新刊紹介
2023.10.30
あかちゃんといっしょに! 毎日をもっと楽しく! 絵本「あかちゃん ととととと」シリーズを一気にご紹介
三浦太郎さんの人気あかちゃん絵本「あかちゃん ととととと」シリーズ。
10月に最新作『ごろん ごろごろ』が刊行となりました。
今回は作者・三浦太郎さんからのメッセージ、そしてこれまでに刊行されたシリーズ作品6作を、どどどどどっと一気にご紹介します。
「あかちゃん ととととと」シリーズ作者・三浦太郎さんからのメッセージ
三浦太郎さんと「あかちゃん ととととと」シリーズ
保育園の帰り道、曲がりきゅうりが大好きだった娘と、よく八百屋に寄りました。
そのもっともっと前、小さかった僕は母と一緒に、よくスーパーに行きました。その入り口には、いつも野菜とくだものーー絵本に出てくるキャラクターは、僕の暮らしの中から自然とうまれました。子育ての中で発見があった「帽子」「おふろ」「傘」といったテーマも。
そんな何気ない日常からできた絵本がまさか6冊も続くなんて、はじめは思ってもいませんでした。
野菜やくだものたちは色も形もいろいろ。子どもたちとの毎日もいろいろ……。
絵本を読む時間が、みなさんにとって心はずむ時間になりますように。
三浦太郎
三浦太郎さんご自身の思い出、子育ての体験からうまれた「あかちゃん ととととと」シリーズ、一気にご紹介します!
ぼうしかぶっておでかけしよう! 『ぼうしかぶって』
野菜やくだものの「へた」をぼうしに見立てたユニークな絵本。登場するさまざまな色や形の野菜やくだものに興味がわきます。
ぼうしをいやがるというあかちゃん、多いのではないでしょうか。作者の三浦太郎さんも、そんな経験をしたお父さんのひとりです。
娘はあかちゃんのとき、ぼうしをかぶるのがきらいでした。
ベビーカーで出かけると、ぼうしをまるでハンカチ落としのようにコソッと落とすのです。
大変なことほど、笑って話せるエピソードとして心に残るのかもしれませんね。
からだも心もぽっかぽか『おふろにはいろ』
「かわ」をぬいで、おふろに入る野菜やくだものたち。
とうもろこしや、そらまめ、みかん……。
「かわ」をぬいだすがたも、みんなとってもかわいい!
おふろにつかる野菜やくだものたちの表情から、ここちよさが伝わります。
三浦太郎さんは、この絵本のあとがきでおふろにまつわる思い出もつづっています。
娘のいやいや期に、とくにいやがったのがおふろでした。
毎回、新しいおもちゃや遊びを工夫してさそいましたが、なかなか入ってくれません。
頑固というか、マイペースというか。とにかく、おふろに行くまでの時間が長いのです。
「おふろは楽しくて、あったかいよ」と娘に語りかけていたときの気持ちで、絵本をつくりました。
元気におめざめ! 『あさだ おはよう』
おめめ ぱっちり
あさだ おはよう
じゃがいものあかちゃんが寝ているおふとんの模様……よく見ると、じゃがいもの葉っぱなんですよ。
この絵本に寄せられた読者の声をご紹介します。
届いたその日から楽しんで読み、翌日の朝、私が「あさだ」と言うと「おはよう」と続けて言うようになりました。
かわいくてたまりません。
にんじんのお母さんより、じゃがいものあかちゃんが早起きなのも笑ってしまいました。
「りりりりり」「ぴぴぴぴぴ」といういろいろな時計の音も楽しいこの絵本。いっしょに「おはよう!」と声を出したら、元気な朝をすごせそうですね。
おさんぽに出かけたらすてきな出会いが! 『こんにち、わ!』
おさんぽに出かけたら、だれに会えるのかな?
ページをめくるのが楽しくなります。
『ぼうしかぶって』にも登場するトマトのかあさんと、プチトマトのあかちゃん。同じキャラクターに出会えるのは、シリーズならではの魅力です。
「あかちゃん ととととと」シリーズに登場するいきいきとした野菜やくだものたち。どんなふうに描かれているのでしょうか。
『こんにち、わ!』の表紙の絵ができるまでの様子を、動画でご紹介します。
雨の日もぱっとあかるくなる! 『かさ さして』
野菜やくだものたちが広げるかさは、じつはそれぞれの花をイメージしたもの。
小さなお子さんをつれての雨の日のお出かけはなかなか大変ですが、ぱっと咲いたかさの花に気持ちも明るくなりますね。
心がほんわか、ひとやすみ『ごろん ごろごろ』
おおあくびをする野菜やくだものたち。
クッション、ソファ、座椅子——みんな自分の好きな場所で、ちょこっとひとやすみです。
「るるるるる」「ままままま」「ぽぽぽぽぽ」といったシリーズでおなじみの5つの音のひびきも、ゆったりと。
この絵本をつくっていたとき、「ふぁ~」とあくびがとまらなかったという、作者の三浦太郎さん。
読んでいるお母さんお父さん、そしてあかちゃんも心地よい気持ちになることでしょう。
あかちゃんとの毎日の中でとおりすぎてしまいそうなひとつひとつのできごとが、もっと楽しく、もっとうれしくなる絵本シリーズ。
1冊1冊、くりかえしお楽しみください。
(三浦太郎・さく)
10月に最新作『ごろん ごろごろ』が刊行となりました。
今回は作者・三浦太郎さんからのメッセージ、そしてこれまでに刊行されたシリーズ作品6作を、どどどどどっと一気にご紹介します。
「あかちゃん ととととと」シリーズ作者・三浦太郎さんからのメッセージ
保育園の帰り道、曲がりきゅうりが大好きだった娘と、よく八百屋に寄りました。
そのもっともっと前、小さかった僕は母と一緒に、よくスーパーに行きました。その入り口には、いつも野菜とくだものーー絵本に出てくるキャラクターは、僕の暮らしの中から自然とうまれました。子育ての中で発見があった「帽子」「おふろ」「傘」といったテーマも。
そんな何気ない日常からできた絵本がまさか6冊も続くなんて、はじめは思ってもいませんでした。
野菜やくだものたちは色も形もいろいろ。子どもたちとの毎日もいろいろ……。
絵本を読む時間が、みなさんにとって心はずむ時間になりますように。
三浦太郎
三浦太郎さんご自身の思い出、子育ての体験からうまれた「あかちゃん ととととと」シリーズ、一気にご紹介します!
