とことこえほん

びりびり

中新井純子

「びりびり」って、なんだろう? そう、紙がやぶれる音! びりびり、びりびりびりびり、びりりりり……やぶってみたら、ぴっ、ぷっ、ぱっ、にょろり、ぴょん、ぱかっ。ページをめくって親子でにっこり。そして、ラストは思わず手が出ちゃう、意外な展開に! 

  • 全国学校図書館協議会選定
  • 定価1,100円 (本体1,000円+税10%)
  • 初版:2021年6月1日
  • 判型:B5変型判/サイズ:21×18.7cm
  • 頁数:32頁
  • 0・1歳~
  • ISBN:978-4-494-00794-3
  • NDC:913

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私の新刊『びりびり』 中新井純子
(月刊「こどもの本」2021年8月号より)
https://www.kodomo.gr.jp/kodomonohon_article/22180/

内容説明

「びりびり」って、なんだろう? そう、紙がやぶれる音! びりびり、びりびりびりびり、びりりりり……やぶってみたら、ぴっ、ぷっ、ぱっ、にょろり、ぴょん、ぱかっ。ページをめくって親子でにっこり。そして、ラストは思わず手が出ちゃう、意外な展開に! 

読者の声

読者さま

繰り返し読んで楽しもうと思います!(59歳・女性)

中新井純子さんの絵本を初めて書店で手に取りました。シンプルなちぎり絵のような画面と、心はずむオノマトペが楽しそうです。0〜2才児クラスの子どもたちと一緒に読みました!音に反応したり、絵本に指さししたりと様々なリアクションに繰り返し読んで楽しもうと思います!
読者さま

笑っています。(28歳・女性)

1才の子どもが気に入っているので購入。最後の「たっち」というページで手を本に重ねているのがかわいいです。「ぷ」と「ぴょん」のページも笑っています。
読者さま

擬音を使ったシンプルでわかりやすい展開です(27歳・女性)

音から入れて、シンプルな展開で授業の導入に使えるなと思いました!

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書評

「やってみたい!」がいっぱい 母のひろば686号(2021年 7月15日発行)
 せっかく積み上げた積木をがらがらがっしゃーん。ママのスマホをぽーん……。1歳前後は壊したり、投げたり、散らかしたりが楽しい時期。身の回りのモノに興味津々。さわって大丈夫なのか、投げてみたらどうなるのか試しているのです。当然、びりびりも大好き!「これひっぱったらどうなるんだろう。(びりびり)あ、面白い音がした。形が変わった!」赤ちゃんにしてみれば楽しくて仕方ないでしょう。そんな赤ちゃんのやってみたい! がギュッと詰め込まれたのがこの絵本です。黄色い楕円が「びりびり」と裂けて、ページをめくると「ぴっ」。色とりどりの丸や三角が「びりびりびりびり」で、はりねずみになったり、へびになったり……。ページをめくるたびに、驚きとともに新たな世界が広がり、絵のあたたかさと元気な言葉が相まって喜びと活力が溢れます。
 そもそも「びりびり」という濁音と、「ぴっ」や「ぱっ」という破裂音は、音声学的にみてもエネルギーに満ちた音です。音には意味があり、音から意味の連想が起きる現象を「音象徴」というのだそうです。大きく重い濁音。元気に飛び出す破裂音。破壊と誕生(創造)が繰り返され、最後には「やったね!」というように大満足の「たっち」。あー楽しかった。赤ちゃんだけでなく、もう少し大きい子たちも楽しめそうです。早く子どもたちと読み合いたいなあ。
佐々木由美子/東京未来大学教授

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