2022.01.22

<連載・今日はなんの日?>1月22日は「カレーの日」! おいしいカレーにかかせない野菜の絵本たち

童心社のSNSでは、毎月注目の絵本をご紹介してきました。
2022年は、「○○の日」をテーマにお届けします!

1月にご紹介するのは、「カレーの日」。
1982年1月22日、全国学校栄養士協議会が、学校給食35周年を記念して全国の小中学校で一斉にカレー給食を提供したことから、「カレーの日」が制定されたそうです。

給食はもちろん、ご家庭でもカレーは人気メニューではないでしょうか。
「♪にんじん たまねぎ……」という手遊びもあるくらい、子どもたちが大好きなカレー。

カレーにかかせない野菜といえば、やっぱり「にんじん」「たまねぎ」「じゃがいも」ですよね。
そこで今日は、こちらの野菜たちの絵本をご紹介します。
いわさゆうこさんの「どーんと やさい」シリーズから、『にににん にんじん』『ごろりん たまねぎ』『ごんごろ じゃがいも』です。

このシリーズの魅力は、なんといっても生命力あふれる元気な野菜たちです。
にんじんのあざやかな色、みずみずしい玉ねぎの断面、ずっしりと重そうなじゃがいも。

畑にいるときの野菜たちの姿が見られるのも、こちらのシリーズならでは。
ぐんぐん育っていくにんじんやじゃがいもには、栄養がたっぷりつまっているでしょうね。


「がつんと ちから ためこんだ
 ふとい ねっこだ にんじんだ!」


絵と響きあうリズミカルな言葉は、なんど読んでも気持ちをはずませてくれます。

実るまでの物語と、次のいのちへのつながり。
そしてもちろん、野菜たちの特徴にも楽しくふれられる「どーんと やさい」シリーズです。

「カレーの日」は、カレーで野菜をおいしく食べてみてはどうでしょうか。


(いわさゆうこ・さく)


にににん にんじん

どーんと やさい

にににん にんじん

いわさゆうこ さく

土の中、ほそーいねっこがだんだん太くなって、にんじんができました。土からすっぽんとぬいて、泥つきにんじん、洗ってみよう。むらさきのにんじんやながーいにんじん……いろいろあるよ。
にんじんの「にん」は、人のこと。人みたいな形のにんじんもある!
ぬかずにおいた畑のにんじんには、やがて、いのちのたねをつくる花が咲き……。
ずらっと並んだ個性豊かなにんじんたちの絵が楽しい、「どーんとやさい」シリーズ7作目。

  • 3歳~
  • 2017年10月15日初版
  • 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
  • 立ち読み
ごろりん たまねぎ

どーんと やさい

ごろりん たまねぎ

いわさゆうこ さく

台所に、ころりんごろりん、いつもいるのは、たまねぎ。
芽が出たたまねぎを土に植えてみたら、はっぱがわしゃわしゃのびてきて、たまねぎぼうずが花をつけた!
今度は種をまいてみよう。ぐんぐんそだったはっぱの根本がぽっこりふくらみ、ごろりんたまねぎのできあがり!
身近なのによく知らないたまねぎの育ち方や、いろんな種類、切り方まで、美しい絵とリズミカルな言葉で楽しく伝えます。
「どーんとやさい」シリーズ8作目。

  • 3歳~
  • 2018年7月10日初版
  • 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
  • 立ち読み
ごんごろじゃがいも

どーんと やさい

ごんごろじゃがいも

いわさゆうこ さく

どろつきのじゃがいもが、うまれたよ。つちのなかに、たねいもをうめたら…あるひずくずく めをだして、しゅるしゅるしゅるると ねっこだす。おおきい葉っぱはさといも。ちいさなハートの葉っぱはさつまいも。
畑でじゃがいもの花がさいたよ。花がかれたら…つちのなかから「ほってほって!」とこえがする。さあ、じゃんじゃん ほりおこせ!
じゃがいもの土くささ、生育の面白さに触れながら、野菜の生命力、力強さを描きます。

  • 3歳~
  • 2014年6月20日初版
  • 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
  • 立ち読み