2023.06.22

<夏のかみしばい>ふたりの勝負の結末は……!?『ひっぱりぬまのかっぱ』

 


夏といえば、きもだめし。
「ひゅ~どろどろおばけセット」(全6巻)から、迫力ある人気作をご紹介します。


昔、ここはある村の沼。
こっちをみているものがいます。
かっぱのガタローです。

 だれか ここを とおらねか
 だれか ここを とおらねか
 ひとでも うまでも このぬまに
 ひっぱりこんで しまうわい……。

通りかかった力じまんのさんきちを、ガタローはすもうにさそいます。


ふたりは勝ったり負けたりをくりかえし、
明日もすもうをとる約束をします。


さんきちの話を聞き、すもうの相手がひっぱり沼のかっぱだと気がついた母親は、
さんきちに仏の飯を食べさせますが……。

一見子どものようなガタローですが、
低い声でケッケッケと笑ったり、
さんきちを沼にひっぱりこもうとたくらむ姿は迫力満点。
子どもたちも息をのんで、おはなしに集中します。

さんきちとガタローの勝負の結末は……!?
夏のおはなし会におすすめの紙芝居です。

12場面/3歳から
津田真一 脚本/松成真理子 絵
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494079957

▼この作品が収録されている紙芝居セット
かみしばい ひゅ~どろどろ おばけセット (全6巻)
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494071999

ひっぱりぬまの かっぱ

かみしばい ひゅ~どろどろ おばけセット

ひっぱりぬまの かっぱ

津田真一 脚本/松成真理子

ザワザワザワ……なまあたたかい風がふく日、さんきちが沼で出会い、すもうをとったのはかっぱだった! また会ったら沼にひっぱりこまれる。そう思った母親は、三吉に仏の飯を食べさせます。するとかっぱは……。古くから民衆に語り継がれてきたかっぱ。地域によって呼び方も変わります。このお話では、妖怪本来の怖いかっぱを描いています。

  • 3歳~
  • 2012年7月10日初版
  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 立ち読み