2019.08.08

<北海道>児童文学作家 いとうみくさん講演会「物語を書くということ」が開催されます。

『天使のにもつ』『かあちゃん取扱説明書 』 『アポリア』や「車夫」 シリーズ など、子どもの心に寄り添った多くの作品を次々に生み出している児童文学作家いとうみくさんが、下記の日程で、作品に込めた思いや大切にしていることなどをお話しされます。どうぞ足をお運びください。

日時:2019 年9月7日(土)開場 13 :00/ 開演 13 :30〜
場所: 苫小牧市立中央図書館 2階講堂(〒053-0011 北海道苫小牧市末広町3丁目1−15)
定員 :70 名
申込受付開始:8 月 1 日(木)(受付後に整理券を配布します)
申込先:苫小牧市立中央図書館カウンターまたはTEL.0144-35-0511(同館)
共催:中央図書館 指定管理者 TRC 苫小牧グル ー プ/苫小牧読み聞かせ文庫活動連絡会
□当日、 いとうみくさんのご著書をご購入いただいた方はサイン会にご参加いただけます。

天使のにもつ

単行本図書

天使のにもつ

いとうみく 著/丹下京子

「頼んでまでして、なんで仕事しなきゃなんないの?しかもタダで」そんな中学2年・斗羽風汰が職場体験先に選んだのは、保育園だった。「子どもと遊んでりゃいいってこと?ありかも」本当に大丈夫なのか、斗羽風汰。

  • 中学生~
  • 2019年2月14日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み
アポリア あしたの風

単行本図書

アポリア あしたの風

いとうみく 著/宍戸清孝 写真

2035年春、巨大地震が発生。津波が沿岸部を襲う。一弥は崩壊した自宅で生き埋めとなった母を救い出そうとするが、通りかかった片桐が一弥を殴って気絶させ避難を急ぐ。一弥は母親を助けられなかったことで片桐を憎みながら、自分が引きこもっていなければ母は家にいなかった、母を殺したのは自分ではないかと悩む。一弥は極限状態のなか、自分や他者の弱さ、醜さも直視しながら「生」への確かな手応えを求めて一歩を踏み出す。

  • 小学5・6年~
  • 2016年5月16日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
かあちゃん取扱説明書

単行本図書

かあちゃん取扱説明書

いとうみく 作/佐藤真紀子

ぼくんちで、一番いばっているのはかあちゃんです。今朝も朝からガミガミうるさくって、ぼくはハラがたちました。かあちゃんにいいたいのは、何日も同じごはんをつくらないでほしいです。さいごに、かあちゃんはすぐ「早く」っていうけれど、ぼくが「早く」っていうとおこるのは、やめてほしいと思います。
……ぼくの作文を読んだ父ちゃんは大笑いして「かあちゃんはほめるときげんがよくなるんだ。とにかくほめること。パソコンもビデオも扱い方をまちがえると動かないだろ、それと同じさ」
扱い方! そうか、扱い方さえまちがえなければ、かあちゃんなんてちょちょいのちょいだ!
哲哉はこうして、かあちゃん取扱説明書を書きはじめたのだが…。

  • 小学3・4年~
  • 2013年5月25日初版
  • 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
  • 立ち読み
糸子の体重計

単行本図書

糸子の体重計

いとうみく 作/佐藤真紀子

食べることが大好きな細川糸子、クールビューティー・町田良子、大柄な転校生・高峯理子、町田良子にあこがれる坂巻まみ、細川糸子とは給食の天敵・滝島径介……5人の子どもたちの平凡な日々。つらいこと、悲しいことはしょっちゅうだし、どうしようもなく苦しいときもやってくる。そんなとき、クラスを見渡せば、細川糸子がいる。誰に対しても真っ正面から向き合い、しっかりと相手を見て、思ったことを口にする。大人も子どももじたばたしてけんめいに生きている、そんな地に足のついた読みごたえある物語。

  • 小学5・6年~
  • 2012年4月25日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み