2023.04.20

<ニュース>『なきむしせいとく』が第54回講談社絵本賞受賞!

『なきむしせいとく』が第54回講談社絵本賞受賞しました!
本作は、『じごくのそうべえ』で知られる絵本作家・田島征彦さんが、長年の沖縄での取材の集大成として「沖縄戦」を描いた絵本です。

講談社絵本賞は、絵本において新分野を開拓し、質的向上に寄与した優秀な作品に対して贈呈される賞です。
1970年から毎年選定され、2023年で第54回となります。第50回を機に、講談社出版文化賞絵本賞から改称されました。
(選考委員:きたやまようこさん・高畠純さん・武田美穂さん・長谷川義史さん・もとしたいづみさん)

詳しくはこちら
2023年度 第54回「講談社絵本賞」決定のお知らせhttps://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/2023/20230420_ehonprize.pdf

過去受賞者一覧
https://www.kodansha.co.jp/award/description/60996.html

また、本作の講談社絵本賞受賞について、プレスリリースを配信しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000090113.html
なきむしせいとく

童心社の絵本

なきむしせいとく

たじまゆきひこ

《沖縄に40年以上通い続けてきた著者が描く「沖縄戦」》

ここは1945年の沖縄。ぼくの名前は「せいとく」です。
いつも泣いているので、みんなから「なちぶー」とよばれています。
父に続き、兄も兵隊となり、ぼくは母と妹の3人で、南へ逃げることになりました。

絵本作家・田島征彦は、40年以上取材を重ね、これまでにも「沖縄の絵本」を描いてきました。
(『とんとんみーときじむなー』[1987年]『てっぽうをもったキジムナー』[1996年]『やんばるの少年』[2019年、いずれも童心社・刊])

本作では、長年の取材の集大成として、真っ正面から「沖縄戦」を描きます。

  • 小学3・4年~
  • 2022年4月30日初版
  • 定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
  • 立ち読み