2019.06.05

<連載>雨の日が楽しくなる!「雨ふる本屋」シリーズ『雨ふる本屋とうずまき天気』

twitter読者キャンペーン記念! 「雨ふる本屋」シリーズを紹介する連載3回目の今日は、シリーズ第3作『雨ふる本屋とうずまき天気』をご紹介します。

図書館で不思議な者たちの秘密の会話を聞いたルウ子とサラ。

雨ふる本屋では、店主のフルホン氏が、世界に呪いをかけてしまう恐ろしい風邪「絶滅かぜ」にかかってしまいます。
フルホン氏の絶滅かぜを治すため、ルウ子とサラ、妖精使いの舞々子さんと雨童の電々丸は、それぞれ旅立ちます……。

今作でも、砂漠に囲まれた鳥びとの国、世界を旅するリンゴリンガ鉄道、天候大納言など、「すきまの世界」にある不思議な場所や存在が登場し、ワクワクが止まりません。

そして、ルウ子たちの前に立ちふさがる、自在師ブンリルーの正体とは……?

この世界から居場所を追われたティクトゥクたちの物語など、作中の本の物語が、本作のストーリーに暗示のように絡まりながら、物語や本への愛情、自分を信じることなど、シリーズを通した日向理恵子さんの思いが伝わってきます。

日向理恵子さんの文、吉田尚令さんの絵による、やさしさと創造力にあふれた上質なファンタジーの世界をぜひ、ゆったりとお楽しみ下さい。

夏の読書感想文にもおすすめの1冊です。(日向理恵子・作 吉田尚令・絵)








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雨ふる本屋と雨もりの森

単行本図書

雨ふる本屋と雨もりの森

日向理恵子 作/吉田尚令

すきまの世界に、かつて夢みられたまま忘れられた「王国」が氾濫し始めました。〈雨ふる本屋〉でも異変が。白紙のままの巨大な〈雨ふる本〉、収められるべき物語はどこにあるのでしょう。ルウ子とブンリルーは、すべての鍵を握る謎の“影の男”ウキシマ氏を探し出します。そして聞かされた「王国」の姿。ルウ子が突き動かされるように王国の物語を書き始めたとき、すべての歯車が一斉に回り、壮大な「博物館」が出現したのです。

  • 小学3・4年~
  • 2018年6月13日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み
雨ふる本屋とうずまき天気

単行本図書

雨ふる本屋とうずまき天気

日向理恵子 作/吉田尚令

フルホンさんが、「絶滅かぜ」にかかってしまった!それは、生きとし生けるものに絶滅の呪いをかけてしまう病。〈雨ふる本屋〉に、すきまの世界の皆に危機が迫ります。彼らを助けるために奔走するルウ子とサラが出会った摩訶不思議な女の子、ブンリルーの秘密とは……。新しい旅の幕開けです。今回スケールが一段と増したすきまの世界での冒険を通じてルウ子は自分と向き合い、「物語を書くこと」への確かな手応えを得ていきます。

  • 小学3・4年~
  • 2017年5月10日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み
雨ふる本屋の雨ふらし

単行本図書

雨ふる本屋の雨ふらし

日向理恵子 作/吉田尚令

「雨あめ 降れふれ 〈雨ふる本屋〉!」ルウ子と妹のサラがひみつの呪文をとなえて訪れた〈雨ふる本屋〉に、重大な危機がせまります。本屋や図書館を破壊してまわる”ミスター・ヨンダクレ"の目的とは?ルウ子は〈雨ふる本屋〉を、そして妹のサラを救うことができるのでしょうか?冒険の日々がはじまります。読みおわったときに、心がほっとするファンタジー。

  • 小学3・4年~
  • 2012年10月30日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み
雨ふる本屋

単行本図書

雨ふる本屋

日向理恵子 作/吉田尚令

おつかいの帰り、ルウ子は、カタツムリにさそわれて“雨ふる本屋”へ。出迎えてくれたのは、摩訶不思議な本と、ドードー鳥の店主と助手の舞々子、そして妖精たち。ドードー鳥の店主が、ここにある本は、人間に忘れられた物語に、雨をかけてできあがるという……。
「物語」への、愛と信頼をこめたファンタジー。

  • 小学3・4年~
  • 2008年11月20日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み