パラアスリートたちの挑戦 (全5巻) 

越智貴雄 写真・文



パラアスリートたちは日々挑戦しているーー自分自身の障がいと向き合い、競技者として工夫を重ね、高みを目指す強い意志を持って。
彼らの挑戦する姿、そして裏顔を知ることから始めよう。夢を持つ事の大切さや挑戦する気持ちに、障がいの有無は関係ないことに気づくはずだ。
彼らの挑戦は、人間に無限の可能性があり、成し遂げられないことなどないことを、私たちに教えてくれます。

  • 揃定価15,950円 (本体14,500円+税10%)
  • 初版:2020年3月19日
  • 判型:A4判/サイズ:30.3×21.6cm
  • 頁数:各47頁
  • 小学5・6年~
  • ISBN:978-4-494-04614-0
  • NDC:780

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 パラアスリートたちの挑戦[全5巻]

内容説明



パラアスリートたちは日々挑戦しているーー自分自身の障がいと向き合い、競技者として工夫を重ね、高みを目指す強い意志を持って。
彼らの挑戦する姿、そして裏顔を知ることから始めよう。夢を持つ事の大切さや挑戦する気持ちに、障がいの有無は関係ないことに気づくはずだ。
彼らの挑戦は、人間に無限の可能性があり、成し遂げられないことなどないことを、私たちに教えてくれます。

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進化する道具で挑戦!

パラアスリートたちの挑戦

進化する道具で挑戦!

越智貴雄 写真・文

競技用に進化する車いすと義足で、試合に挑戦するパラアスリートたち。車いすラグビー、車いすテニス、車いすバスケットボール、フェンシング、陸上競技、そして水泳などパラ競技の魅力を写真で伝えます。

  • 小学5・6年~
  • 2020年3月19日初版
  • 定価3,190円 (本体2,900円+税10%)
  • 立ち読み
開発された競技に挑戦!

パラアスリートたちの挑戦

開発された競技に挑戦!

越智貴雄 写真・文

ボッチャ、ゴールボール、5人制サッカー、シッティングバレーボール等、障がいがある人のために開発された競技を写真で伝える。ほかにバドミントン、テコンドー等、2020東京パラリンピックから新しく採用された競技をはじめ、卓球、馬術、カヌー、ボート、パワーリフティング、アーチェリー、自転車競技、柔道、射撃、トライアスロンなど全競技を臨場感たっぷりの写真で伝えます。

  • 小学5・6年~
  • 2020年3月19日初版
  • 定価3,190円 (本体2,900円+税10%)
  • 立ち読み
選手の目となり手となり足となる

パラアスリートたちの挑戦

選手の目となり手となり足となる

越智貴雄 写真・文

義肢装具士の臼井二美男さんをはじめ、5人制サッカーのガイド、水泳のアシスタント、陸上競技の伴走者、ボッチャのアシスタント、自転車競技のパイロット等、選手と共にたたかい高みをめざす人たちを紹介します。あわせて、義足アスリートの研究者・保原浩明さん(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、競技用車いす「レーサー」開発に挑むHONDAの研究者も紹介します。

  • 小学5・6年~
  • 2020年3月19日初版
  • 定価3,190円 (本体2,900円+税10%)
  • 立ち読み
夢を追うパラアスリート

パラアスリートたちの挑戦

夢を追うパラアスリート

越智貴雄 写真・文

人一倍の強い意志で、たゆまぬ努力を積み重ねるパラアスリートたち。目標は国内外の大会でのメダル獲得や記録更新のためだけではありません。障がい者への偏見をなくし、社会的な認知を上げ、おたがいを尊重しあい、ともに生きる豊かな社会が実現することも、彼らの目標なのです。個人で、支えてくれる人たちとともにチームで、それぞれの夢に向かって挑戦する7人のパラアスリートの素顔を紹介します。

  • 小学5・6年~
  • 2020年3月19日初版
  • 定価3,190円 (本体2,900円+税10%)
  • 立ち読み
信じる気持ちが世界を変えていく

パラアスリートたちの挑戦

信じる気持ちが世界を変えていく

越智貴雄 写真・文

パラスポーツとの出会いが人生を変えた。自分自身とたたかい、困難をのりこえて、自分に自信を持つようになった選手たちの生き方が、私たちに障がいの有無や国籍・文化・宗教を超えてこの世界を変えていく力になる。アフガニスタンの車いすバスケットボール選手・ニロファ、重本沙絵(陸上競技)上山友裕(アーチェリー)木村敬一(水泳)土田和歌子(トライアスロン)鈴木徹(陸上競技)廣瀬隆喜(ボッチャ)各選手の素顔に迫る。

  • 小学5・6年~
  • 2020年3月19日初版
  • 定価3,190円 (本体2,900円+税10%)
  • 立ち読み

推薦のことば

知らなかった世界を知ることで、世界はとても大きく広がります
(母のひろば671号) 2020年4月15日
 パラリンピックを20年間追いかけ続けているフォトジャーナリストのぼくが見た、パラアスリートの魅力と競技のおもしろさを、多くの写真と文で、わかりやすく、読みやすくまとめた5巻セットができました。
 これを読めば、パラリンピックを観るときにどこに注目したらいいのか、何を知っておけば楽しめるのかなど、さまざまな楽しみ方や見方がわかります。パラリンピックを観たことがない人でも、あまりよく知らない人でも、写真が多いので、感覚的に見て楽しめる本になっています。
 ぼくは、20年前に初めて出合ったパラリンピックに衝撃を受け、その世界にどんどん引きこまれていき、気がつけば撮影のために、パラアスリートを追いかけて世界中の大会に行くようになりました。 初めてパラリンピックを見たときの衝撃は、大変なものでした。義足で100メートルを10秒台で走ったり、車いす同士で激しくぶつかり合ったりする選手たちは、みんな筋肉ムキムキで、たくましくてかっこよくて、ぼくが勝手に思っていた障がい者像とあまりにもちがっていたのです。 パラアスリートたちは多様性にあふれており、さまざまな特性を持った人たちと出会ったことで、自分の中にあった障がい者に対する差別や偏見に気づき、それが消えていきました。 障がい者に対する先入観の壁がすっかり崩れ、消えていくと同時に、選手たちがアスリートとして世界一を目指す生き方に惹かれ、1人ひとりの個性が見えてきました。この5巻セットでは、その中でも特にぼくの大好きなパラアスリートたちを紹介しています。
 たくさん接する機会があれば、だれでも慣れてきます。逆に、知らなければ知らないほど、思いこみや先入観で接してしまいがちなものです。
 撮影取材をさせていただく対象には、身体に障がいがある方が多いので、街中や電車内で車いすや義足などを見かけても、こまっていそうな人がいたら声をかけるぐらいで、特に気にとめる感覚はなくなりました。たまにすてきな車いすや義足などを見かけると、メーカーや素材が気になって声をかけるぐらいです。
 今でこそ、多様性のある社会やインクルーシブ教育などと言われるようになってきましたが、ぼくの小学校時代には先生から「障がい者の人はかわいそうな人なので助けてあげましょう」「車いすの人を見かけたら後ろから押してあげましょう」など、かなり乱暴なことを教えられました。でもそれは、情報も知識もない中では、しかたがなかったことなのです。
 どうぞこの「パラアスリートたちの挑戦」全5巻を読んでください。知らなかった世界を知るきっかけになれば、とてもうれしいです。

越智 貴雄/フォトグラファー