シリーズ紹介

じごくのそうべえ

1978年刊行

童心社の絵本

じごくのそうべえ

たじまゆきひこ 作

「」見開き

「とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ、一世一代のかるわざでござあい。」綱わたりの最中に、綱から落ちてしまった軽業師のそうべえ。気がつくと、そこ は地獄。火の車にのせられ、山伏のふっかい、歯ぬき師のしかい、医者のちくあんと三途の川をわたってえんま大王の元へ。4人はふんにょう地獄や、針の山、熱 湯の釜になげこまれ、人を食べる人呑鬼にのみこまれます。そうべえたちははたして生き返ることができるのか、あとは読んでのお楽しみ。

  • 1978年5月1日発売
  • 定価1,650円 (税込)
  • 立ち読み
そうべえごくらくへゆく

1989年刊行

童心社の絵本

そうべえごくらくへゆく

たじまゆきひこ 作

「」見開き

またまた地獄いきになってしまいまった軽業師のそうべえと、医者のちくあん、山伏のふっかいの3人。今度はふんにょう地獄におとされますが、えんま大王をふんにょう地獄に引きづりこんで、3人はまんまと、地獄と隣あわせの極楽に入りこみます。極楽に来られてうかれてさわぐ3人を見かねて、あみださまが注意をしますが、3人はラッパや三味線、鼓をたたいておおさわぎ。おこったあみださまにつかまって、地獄に送ってやると牢屋に入れられてしまいます。牢屋では、極楽で絵を描いた罪でつかまったという絵描きのゆきえもんと一緒になり、4人は牢屋をぬけでます。あみださまたちが花の蜜を飲んでいる宴会へ入り込んだ4人。ゆきえもんの作った美しい花の酒を飲んだあみださまたちは、愉快になってそうべえたちとおどりだして……。

『じごくのそうべえ』の続編となるシリーズ第2作。本作では、極楽を舞台に、そうべえたちが作者の分身(?)絵描きのゆきえもんとともに、掟で縛られた退屈な極楽を、愉快痛快に大暴れします。最後にはあみださまも、えんま大王も踊り出し、地獄も極楽もごっちゃになった、無礼講の大団円を迎えます。

テンポのよい関西弁の語り口調を、落語家や講談師になった気分で、ぜひ楽しんでいただきたい作品です。お父さんの読み語りにもおすすめです。

  • 1989年10月20日発売
  • 定価1,650円 (税込)
  • 立ち読み
そうべえまっくろけのけ

1998年刊行

童心社の絵本

そうべえまっくろけのけ

田島征彦 作

「」見開き

とざい、とうざい。かるわざしのそうべえ、一世一代のかるわざでござい。
そうべえのかるわざを見たうさぎ男から、そうべえは、病をわずらった空の上に住むえらいお方をなぐさめてほしいと頼まれます。うさぎ男と高い山へのぼったそうべえと医者のちくあん。うさぎ男が懐から豆を取り出し、山頂に植えたとたん「びゅーん」。豆は大きなつるとなり、空のはるか上へ。空へと続くつるをのぼると、そこにいたのはなんとお月さま。ちくあんが、病気のお月さまを診察していると、自分ならば病気を治せると、山で修行していたという山伏のふっかいが現れます。空の上では星座たちが大ゲンカをしていました。星をたべる怪物・暗黒星雲に、ふたご座が星くずを取り上げられ、ケンカしているというのです。ふたご座のケンカで星座たちがイライラしてしまい、お月さまも病気になっていたのでした。星をおとそうとしていたそうべえたちは、にじの弓といかずちの矢で暗黒星雲に立ち向かいますが……。

かるわざしのそうべえ、山伏のふっかい、医者のちくあんのいつもの仲間が、地獄、極楽に続き、空の上の天の川で活躍する「じごくのそうべえ」シリーズ第3作です。

  • 1998年7月1日発売
  • 定価1,650円 (税込)
  • 立ち読み
どろんこそうべえ

2007年刊行

童心社の絵本

どろんこそうべえ

たじまゆきひこ 作

「」見開き

「とざい、とうざい」一世一代の綱わたりに、またも綱から落ちてしまったかるわざしのそうべえ。間一髪、山伏のふっかい、歯ぬき師のしかい、医者のちくあんの三人に命を助けられ、のんで食べての大宴会に。それをみていたオケラが数をかぞえると、そうべえたちは子どもになって地底の世界へ吸い込まれてしまいます。そうべえたちは、ミミズの結婚式をじゃまするモグラを捕まえてほしいと頼まれますが…。

  • 2007年1月23日発売
  • 定価1,650円 (税込)
  • 立ち読み
そうべえ ふしぎなりゅうぐうじょう

2011年刊行

童心社の絵本

そうべえ ふしぎなりゅうぐうじょう

たじまゆきひこ 作

「」見開き

船にのったそうべえたち四人は、ふか(サメ)にみいれられて海の底の竜宮城へ行くことになります。竜宮城では飲めや歌えの大騒ぎ。ところが、乙姫様はじつはふかの化け者で、そうべえたちは太らされて食べられる寸前。逃げ出すと、浦島太郎も乙姫様もだまされてよれよれになっています。さて、おなじみそうべえたちの大活躍で、竜宮城はどんなことに??? 桂米朝の上方落語「小倉船」「兵庫船」をもとにした、奇想天外な田島征彦の絵本。

  • 2011年6月9日発売
  • 定価1,650円 (税込)
  • 立ち読み
そうべえときじむなー

2018年刊行

童心社の絵本

そうべえときじむなー

たじまゆきひこ 作

寒いのでたき火をしているそうべえたち。気球を作って暖かい南の国へ行こうとしたが燃やすものがなくなって危機一髪!助けてくれたのはきじむなー。渡してくれたのは隠れ蓑。これ幸いと、お百姓さんの弁当を盗み食いする4人。怒ったきじむなーは隠れ蓑を燃やしてしまうが、そうべえたちはその灰を体中にぬって婚礼の宴会へしのびこみ……。琉球の人たちの優しさにふれたそうべえたち。「わてら なにわのきじむなー」

作中に登場する「ウチナーグチ」(沖縄の方言)の解説はこちら

  • 2018年5月31日発売
  • 定価1,650円 (税込)
  • 立ち読み
花見じゃ そうべえ

2024年刊行

童心社の絵本

花見じゃ そうべえ

たじまゆきひこ 作

虫歯だけでなくよい歯まで抜いてしまった 歯ぬき師のしかい。
綱渡りの最中に綱から落っこちてしまった 軽業師のそうべえ。
そうべえが手遅れだと誤診してしまった 医者のちくあん。

「みんな!! しゅぎょうを するのじゃ!
お山の雪もとけて、春の花が さきはじめておる」

修行が足りないできそこないの3人を連れて、山伏のふっかいが向かった先は……。

「そうべえ」シリーズ7作目。

  • 2024年2月26日発売
  • 定価1,650円 (税込)
  • 立ち読み