2021.07.07

『命のうた ~ぼくは路上で生きた 十歳の戦争孤児~』が日本子どもの本研究会・第5回作品賞を受賞!

昨年7月に刊行された、ノンフィクション児童文学『命のうた ~ぼくは路上で生きた 十歳の戦争孤児~』が、日本子どもの本研究会・第5回作品賞を受賞しました!

本書は、神戸大空襲で家族を失い、戦争孤児となった山田清一郎さんの体験談を元に、著者・竹内早希子さんが10歳の男の子・清一郎が空襲で家族を失い、戦後の時代をどのような思いを抱えて生き抜いていったか、子どもたちが読みやすい物語の形に再構成したノンフィクションです。

戦争で親を失った子どもたちが過ごした日々と、その思いはどのようなものだったのか、8月の終戦記念日を前に、改めて子どもたちとともに読み、考えたい1冊です。

日本子どもの本研究会 第5回作品賞 についてはこちらをご覧ください

*作品紹介記事はこちら

命のうた ~ぼくは路上で生きた  十歳の戦争孤児~

単行本図書

命のうた ~ぼくは路上で生きた 十歳の戦争孤児~

竹内早希子 著/石井勉

10歳のときに神戸空襲で親をなくした山田清一郎さんの半生を中心に、一緒に路上で生きた戦争孤児の仲間たちの声なき声をすくい上げる、渾身のノンフィクション。第二次世界大戦後、日本全国に12万人以上いた戦争孤児たちの声が、あなたには届いただろうか。どうして彼らは野良犬と呼ばれ、つらく悲しい体験をしなければならなかったのか。なぜ、大人たちは助けてくれなかったのか。戦後75年目に問う作品。

  • 小学5・6年~
  • 2020年7月3日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み