2022.01.11

<ニュース>紙芝居『ちっちゃい こえ』が五山賞特別賞、『三月十日のやくそく』が五山賞をそれぞれ受賞!

紙芝居『ちっちゃい こえ』(脚本 アーサー・ビナード/絵 丸木俊・丸木位里 「原爆の図」より)が2019年度の五山賞特別賞を、紙芝居『三月十日のやくそく』(脚本 早乙女勝元/絵 伊藤秀男)が2020年度五山賞をそれぞれ受賞しました!

「五山賞」は、教育紙芝居の生みの親、高橋五山の業績を記念して設けられた賞で、年間で出版された紙芝居の中から最も優秀な作品に授与される賞です。
今回はコロナウイルスの影響で、2019年度、2020年度刊行作の2年分あわせての選考会の実施となりました。


『ちっちゃい こえ』は、丸木俊さん、丸木位里さんの大連作「原爆の図」をもとに、アーサー・ビナードさんが物語をつむいだ作品です。ネコが登場して語り、いのちをつくるサイボウたちが音を響かせるこの紙芝居は、観客と演じ手のみなさんに驚きをもって受けとめられました。

▼『ちっちゃい こえ』リリース
https://www.doshinsha.co.jp/download_files/000129.pdf
▼『ちっちゃい こえ』紹介連載記事
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2437

『三月十日のやくそく』
ぼくは空襲のさなか、親友のガンちゃんと「またあおう」と約束を交わす……。
東京大空襲の語り部として活動をつづける作家・早乙女勝元さんの実体験をもとにした紙芝居。伊藤秀男さんの絵が、戦時下の人々の暮らしや空襲の夜を克明に描きます。

▼『三月十日のやくそく』紹介記事
https://www.doshinsha.co.jp/news/detail.php?id=2265

ともに、子どもたちに演じ、平和について話し合うきっかけにしていただきたい作品です。
よろしければぜひ、感想などみなさまの声をお寄せ下さい。
https://www.doshinsha.co.jp/review/

三月十日のやくそく

2020年度定期刊行紙しばい ともだちだいすき

三月十日のやくそく

早乙女勝元 脚本/伊藤秀男

毎日、あちこちで空襲がある。学校も兵隊になる訓練ばかりだ。でも、ぼくのところにまで空襲はまだこないと思っていた。けれど、その日はやってきた。1945年3月10日の真夜中、空は爆撃機にうめつくされ、町は炎につつまれた……。熱風にあおられながら逃げまどうさなか、ぼくは友達のガンちゃんにであう。「また あおう、やくそくだぞ。」と、再会を誓ったけれど……。著者、早乙女勝元さんの実体験をもとにした紙芝居。

  • 4・5歳~
  • 2021年3月1日初版
  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 立ち読み
ちっちゃい こえ

単品紙芝居

ちっちゃい こえ

アーサー・ビナード 脚本/丸木俊・丸木位里 絵/「原爆の図」より

ネコが語ります。家族のこと。命をつくりつづける、体の中のちっちゃい声のこと。ヒロシマのこと…。わたしたちはどうすれば生きていけるのか? 美しい絵から響いてくるそのこたえに、一人ひとり耳をすます紙芝居。
『ちっちゃい こえ』プロモーション動画はこちら

『ちっちゃい こえ』紹介リリース

  • 小学3・4年~
  • 2019年5月20日初版
  • 定価2,970円 (本体2,700円+税10%)
  • 立ち読み