2018.02.16

『ぼくのこえがきこえますか』が、国際アンデルセン賞国際審査員が選ぶ15冊に選ばれました!

2018年国際アンデルセン賞国際審査員が世界中の子どもたちに読んでほしい、翻訳を期待する15冊に、日本の作品では唯一『ぼくのこえがきこえますか』(田島征三・さく)が選ばれました。

国際アンデルセン賞とは、子どもの本に貢献した作家および画家の全業績に対し、国際児童図書評議会(IBBY)により2年に1度授与される国際児童文学賞です。今回の選定はこの国際選考委員会によるものです。

この『ぼくのこえがきこえますか』は「日・中・韓 平和絵本」シリーズの中の1冊。
童心社〈日本〉、訳林(イーリン)出版社〈中国〉、四季節(サゲジョル)出版社〈韓国〉の3社で、それぞれの国それぞれの言語で刊行されています。
ぜひ、日本や世界で、多くの方に読んで頂きたい絵本です。

今回選ばれたのは以下の15冊だそうです。

『ぼくのこえがきこえますか』作:田島征三(日本)、出版社:童心社
The Nest” 著:Kenneth Oppel(カナダ)、出版社:Harper Collins
“Simple” 著:Marie-Aude Murail(フランス)、出版社:l’?cole des loisirs
“Malka Mai” 著:Mirjam Pressler(ドイツ)、出版社:Gulliver
(『マルカの長い旅』訳:松永美穂/徳間書店/2010)
“Ziba Sedayam” 著:Farhad Hasanzadeh(イラン)、出版社:Kanoon
“Duel” 著:David Grossman(イスラエル)、出版社:Bloomsbury
“Fuori fuoco” 著:Chiara Carminati(イタリア)、出版社:Bompiani
“The Duck in the Gun” 著:Joy Cowley(ニュージーランド)、出版社:Walker Books
(『大砲のなかのアヒル』訳:ロニー・アレキサンダー、岩倉務/平和のアトリエ/2002)
“Ropotarana” 著:Peter Sventina(スロベニア)、出版社:MIS zala?ba
“Barro de Medell?n” 著:Alfredo G?mez Cerd?(スペイン)、出版社:Edelvives
(『雨上がりのメデジン』訳:宇野和美/鈴木出版/2011)
“Kan du vissla Johanna?” 著:Ulf Stark(スウェーデン)、出版社:Bonnier Carlsen
(『おじいちゃんの口笛』訳:菱木晃子/ほるぷ出版/1995)
“Tschipo” 著:Franz Hohler(スイス)、出版社:DTV
“O monster eet me niet op!” 画:Carll Cneut(ベルギー)、著:Carl Norac、出版社:De Eenhoorn
“Jane the Fox and Me” 画:Isabelle Arsenault(カナダ)、著:Fanny Britt、出版社:Groundwood Books
(『ジェーンとキツネとわたし』訳:河野万里子/西村書店/2015)
“Les Oiseaux” 画:Albertine(スイス)、著:Germano Zullo、出版社:La Joie de Lire

詳しくは、JBBY(一般社団法人日本国際児童図書評議会 )のページまで
ぼくのこえがきこえますか

日・中・韓平和絵本

ぼくのこえがきこえますか

田島征三

戦場で砲弾にふきとばされたぼくの体はとびちり、足も顔もなくなりました。でも、ぼくの心は弟の怒りを見、母さんの悲しみを見ます。憎悪と復讐がどれだけむなしいものか。「だれのためにころし、だれのためにころされるの?」戦争を起こそうとする黒い影が見えますか?

  • 小学1・2年~
  • 2012年6月20日初版
  • 定価1,815円 (本体1,650円+税10%)
  • 立ち読み