14ひきのシリーズ14ひきのシリーズ Dセット

14ひきのかぼちゃ

いわむらかずお さく

「これは かぼちゃの たね、
 いのちの つぶだよ、と おじいさん。
 みんなで たねまきしよう、と おとうさん。」

みんなで草を抜いて、土をたがやしたら、種まきです。

「ゆっくり おやすみ たねさん、よっちゃんがいうと、 しっかり めをだしてね、と なっちゃん。」

「本当に生きているのかな」と、子どもたちが見守る中、ある日ようやく芽をだしたかぼちゃ。枯れ草をしいたり、虫をおいはらったりしている間に、かぼちゃは葉っぱをのばして、ぐんぐんと大きくなっていきます。かぼちゃに黄色い花がさいて、やがてちいさな実ができました。かぼちゃのあかちゃんに、さっちゃんは「かぼちゃん」と名前をつけます。

風のうなる嵐の日も、子どもたちは嵐からかぼちゃんを守ります。季節がすぎ、大きく立派に実ったかぼちゃを、さあ、みんなで収穫です。

かぼちゃコロッケ、かぼちゃまんじゅう、かぼちゃの煮付け、かぼちゃスープに、かぼちゃパイ。おいしそうなごちそう、みんなでいただきます。

かぼちゃを題材に、命のつながりを描いた人気ロングセラーシリーズの第10作。子どもたちに身近な食べ物かぼちゃがどのように種から成長し、花を咲かせ、実となるのか、美しく丁寧に描かれています。
種から実となり、また種となるかぼちゃの命のつながりとともに、自然の恵みの中で、おじいさんから孫たちへと手渡されていく、くらしや命のつながりがあたたかく描かれています。

  • SLA選定
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 初版:1997年4月25日
  • 判型:B5判/サイズ:26.6×19cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-00874-2
  • NDC:913

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内容説明

「これは かぼちゃの たね、
 いのちの つぶだよ、と おじいさん。
 みんなで たねまきしよう、と おとうさん。」

みんなで草を抜いて、土をたがやしたら、種まきです。

「ゆっくり おやすみ たねさん、よっちゃんがいうと、 しっかり めをだしてね、と なっちゃん。」

「本当に生きているのかな」と、子どもたちが見守る中、ある日ようやく芽をだしたかぼちゃ。枯れ草をしいたり、虫をおいはらったりしている間に、かぼちゃは葉っぱをのばして、ぐんぐんと大きくなっていきます。かぼちゃに黄色い花がさいて、やがてちいさな実ができました。かぼちゃのあかちゃんに、さっちゃんは「かぼちゃん」と名前をつけます。

風のうなる嵐の日も、子どもたちは嵐からかぼちゃんを守ります。季節がすぎ、大きく立派に実ったかぼちゃを、さあ、みんなで収穫です。

かぼちゃコロッケ、かぼちゃまんじゅう、かぼちゃの煮付け、かぼちゃスープに、かぼちゃパイ。おいしそうなごちそう、みんなでいただきます。

かぼちゃを題材に、命のつながりを描いた人気ロングセラーシリーズの第10作。子どもたちに身近な食べ物かぼちゃがどのように種から成長し、花を咲かせ、実となるのか、美しく丁寧に描かれています。
種から実となり、また種となるかぼちゃの命のつながりとともに、自然の恵みの中で、おじいさんから孫たちへと手渡されていく、くらしや命のつながりがあたたかく描かれています。

読者の声

読者さま

かぼちゃ、いただきます(fumirinaさん・19歳・女性)

かぼちゃのスープ、かぼちゃコロッケ、パイ、美味しそうです。じゅる・・・・・・
読者さま

1冊ずつ本が増えていくよろこび(S.T.さん・主婦)

娘は、小3ですが本屋さんの入り口に置いてあったのをどうしても欲しいと言うので<かぼちゃ>を買って帰りましたものすごく気に入ったらしく、毎日あかずにず-と見ていたのですが、突然、本を持って来て表紙の裏に書いてある本を買ってというのです。本を買ってということがあまりなかつたので<あさごはん>を買いました。今では、あと3冊で全部そろいます。ビデオは、<ひっこし>だけですが、本とはまた違った楽しさがあります。
とにかく、娘は、毎日寝るときには2~3冊そばにおいて読みながら寝てしまいます。表紙の絵と本の絵が違うのを見つけたときは、とても得意でうれしそうでした。絵もとても、きれいで細かい所まで花や虫や自然が書かれてあり、大人が見ても絵の中の自然に引き込まれてしまいます。ただ娘に、花や虫の名前を聞かれても答えられないのが残念です。
それと、いっくんの年を聞かれて困ってしまい、子供が10匹だったので、10歳、9・・・・・1歳と言ってしまったのですが本当は、いくつぐらいだったのでしょうか?
来年のカレンダ-が、本屋さんで買えるといいなと思ってます。ハガキを書くことが少なくなつたので、できれば文具やノ-トだと子供も、喜ぶと思いますし、ハンカチやTシャツなんかも絵がきれいだからいいな。
いろいろ書いてしまいましたが、14ひきの本続けてください子供が、大人になってもずっと忘れない本にして欲しいです。できれば、いっくんたちが大人になり独立して、おじいちゃんたちの死があっても、自然の中で生きていく姿を教えて欲しいです。
娘が、見つけなかったら出会えなかったままだつたけど、こうして、1冊ずつ本が増えていくよろこびも親子で楽しんでます。
どうか、いつまでも、この喜びが続きますように願っています。

読者さま

かぼちゃパイ(主婦・38歳・女性)

おもしろかったです。
かぼちゃパイ食べたいです。
読者さま

みんなでごちそう(M.Sさん・女性)

1ページごとにとてもきれいな絵で、娘(2歳)もとても気に入っているようです。
最後にみんなでごちそうを食べるところでは、本当にうれしそうに見ています。
他のシリーズもこれから読んでみたいと思います。
読者さま

“しゅうかく”の響き(R.Mさん・主婦・35歳・女性)

この絵本で“しゅうかく”という言葉を覚えて、よく使っています。
2歳の娘の口から出てくる“しゅうかく”は、私が知っている“収穫”よりも、もっと重要で有り難いことのように響きます。きっと絵本から、そのことを学びとったのだろうなァ、と思います。
いつか本物のかぼちゃを“しゅうかく”させてあげたいです。
読者さま

食卓のあたたかさ(主婦・36歳・女性)

『14ひきのかぼちゃ』の最後もそうですが、14ひきが囲む食卓のあたたかさ、楽しそうな空気が大好きです。
すてきな絵は、子どもだけでなく親も隅々までゆっくりみて楽しめます。
読者さま

授業で読み聞かせ(教員・32歳・女性)

種を植え、育て、料理をして食べるという授業の導入に、読み聞かせで使わせていただきました。
最後のおいしそうなごちそうの絵、子どもたちの目標意識も高まったかな?と思います。
いい絵本をありがとうございます。

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関連情報

2023/10/29

<連載⑩>いのちを育てるということ『14ひきのかぼちゃ』

ことしで刊行40周年となった「14ひきのシリーズ」より1作ずつご紹介する、記念連載企画。10回目となる今回は、『14ひきのかぼちゃ』です。おじいさんがもちかえったのは、かぼちゃのたね。「いのちのつぶ」 ...

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書評

朝日新聞 2007年12月18日(朝刊)
(掲載ページ23)
月刊クーヨン 2007年11月号
評者/選者:田村幸子(掲載ページ32)

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