2022.04.11

<連載・今日はなんの日?>4月12日は「パンの記念日」。どんぐりパン、食べてみたい!『14ひきのあさごはん』

4月12日は、「パンの記念日」。
1983年にパン食普及協議会が定めたそうです。

今日ご紹介するのは、おいしそうなパンが出てくる絵本『14ひきのあさごはん』です。
このパンを食べてみたい! と思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。


14ひきの朝は、あさごはんのしたくからはじまります。

にっくんやなっちゃんたちは、のいちごをつみに出かけます。
おとうさんは、おじいさんやとっくんと一緒に、きのこのスープの準備です。

おかあさん、おばあさん、さっちゃん、よっちゃんがだいどころでつくっているのが、そう、どんぐりパンです。
丁寧にこねて、オーブンで焼き上がったパンはふっくら、いい色。
ページの外まで香ばしいいいにおいがしてきそうです。


みんなで秋の間にひろったどんぐりを大切にとっておいて粉にして、おいしいパンをつくっているのかな、など14ひきのくらしに想像がふくらみます。




14ひきの食卓には、自然の恵みいっぱいのおいしいあさごはんが用意されました。

みなさんも14ひきと一緒に、焼きたてパンで楽しい1日をはじめてみてはいかがでしょうか。


(いわむらかずお さく)
14ひきのあさごはん

14ひきのシリーズはじめての「14ひきのシリーズ」(全2巻)

14ひきのあさごはん

いわむらかずお さく

もりのあさ。
はやおき いちばんは おじいさん。
おかあさんがおきて、おばあさんがおきて、こどもたちもめを さます。
おねぼうさんは だれ?

顔をあらったら、みんなで朝ごはんの準備です。まきわりはお父さん。お母さんとおばあちゃん、さっちゃんとよっちゃんは、どんぐりのこなでパンづくり。他の子どもたちは野いちごつみにでかけます。
やきたてのどんぐりパンに、ジャムとジュース。おいしいきのこのスープができたら、テーブルを囲んで、みんなでいただきます。

『14ひきのひっこし』と同時に刊行された、人気ロングセラー絵本「14ひきのシリーズ」の最初の1冊。
すがすがしい森の朝を舞台に、14ひきたちの1日のはじまりを描いた、累計部数100万部をこえる人気のロングセラー絵本です。

  • 3歳~
  • 1983年7月10日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み