童心社の絵本

だれでもどうぞ こどもしょくどう カバさん

内田麟太郎 ぶん/南塚直子

「だれでもどうぞ」の看板を見てこども食堂にきたのは、カバ! そして、おばけたちもやってきました。子どもたち、お年寄りも加わって……。にぎやかで楽しいこども食堂は、みんながつながるあたたかい居場所です。

  • 定価1,870円 (本体1,700円+税10%)
  • 初版:2026年2月2日
  • 判型:AB判/サイズ:26.3×21.6cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-01647-1
  • NDC:913

感想を書く

内容説明

「だれでもどうぞ」の看板を見てこども食堂にきたのは、カバ! そして、おばけたちもやってきました。子どもたち、お年寄りも加わって……。にぎやかで楽しいこども食堂は、みんながつながるあたたかい居場所です。

書評

「だれでもどうぞ」がひらく、みんなの居場所  童心社のひろば742号 2026年3月15日発行
 「だれでもどうぞ」。そのひとことから始まる、わくわくドキドキ、そして心があたたまる物語です。「こどもしょくどう カバさん」には、子どもたちはもちろん、ちょっとふしぎなお客さんもやってきます。はじめは遠慮がちだったり、ひとりぼっちだったりしたみんなも、あたたかいごはんを囲むうちに、少しずつ表情がやわらいでいきます。いっしょに食べることは、いっしょに生きること。湯気の立つお皿をはさんで、心と心がそっと近づきます。みんなで食卓を囲む時間は、だれかの孤独をやわらかくほどき、「ここにいていい」と感じさせてくれます。小さな「いただきます」と「ごちそうさま」が、明日へ向かう力になることを、本書はやさしく伝えてくれています。
 「こどもしょくどう」は、おなかを満たすだけでなく、だれかと出会い、安心して過ごせる「みんなの居場所」です。年齢や立場をこえて同じ食卓を囲む時間が、人と人とのやさしいつながりを育み、心を支えます。本書には、そんな居場所のあたたかさと力が込められています。子どもには物語の楽しさを、大人には多様性と支え合う社会の姿をやさしく伝えてくれる一冊です。読み終えたとき、きっと「こどもしょくどう」に足を運んでみたくなるでしょう。
三島理恵/認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ 理事長

もっと見る