2024.03.11

【この果物はなにかな?】あてっこが楽しめる人気紙芝居『くれよんさんのけんか』



春は新しいおともだちとの出会いの季節。

おともだちとの気持ちのぶつかりあいが、みんなの遊びへと発展していくドラマを描いた、人気のロングセラー紙芝居をご紹介します。


画用紙の前に出されたまま、置いていかれたクレヨンたち。

そこで、元気のいい赤いクレヨンが箱から飛び出して、画用紙にりんごを描きました。




「どうだい、うまそうなリンゴだろう。

 やっぱり、クレヨンは、赤がえらいのさ」



すると、黄色いクレヨンも飛び出してきて、バナナを描きます。

「どうだい、リンゴなんかより、ずっとうまそうだろう。

 クレヨンは黄色が えらいのさ」







けんかになってしまった、赤と黄色のクレヨンたち。他のクレヨンの提案で、自分の色でいくつ果物を描けるか、勝負することになりました。

さあ、二人の勝負のはじまりです。

最初は赤いクレヨンです。赤いクレヨンが描いたのは、なんでしょう? 

そう、いちご。

レモン、さくらんぼなど赤と黄色の果物がつぎつぎに登場しますが、とうとう二人は自分の色の果物を思いつかなくなってしまい……。


意地をはって、けんかしてしまった二人ですが、勝負は引き分けに。

最後は他のクレヨンたちも果物を描きたくなって、みんなでお絵描きを楽しみます。

けんかしたり、気持ちのぶつかりあいがあっても、みんなで解決していくクレヨンたちの姿は、子どもたちの日常そのもの。そうした日常のドラマが、お話の形で小さな子どもたちにもわかりやすく、楽しく描かれています。

赤と黄色のクレヨンの描く果物で、子どもたちとのあてっこが楽しめる本作。「こんどはなにかな?」と子どもたちに果物の名前を問いかけながら進み、子どもたちとのやりとりが楽しめます。

子どもたちの大好きな果物がたくさん登場する本作。季節を問わずお楽しみいただける作品です。

絵は、絵本『おしいれのぼうけん』でも知られる田畑精一さん。
くれよんのタッチを生かしたシンプルで力強い、紙芝居ならではの作品世界をどうぞお楽しみください。

12場面/3歳から

(八木田宜子・作 田畑精一・絵)
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494074822



*この紙芝居はこちらのセットに集録されています。
おはなしがいっぱい (全7巻)
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494071449

*この作品は、大型紙芝居としても刊行されています。
大型紙しばい くれよんさんのけんか
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494076932 


くれよんさんのけんか

おはなしがいっぱい

くれよんさんのけんか

八木田宜子 作/田畑精一

せっちゃんに、画用紙の前に出されたまま、置いていかれたくれよんたち。元気のいい赤いくれよんが箱から飛び出して、画用紙にりんごを描きました。「どうだい、うまそうなリンゴだろう。やっぱり、くれよんは、赤がえらいのさ」
すると、黄色いくれよんも飛び出してきて、バナナを描きます。「どうだい、リンゴなんかより、ずっとうまそうだろう。くれよんは黄色が えらいのさ」
けんかになった赤と黄色のくれよんは、他のくれよんの提案で、自分の色でいくつ果物を描けるか、勝負することになりますが……。

最後は他のくれよんたちも果物を描きたくなって、みんなでお絵描きを楽しみます。
「こんどはなにかな?」と子どもたちに果物の名前を問いかけながら進み、子どもたちとのやりとりが楽しめるロングセラー紙芝居です。
絵は、絵本『おしいれのぼうけん』でも知られる田畑精一さん。くれよんのタッチを生かしたシンプルで力強い、紙芝居ならではの作品世界をどうぞお楽しみください。

  • 2歳~
  • 1975年12月1日初版
  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 立ち読み