2022.08.11

<新刊紹介>擬音のくりかえしが楽しい! 大迫力の紙芝居『きたかぜとたいよう』



8月刊行の「かみしばい 世界の名作劇場」シリーズより、『きたかぜとたいよう』をご紹介します。


ある日、北風が太陽のところにやってきて言いました。

「うふふふふ。たいようどん、
 きょうは ちからじまんを しよう。」

「いいよ、きたかぜどん。
 どうせ ぼくが かつけどね。」

そこへ旅人が歩いてきて、
旅人のコートをぬがせたほうが勝ちということに。


まずは北風がびゅーびゅーふきまくりますが、旅人はコートをぬぐどころか、ボタンをしっかりとめてしまいました。
すると今度は、太陽が光をふりまき……。


イソップ童話の中でも日本でおなじみのお話をダイナミックに紙芝居化した本作。

 びゅー びゅー
 びゅー びゅー

 ほわほわ ぽかぽか
 ぎーらぎら

くり返される擬音と、親しみやすい北風と太陽のキャラクターが特徴的です。
臨場感のあふれる言葉と力強い絵があわさって、冷たい北風やぎらぎらした太陽がまるで迫ってくるようです。


試作を携えて訪れた保育園では、子どもたちから「太陽の絵からなんだか熱がでているみたい!」「あつい あつーい!」という声があがりました。

脚本は、わらべうたの絵本などの作品もある、こがようこさん。
擬音が印象的で勢いのある脚本と、長谷川義史さんの大迫力の絵で、紙芝居ならではの『きたかぜとたいよう』の世界が広がります。
ぜひお手にとって演じてお楽しみください。

8場面/3歳から
(こがようこ 脚本/長谷川義史 絵)
きたかぜとたいよう

かみしばい 世界の名作劇場

きたかぜとたいよう

こがようこ 脚本/長谷川義史

ある日、北風と太陽が力じまんをすることになりました。
旅人のコートをぬがせたほうが勝ちです。

まずは、北風がびゅーびゅーふきまくりました。
ところが旅人は、コートをぬぐどころか、ボタンをしっかりとめてしまいました。
北風は、もうへとへと。

すると今度は太陽が光をふりまきはじめ……。

日本でもさまざまな形で語られてきたイソップ童話の「きたかぜとたいよう」が、迫力ある紙芝居になりました。

  • 3歳~
  • 2022年7月31日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
かみしばい 世界の名作劇場

かみしばい 世界の名作劇場

『アラジンとまほうのランプ』『3びきの くま』『くるみわり人形』『きんのがちょう』『きたかぜとたいよう』『きんのおの ぎんのおの』の全6巻セット。
時代をこえて語り継がれてきた世界の名作。世界中で親しまれるこれらのおはなしには、子どもたちを魅了し、豊かな心を育む力があります。未来を生きる子どもたちに、そんな素晴らしい物語をお届けします。美しい言葉と臨場感のある絵を、迫力満点の紙芝居で、「世界の名作」をぜひご覧ください。

  • 3歳~
  • 2022年7月31日初版
  • 揃定価11,990円 (本体10,900円+税10%)
  • 在庫僅少