ぼうしかぶっておでかけしよう! 『ぼうしかぶって』
野菜やくだものの「へた」をぼうしに見立てたユニークな絵本。登場するさまざまな色や形の野菜やくだものに興味がわきます。
ぼうしをいやがるというあかちゃん、多いのではないでしょうか。作者の三浦太郎さんも、そんな経験をしたお父さんのひとりです。
娘はあかちゃんのとき、ぼうしをかぶるのがきらいでした。
ベビーカーで出かけると、ぼうしをまるでハンカチ落としのようにコソッと落とすのです。
『ぼうし かぶって』あとがきより抜粋
大変なことほど、笑って話せるエピソードとして心に残るのかもしれませんね。
からだも心もぽっかぽか『おふろにはいろ』
「かわ」をぬいで、おふろに入る野菜やくだものたち。
とうもろこしや、そらまめ、みかん……。
「かわ」をぬいだすがたも、みんなとってもかわいい!
おふろにつかる野菜やくだものたちの表情から、ここちよさが伝わります。
三浦太郎さんは、この絵本のあとがきでおふろにまつわる思い出もつづっています。
娘のいやいや期に、とくにいやがったのがおふろでした。
毎回、新しいおもちゃや遊びを工夫してさそいましたが、なかなか入ってくれません。
頑固というか、マイペースというか。とにかく、おふろに行くまでの時間が長いのです。
「おふろは楽しくて、あったかいよ」と娘に語りかけていたときの気持ちで、絵本をつくりました。
『おふろに はいろ』あとがきより抜粋
元気におめざめ! 『あさだ おはよう』
おめめ ぱっちり
あさだ おはよう
じゃがいものあかちゃんが寝ているおふとんの模様……よく見ると、じゃがいもの葉っぱなんですよ。
この絵本に寄せられた読者の声をご紹介します。
届いたその日から楽しんで読み、翌日の朝、私が「あさだ」と言うと「おはよう」と続けて言うようになりました。
かわいくてたまりません。
にんじんのお母さんより、じゃがいものあかちゃんが早起きなのも笑ってしまいました。
「りりりりり」「ぴぴぴぴぴ」といういろいろな時計の音も楽しいこの絵本。いっしょに「おはよう!」と声を出したら、元気な朝をすごせそうですね。
おさんぽに出かけたらすてきな出会いが! 『こんにち、わ!』
おさんぽに出かけたら、だれに会えるのかな?
ページをめくるのが楽しくなります。
『ぼうしかぶって』にも登場するトマトのかあさんと、プチトマトのあかちゃん。同じキャラクターに出会えるのは、シリーズならではの魅力です。
「あかちゃん ととととと」シリーズに登場するいきいきとした野菜やくだものたち。どんなふうに描かれているのでしょうか。
『こんにち、わ!』の表紙の絵ができるまでの様子を、動画でご紹介します。
雨の日もぱっとあかるくなる! 『かさ さして』
野菜やくだものたちが広げるかさは、じつはそれぞれの花をイメージしたもの。
小さなお子さんをつれての雨の日のお出かけはなかなか大変ですが、ぱっと咲いたかさの花に気持ちも明るくなりますね。
心がほんわか、ひとやすみ『ごろん ごろごろ』
ふぁ~
いちごの あかちゃん
おおあくび
ごろん ごろごろ ひとやすみ
ふふふふふ
おおあくびをする野菜やくだものたち。
クッション、ソファ、座椅子——みんな自分の好きな場所で、ちょこっとひとやすみです。
「るるるるる」「ままままま」「ぽぽぽぽぽ」といったシリーズでおなじみの5つの音のひびきも、ゆったりと。
この絵本をつくっていたとき、「ふぁ~」とあくびがとまらなかったという、作者の三浦太郎さん。
読んでいるお母さんお父さん、そしてあかちゃんも心地よい気持ちになることでしょう。
あかちゃんとの毎日の中でとおりすぎてしまいそうなひとつひとつのできごとが、もっと楽しく、もっとうれしくなる絵本シリーズ。
1冊1冊、くりかえしお楽しみください。
(三浦太郎・さく)