2022.03.14

<新刊えほん>「絵本テキスト大賞」受賞作! 話題の絵本『まいごのモリーとわにのかばん』 新刊紹介 1/2

あたらしい絵本作家の発掘と育成をめざすテキストのみのコンクール、「絵本テキスト大賞」。第13回の大賞受賞作『まいごのモリーとわにのかばん』が今月発売されました。
絵本テキスト大賞は 2008年より毎年開催され、2022年には第15回の実施が予定されています。
「第13回 絵本テキスト大賞」Bグレードで大賞を受賞したのが この『まいご のモリーとわにのかばん』です。選考では満場 一致で大賞に決定しました。


ひつじのモリーは、おでかけするのがだいすき。
でも、だいたいまいごになってしまいます。
おとうさんがくれた、わにのかばんをもって、きょうもおでかけするのですが...... 。



きまぐれで、いきあたりばったりのモリーの姿は、幼い子どもそのもの。
どこへでも歩いていけるモリーを、そっと見守るのは、なんとわにのかばん!?  はたこうしろうさんの描く表情豊かなモリー、そしてモリーが出かけていく色あざやかな世界は必見です。

まいごのモリーの冒険は、予想外の結末をむかえます。 ページをめくるのが楽しくなる、ユーモラスでいて心あたたまるお話です。




作者のこまつのぶひささんは、高知県香美市在住。子育て真っ最中のお父さんでもあります。



こまつのぶひさ さん コメント

書き始めるとき最初に思いついたのは、わにのかばんのキャラクターでした。 生きているわにのかばんがいて、一緒におでかけりしたり、おしゃべりできたら楽しいなぁと。 それを、ひつじのモリーに持たせてみたところ、モリーは必ず迷子になって、物語が勝手にどんどんふくらんでいきました。

小さな子どもたちにとって、一人でおでかけするのはちょっとした冒険です。 僕は子どもたちに、たまには冒険してみてほしいのです。 少し生意気だけれど天真爛漫なモリーは、わにのかばんを相棒に、今日もどこかへおでかけです。 楽しんでもらえるとうれしいです。





ぜひお手にとってお楽しみください。

34ページ/3歳から
(文:こまつのぶひさ 絵:はたこうしろう)



◆第15回絵本テキスト大賞
ご応募受付は、2022年4月1日から。応募要項はこちら
https://www.doshinsha.co.jp/special/ehontext/oubo.html
まいごのモリーとわにのかばん

童心社のおはなしえほん

まいごのモリーとわにのかばん

こまつのぶひさ 文/はたこうしろう

ひつじのモリーは、おでかけするのがだいすきです。
森でも海でも沼地でも、ひとりでおでかけできるのでした。
でも、だいたいまいごになるのです。
おとうさんがくれた、わにのかばんをもって、きょうもおでかけするのですが……
きまぐれで、いきあたりばったりのモリーの姿は、幼い子どもそのものです。
どこへでも歩いていけるモリーを、そっと見守るのは、なんとわにのかばん!?
ユーモラスでいて心あたたまるお話です。
審査員の満場一致で、第13回絵本テキスト大賞を受賞した作品です。

  • 4・5歳~
  • 2022年2月28日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み