2023.03.22

<ニュース>絵本『なきむしせいとく』が「日本絵本賞」最終候補絵本に!

全国学校図書館協議会が1995年より実施している「日本絵本賞」。
1月から12月までに日本で刊行された絵本を対象とし、特に優れた絵本に「日本絵本賞大賞」、優れた絵本に「日本絵本賞」、翻訳絵本の優れた絵本に「日本絵本賞翻訳絵本賞」を授与するものです。
第28回となる今年、最終候補絵本30作が発表されました。この最終候補の1冊に『なきむしせいとく』(たじまゆきひこ/作)が選ばれています。

詳しくはこちらの「日本絵本賞」のwebサイトまで
https://www.j-sla.or.jp/news/cn/en/2730.html
なきむしせいとく

童心社の絵本

なきむしせいとく

たじまゆきひこ

《沖縄に40年以上通い続けてきた著者が描く「沖縄戦」》

ここは1945年の沖縄。ぼくの名前は「せいとく」です。
いつも泣いているので、みんなから「なちぶー」とよばれています。
父に続き、兄も兵隊となり、ぼくは母と妹の3人で、南へ逃げることになりました。

絵本作家・田島征彦は、40年以上取材を重ね、これまでにも「沖縄の絵本」を描いてきました。
(『とんとんみーときじむなー』[1987年]『てっぽうをもったキジムナー』[1996年]『やんばるの少年』[2019年、いずれも童心社・刊])

本作では、長年の取材の集大成として、真っ正面から「沖縄戦」を描きます。

  • 小学3・4年~
  • 2022年4月30日初版
  • 定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
  • 立ち読み