2022.09.28

<新刊絵本>話題のシリーズ第2作! 『まいごのモリーとこうもりのかさ』

第13回「絵本テキスト大賞」受賞作として、今年春に刊行された『まいごのモリーとわにのかばん』
早くもシリーズ第2作となる『まいごのモリーとこうもりのかさ』が刊行となりました。
今回はこの絵本をご紹介します。


ひつじのモリーは おでかけするのが だいすきです。
もりでも うみでも ぬまちでも、
ひとりで おでかけできるのでした。


今日はかさを忘れたお父さんを迎えに、バス停まで行くことにしました。

お気に入りの水玉のかさをさして、おとうさんのこうもりのかさも持って、出発です。
もちろん、相棒のわにのかばんもいっしょです。


かえるがとびはねる田んぼの小みちを歩いて、どんどん進みますが……。
案の定、まいごになってしまったようです。


モリーは ひとりで
おでかけできるのですが、
だいたい まいごに なるのです。


モリーはぶじにお父さんに会えるのでしょうか?


本作で活躍するのが、こうもりのかさです。
こうもりのかさにはすてきなひみつがあって、モリーといっしょに大冒険をくりひろげます。
実はこのかさ、第1作ですでに登場していたんですよ。
そちらもぜひ探してみてくださいね。

わくわくしてたまらない顔、口をへの字にまげたふてくされ顔、照れてはにかむ顔――表情豊かなモリーは、まさに‟こども”そのもの!
本作でもモリーから目がはなせません。

はたこうしろうさんによる、画面のすみずみまで物語が広がるような絵の世界も、たっぷりとお楽しみください。

(こまつのぶひさ・文 はたこうしろう・絵)

まいごのモリーとこうもりのかさ

童心社のおはなしえほん

まいごのモリーとこうもりのかさ

こまつのぶひさ 文/はたこうしろう

ひつじのモリーはおでかけするのがだいすき。どこへだって、ひとりでおでかけできるのです。
きょうは、おとうさんをバスていまでおむかえです。わにのかばんと、おとうさんのこうもりがさをもって、雨ふるこみちをあるきます。けれども、あるいてもあるいても、ちっともバスていにつきません。どうやら、まいごになってしまったようです。
でも、モリーはへっちゃら。だって、おとうさんのこうもりがさには、すてきな秘密あるから。それはね……。

わにのかばんをおともに、モリーが元気いっぱいにおでかけしていきます! 『まいごのモリーとわにのかばん』に続く、シリーズ第2作目です。

  • 4・5歳~
  • 2022年9月14日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み
まいごのモリーとわにのかばん

童心社のおはなしえほん

まいごのモリーとわにのかばん

こまつのぶひさ 文/はたこうしろう

ひつじのモリーは、おでかけするのがだいすきです。
森でも海でも沼地でも、ひとりでおでかけできるのでした。
でも、だいたいまいごになるのです。
おとうさんがくれた、わにのかばんをもって、きょうもおでかけするのですが……
きまぐれで、いきあたりばったりのモリーの姿は、幼い子どもそのものです。
どこへでも歩いていけるモリーを、そっと見守るのは、なんとわにのかばん!?
ユーモラスでいて心あたたまるお話です。
審査員の満場一致で、第13回絵本テキスト大賞を受賞した作品です。

  • 4・5歳~
  • 2022年2月28日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み