アポリア あしたの風
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2035年春、巨大地震が発生。津波が沿岸部を襲う。一弥は崩壊した自宅で生き埋めとなった母を救い出そうとするが、通りかかった片桐が一弥を殴って気絶させ避難を急ぐ。一弥は母親を助けられなかったことで片桐を憎みながら、自分が引きこもっていなければ母は家にいなかった、母を殺したのは自分ではないかと悩む。一弥は極限状態のなか、自分や他者の弱さ、醜さも直視しながら「生」への確かな手応えを求めて一歩を踏み出す。
- 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
- 初版:2016年5月16日
- 判型:四六変型判/サイズ:18.4×13.4cm
- 頁数:271頁
- 小学5・6年~
- ISBN:978-4-494-02048-5
- NDC:913
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内容説明
2035年春、巨大地震が発生。津波が沿岸部を襲う。一弥は崩壊した自宅で生き埋めとなった母を救い出そうとするが、通りかかった片桐が一弥を殴って気絶させ避難を急ぐ。一弥は母親を助けられなかったことで片桐を憎みながら、自分が引きこもっていなければ母は家にいなかった、母を殺したのは自分ではないかと悩む。一弥は極限状態のなか、自分や他者の弱さ、醜さも直視しながら「生」への確かな手応えを求めて一歩を踏み出す。
関連情報
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2022/12/16
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『糸子の体重計』『かあちゃん取扱説明書』などの作者で、児童文学作家のいとうみくさんが、川崎市立図書館読書普及講演会にて「物語を描くということ」をテーマに作品の魅力についてお話しされます。みなさまどうぞ ...
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推薦のことば
- いのち生かされて(母のひろば626号) 2016年7月29日
- 「アポリア」とはギリシャ語で道がないことを意味するという。私は仙台の事務所で東日本大震災を経験し、被災地の撮影を続けてきた。正直に言えば、依頼を受けた時、その記録写真が仮想の震災をテーマにした創作読み物に使われることに戸惑いがあった。かなり長い間、深いダメージを精神の底に押し込めるような感覚に悩まされていた私にとって、震災はあまりにも現実だった。どこかに震災と向き合う怖さがあったのかもしれない。
だが、意を決して読みはじめると、その描写のリアルさに一気に引きこまれた。主人公の一弥が、生きている苦しさを抑えきれずに感情を吐露するシーンがある。複雑に絡みあう糸が、懸命に生きる人たちの心と心の戦いのなかで徐々にほぐれ、生きる喜びへと変化していく。真剣に生きることと向き合い、生きる意義を見出そうとする命の叫びが、レンズを通してみた現実の光景と重なり、胸が熱くなった。
今年3月で東日本大震災から5年が過ぎ、その翌月には熊本で大地震が起きた。完成した本を見て、表紙の写真が主人公のこれからを暗示しているように見えた。それは、未だに多くの難問を抱える被災地の人々にも通じる。一弥が厳しくも優しい人々に支えられ、道を創っていく姿は、今の日本に生きる人たちに大切なものを教えてくれているように思う。 - 宍戸 清孝(ししど きよたか/写真家)
書評
- 月刊書評紙 子どもの本棚No.582 2017年4月1日
- 前田千草
- 子どもの本棚 2016年12月号 No.578 2016年11月25日
- 池山房子
- 進学情報誌「さぴあ」 2016年10月号
- 読売新聞(夕刊)こどもの目 おとなの目 2016年8月27日(土)掲載
- 図書館教育ニュース 第1409号付録 2016年8月8日 今月のおすすめ!9類の本
- トーハン週報 Monyhly YA 13歳からの読書 2016年8月8日号
- 河北新報 2016年7月10日
- 河野孝之(児童文学評論家)
- 「子どもと読書」(親子読書地域文庫全国連絡会)
- 3・4月号掲載 特集 2016年 子どもの本この一年
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