ひとりでできるよ
年長児のけんちゃんは、わすれものを取りに学校へ行くおねえちゃんといっしょに、小学校へ行きました。長い廊下がうれしくて走ったら、校長先生に叱られちゃったけど、学校って、いいなあ。もうすぐ1年生だよ。
- 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
- 初版:2009年12月1日
- 判型:B4判/サイズ:26.5×38.2cm
- 頁数:12場面
- 4・5歳~
- ISBN:978-4-494-07967-4
- NDC:913
内容説明
年長児のけんちゃんは、わすれものを取りに学校へ行くおねえちゃんといっしょに、小学校へ行きました。長い廊下がうれしくて走ったら、校長先生に叱られちゃったけど、学校って、いいなあ。もうすぐ1年生だよ。
推薦のことば
- もうすぐ一ねんせい! 2012年4月10日
- 地元の保育園に、紙芝居を演じるために訪問させてもらって7年がたちます。4月当初にくらべて3月にもなると、う~んとお兄ちゃん顔、お姉ちゃん顔になる園児さんたちの成長は、1年だけでもとても大きいな~と実感します。もうすぐ卒園となる年長さんからは、3年前の年少さんの時より、体も心もひとまわり大きくなって、春からの小学校入学をとても楽しみにしている様子が伝わってきます。
そんな年長さんたちに演じたい『ひとりでできるよ』。着替えの時にボタンかけをお母さんに手伝ってもらっている、もうすぐ1年生のけんちゃん。ある日、3年生のお姉ちゃんが学校から持ち帰り忘れた給食エプロンを取りに行くのについていきます。保育園とはいろいろと違う小学校の様子に喜んだり驚いたり! そして、ボタンのたくさんついた給食エプロンを着てお当番をすることを知ったけんちゃんは、その日の夜、パジャマに着替えるときには苦手なボタンかけもゆっくりゆっくりですが自分でできました。もうお母さんには手伝ってもらいません。
そうやって、だんだんとひとりでできることが増えていく喜びが、自信へとつながって、子どもたちはみんな成長していくのでしょう。
小さな体に大きなランドセルすがたの1年生さんに会えるのも、もうすぐです。 - 前川有紀子(まえかわ ゆきこ/紙芝居ピッポの会会員)