2025.12.15

絵本『クジラがしんだら』としながわ水族館との企画展が開催

12月26日(金)より、東京都品川区勝島のしながわ水族館にて、絵本『クジラがしんだら』としながわ水族館との企画展が開催されます。
会場では、絵本のイラストや解説パネルの他、オオグソクムシ、タカアシガニなどの絵本に登場する深海生物を中心とした展示もございます。皆さまぜひお越しください。

◆しながわ水族館×絵本「クジラがしんだら」ーめぐる深海の底展ー
■開催期間:2025年12月26日(金)~2026年3月1日(日)
■会 場:しながわ水族館地下1階 クマノミルーム、他館内各所
〒140-0012 東京都品川区勝島3-2-1
 

詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.aquarium.gr.jp/news/events/28543
クジラがしんだら

童心社の絵本

クジラがしんだら

江口絵理 文/かわさきしゅんいち 絵/藤原義弘 監修

深海はえさが少なく、生きものが少ない場所です。ところが、ごくまれに巨大な食べ物のかたまりが降ってくる。それが命を終えたクジラです。クジラの体は、長ければ100年にもわたってさまざまな生物の命を支え続けます。
はじめはサメ、コンゴウアナゴなどが肉を食べ、タカアシガニやグソクムシなど小さな生物が続きます。骨だけになると、こんどはホネクイハナムシという骨を食べる生物があらわれ、その後も長期間にわたりクジラは分解されていきます。
このクジラの死骸を中心に形成される特殊な生態系は「鯨骨生物群集」と呼ばれ、近年の研究でその実態が明らかになってきました。

50~100年というのは、とほうもなく長い時間ですが、必ずどこかで終わりは来ます。
鯨骨に生きる生き物たちは、やがて別のすみかと食べ物を探さなくてはいけない。こんなに広い海で、そうつごうよく、沈んだ大きなクジラに出会えるものでしょうか?
しかし、まっくらな宇宙にも星があるように、深い海の底からあてどない旅に出かける生物たちにも、どこかに必ず明かりがあるのです。でなかったら、クジラに集う生きものたちがずっと子孫を残し、命をつなぎ続けることはできなかったはずです。

これは深海という厳しい世界に生きる生物たちの、いっときの大宴会を描いた物語絵本です。
監修は国立研究開発法人海洋研究開発機構の藤原義弘氏。

  • 4・5歳~
  • 2024年9月1日初版
  • 定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
  • 立ち読み