2026.07.14

〈東京都・江戸川区〉KASAI神保町ヴンダーカンマー「クジラがしんだら」トークイベント

江戸川区中葛西にあるTCA東京ECO動物海洋専門学校にて、2日間に渡り開催されるサイエンス&アートイベント「KASAI神保町ヴンダーカンマー」。2日目のの8月9日(日)に絵本『クジラがしんだら』の著者、江口絵理さんのミニトークイベントが行われます。なにわホネホネ団団長で大阪市立自然史博物館外来研究員の西澤真樹子さんと、命を終えたクジラの「その先」について語られます。絵本や生きもの、博物館が好きな方はぜひご参加ください!

『クジラが死んだらどうなるの?』
  ――絵本作家と、博物館のホネ屋のおしゃべり

 ■日 時:2026年8月9日(日)13:30〜
 ■会 場:TCA東京ECO動物海洋専門学校 第3校舎 ダイナソーミュージアム1F
      〒134-0083 東京都江戸川区中葛西5-2-30
 ■参加費:不要
 ■お申込:不要

その他「KASAI 神保町ヴンダーカンマー」の詳しい情報は下記をご覧ください。
https://jimbocho-wunderkammer.jp/
クジラがしんだら

童心社の絵本

クジラがしんだら

江口絵理 文/かわさきしゅんいち 絵/藤原義弘 監修

深海はえさが少なく、生きものが少ない場所です。ところが、ごくまれに巨大な食べ物のかたまりが降ってくる。それが命を終えたクジラです。クジラの体は、長ければ100年にもわたってさまざまな生物の命を支え続けます。
はじめはサメ、コンゴウアナゴなどが肉を食べ、タカアシガニやグソクムシなど小さな生物が続きます。骨だけになると、こんどはホネクイハナムシという骨を食べる生物があらわれ、その後も長期間にわたりクジラは分解されていきます。
このクジラの死骸を中心に形成される特殊な生態系は「鯨骨生物群集」と呼ばれ、近年の研究でその実態が明らかになってきました。

50~100年というのは、とほうもなく長い時間ですが、必ずどこかで終わりは来ます。
鯨骨に生きる生き物たちは、やがて別のすみかと食べ物を探さなくてはいけない。こんなに広い海で、そうつごうよく、沈んだ大きなクジラに出会えるものでしょうか?
しかし、まっくらな宇宙にも星があるように、深い海の底からあてどない旅に出かける生物たちにも、どこかに必ず明かりがあるのです。でなかったら、クジラに集う生きものたちがずっと子孫を残し、命をつなぎ続けることはできなかったはずです。

これは深海という厳しい世界に生きる生物たちの、いっときの大宴会を描いた物語絵本です。
監修は国立研究開発法人海洋研究開発機構の藤原義弘氏。

  • 4・5歳~
  • 2024年9月1日初版
  • 定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
  • 立ち読み