2022.10.14

『なきむしせいとく』が『ホワイト・レイブンズ2022』に選ばれました!





ミュンヘン国際児童図書館(Internationale Jugendbibliothek)が世界中の児童書の中でおすすめしたい作品として選定掲載する、国際推薦児童図書目録『ホワイト・レイブンズ』(The White Ravens)。
この2022年版に、『なきむしせいとく』が選ばれました!
今年度は日本からは8作品、世界53か国37言語200作品が選定され、ボローニャブックフェアで展示される予定です。

『なきむし せいとく』は、沖縄を題材に絵本を描き続けてきた田島征彦さんが、長年の取材の集大成として、真正面から沖縄戦を描いた絵本。今年4月に刊行され、新聞やテレビなど多くのメディアに取り上げられている話題の作品です。

ホワイト・レイブンズの掲載ページはこちら。英訳の紹介文もございます。
https://whiteravens.ijb.de/book/2445

ホワイト・レイブンズには、2016年に『先生、しゅくだいわすれました』、2018年に『きょう、おともだちができたの』、2020年に『ちび竜』が選ばれています。
ぜひあわせてご覧ください。

ホワイト・レイブンズ選定作品はこちらのページから検索できます。
https://whiteravens.ijb.de/list
なきむしせいとく

童心社の絵本

なきむしせいとく

たじまゆきひこ

《沖縄に40年以上通い続けてきた著者が描く「沖縄戦」》

ここは1945年の沖縄。ぼくの名前は「せいとく」です。
いつも泣いているので、みんなから「なちぶー」とよばれています。
父に続き、兄も兵隊となり、ぼくは母と妹の3人で、南へ逃げることになりました。

絵本作家・田島征彦は、40年以上取材を重ね、これまでにも「沖縄の絵本」を描いてきました。
(『とんとんみーときじむなー』[1987年]『てっぽうをもったキジムナー』[1996年]『やんばるの少年』[2019年、いずれも童心社・刊])

本作では、長年の取材の集大成として、真っ正面から「沖縄戦」を描きます。

  • 小学3・4年~
  • 2022年4月30日初版
  • 定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
  • 立ち読み