2020.03.25

<いま、よみたい絵本>卒園・入園・進級 おめでとう!

卒園や入園、進級など、節目の季節。
子どもたちのお祝いにもぴったりな、この季節におすすめの3作をご紹介します。


『おおきくなるっていうことは』

「おおきくなるっていうことは ようふくが ちいさくなるってこと」
「おおきくなるっていうことは みずに かおをながく つけられるってこと」

そして、できることだけでなく、しない方がいいことも自分でわかるようになること……。

元保育士でもある、絵本作家中川ひろたかさんの文章は、子どもたちにわかりやすく、実感できる言葉で「成長」が描かれています。

子どもたちへ、「おおきくなったね。おめでとう!」の気持ちをおくるのにぴったり。
累計部数50万部をこえる人気絵本です。保育園・幼稚園の行事をテーマにした累計220万部のロングセラーシリーズ「ピーマン村の絵本たち」の1冊です。
32ページ/3歳から。
(中川ひろたか 文/村上康成 絵)



『みんなともだち』

こちらも「ピーマン村の絵本たち」の1冊。
なかでもこの『みんなともだち』は、園行事の集大成ともいうべき卒園をテーマした1冊です。

いよいよ卒園式。一緒にうたったり、絵を描いたり、お散歩したり…。楽しかったことがつぎつぎに思い出されます。小学校に上がるうれしさと誇らしさ。
でも、いっしょにすごして大きくなったみんなと別れるさみしさ…。この絵本は、そんな子どもたちに、こんな言葉を贈ります。

「みんなともだち ずっとずっと ともだち」
「がっこういっても ずっとともだち」
「おとなになっても ずっとともだち」

卒園する子どもたちへの贈りものとして喜ばれているロングセラー絵本。
絵本のことばは、卒園ソング「みんなともだち」としてもおなじみです。
「親の私が泣いてしまいました」といった感想も多く頂いています。
32ページ/3歳から。
(中川ひろたか 文/村上康成 絵)



『がたごと がたごと』

ふしぎなでんしゃが登場する人気シリーズの第1作。

「おきゃくがのります ぞろぞろ ぞろぞろ」と、たくさんの人が電車にのりこみます。
電車は「がたごと がたごと」と市街地をぬけ、田園地帯をぬけ、山奥へとすすみ、到着したのは「おくやま駅」。
それぞれ動物に変身した乗客たちが電車から降りてきて……。

電車は、「がたごと がたごと」と走りながら、人間の世界から、動物たち、妖怪たちの住む不思議な世界へ、また過去へも進んでいきます。読者の方から「お客さんが次の駅で何に変身したか、さがして楽しんでいます」というご感想をたくさんいただいています。「絵を読む」楽しみがつまった人気のロングセラー絵本。
同じコンビで、姉妹編『おばけでんしゃ』『むしむしでんしゃ』『たたたん たたたん』が刊行されています。
(内田麟太郎 文/西村繁男 絵)

この季節におすすめの3作でした。
お花見など、青空の下で読んでみるのも、開放的な気持ちになれるのでおすすめです。


ピーマン村の絵本たち

ピーマン村の絵本たち

中川ひろたか 文/村上康成

保育園の行事にちなんだ季節感たっぷりの楽しい絵本シリーズ。

『あけましておめでとう』『おには うち!』『みんなともだち』『おおきくなるっていうことは』『えんそくバス』『かえってきたカエル』『たなばたプールびらき』『おばけなんてこわくない』『おつきみうさぎ』『よーいどん!』『さつまのおいも』『クリスマス・オールスター』を収録した、12冊セットです。プレゼントにぴったりの美麗ケース付き。

  • 3歳~
  • 2001年6月1日初版
  • 揃定価17,160円 (本体15,600円+税10%)
がたごと がたごと

絵本・こどものひろば

がたごと がたごと

内田麟太郎 文/西村繁男

「おきゃくがのります ぞろぞろ ぞろぞろ」と、たくさんの人が電車にのりこみます。電車は「がたごと がたごと」と市街地をぬけ、田園地帯をぬけ、山奥へとすすみ、到着したのは「おくやま駅」。それぞれ動物に変身した乗客たちが電車から降りていきます。こんどの電車も、トンネルを「がたごと がたごと」と進み、電車はしだいに幻想的な異世界へ。ついた「よつつじ駅」では、それぞれ妖怪に変身した乗客たちが降りていきます。つぎの電車は、「がたごと がたごと」となんと時代をさかのぼり…。思いもしない展開にびっくり。ページをめくる楽しさいっぱいです。
「絵を読む」楽しみがつまった人気の絵本。読者の方から、お客さんが次の駅で何に変身したか、さがして楽しんでいますというご感想をたくさん頂いています。同じコンビで、姉妹編『おばけでんしゃ』『むしむしでんしゃ』『たたたん たたたん』が刊行されています。

  • 3歳~
  • 1999年4月25日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み
おおきくなるっていうことは

ピーマン村の絵本たち

おおきくなるっていうことは

中川ひろたか 文/村上康成

服が小さくなったり歯が生えたり、目に見えることもあるけれど、我慢できたり判断できたり、自分より小さな人に優しくなれたり、大きくなったなあ、って思えることがいっぱい。
成長のよろこびが実感できる絵本。

  • 3歳~
  • 1999年1月25日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み
みんなともだち

ピーマン村の絵本たち

みんなともだち

中川ひろたか 文 /村上康成

いもほり、えんそく、うんどうかい…。保育園・幼稚園の行事をテーマにした累計220万部を超えるロングセラーシリーズ「ピーマン村の絵本たち」。この『みんなともだち』は、園行事の集大成ともいうべき卒園をテーマした1冊です。

いよいよ卒園式。一緒にうたったり、絵を描いたり、お散歩したり…。楽しかったことがつぎつぎに思い出されます。小学校に上がるうれしさと誇らしさ。
でも、いっしょにすごして大きくなったみんなと別れるさみしさ…。この絵本は、そんな子どもたちに、こんな言葉を贈ります。
「みんなともだち ずっとずっと ともだち」
「がっこういっても ずっとともだち」
「おとなになっても ずっとともだち」

卒園する子どもたちへの贈りものとして喜ばれているロングセラー絵本。絵本のことばは、卒園ソング「みんなともだち」としてもおなじみです。「親の私が泣いてしまいました」といった感想も多く頂いています。

  • 3歳~
  • 1998年1月15日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み