないでほしいです。さいごに、かあちゃんはすぐ「早く」っていうけれど、ぼくが「早く」っていうとおこるのは、やめてほしいと思います。
……ぼくの作文を読んだ父ちゃんは大笑いして「かあちゃんはほめるときげんがよくなるんだ。とにかくほめること。パソコンもビデオも扱い方をまちがえると動かないだろ、それと同じさ」
扱い方! そうか、扱い方さえまちがえなければ、かあちゃんなんてちょちょいのちょいだ!
哲哉はこうして、かあちゃん取扱説明書を書きはじめたのだが…。

  • 小学3・4年~
  • 2013年5月25日初版
  • 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
  • 立ち読み