季節のおすすめ
2020.01.24
〈連載・今よみたい1冊〉 いいオニだっている!?『おにはうち!』

今月から、季節にあった絵本を毎月1回ご紹介します。
第1回の今日は、節分がテーマの人気シリーズの1冊です。
今日もひとりで園庭にやってきた、帽子の男の子。
なんだかみんなと一緒にあそびたいようです。
「ぼく、おなまえは?」
「……にお」
「におくん。におくんも野球やる?」
「うん」
野球がとっても上手な、におくん。
とんで来たボールも、ジャンプしてキャッチ!
でも今度は、すべったバットが飛んで、園長先生の所へ!
あ、あぶない!
飛んできたバットをはたき落として園長先生を助けてくれたにおくんに、園長先生はお礼を言います。
におくんの帽子の下から見えた角も、園長先生は気にしません。
野球であそんだあとは、お部屋で節分の豆まきです。
でも、におくんは豆まきと聞いて、とびだしていってしまいます。
園長先生はなぜ節分で豆をまくか、説明をしてから、
こんなふうに豆をまきました。
「おにはーそとー!」
「いい、おにはーうちー!」
最後には、戻ってきたにおくんと、みんなで楽しく野球の続きです。
とぼけていながら、心づかいのある園長先生のはからいに、心あたたまる作品です。
読者の声をご紹介します。
◆『おにはそと!ふくはうち!』があたり前だと思っていましたが、このシリーズの園長先生が大好きな息子は、におくんに会いたいらしく、「におくんはうち!」と豆まきをしていました。(30代・女性)
人を見た目で決めつけないことや、節分の豆まきでどうして豆をまくのか、どうして鬼はそとなのかなど、行事についての知識にも自然にふれることができ、物語の世界に入り込んで楽しめる1冊です。32ページ、3歳前後から。
園での行事がテーマとなった人気シリーズ「ピーマン村のえほんたち」の1冊です。
(中川ひろたか 文/村上康成 絵)
第1回の今日は、節分がテーマの人気シリーズの1冊です。
今日もひとりで園庭にやってきた、帽子の男の子。
なんだかみんなと一緒にあそびたいようです。
「ぼく、おなまえは?」
「……にお」
「におくん。におくんも野球やる?」
「うん」
野球がとっても上手な、におくん。
とんで来たボールも、ジャンプしてキャッチ!
でも今度は、すべったバットが飛んで、園長先生の所へ!
あ、あぶない!
飛んできたバットをはたき落として園長先生を助けてくれたにおくんに、園長先生はお礼を言います。
におくんの帽子の下から見えた角も、園長先生は気にしません。
野球であそんだあとは、お部屋で節分の豆まきです。
でも、におくんは豆まきと聞いて、とびだしていってしまいます。
園長先生はなぜ節分で豆をまくか、説明をしてから、
こんなふうに豆をまきました。
「おにはーそとー!」
「いい、おにはーうちー!」
最後には、戻ってきたにおくんと、みんなで楽しく野球の続きです。
とぼけていながら、心づかいのある園長先生のはからいに、心あたたまる作品です。
読者の声をご紹介します。
◆『おにはそと!ふくはうち!』があたり前だと思っていましたが、このシリーズの園長先生が大好きな息子は、におくんに会いたいらしく、「におくんはうち!」と豆まきをしていました。(30代・女性)
人を見た目で決めつけないことや、節分の豆まきでどうして豆をまくのか、どうして鬼はそとなのかなど、行事についての知識にも自然にふれることができ、物語の世界に入り込んで楽しめる1冊です。32ページ、3歳前後から。
園での行事がテーマとなった人気シリーズ「ピーマン村のえほんたち」の1冊です。
(中川ひろたか 文/村上康成 絵)
-
ピーマン村の絵本たち
保育園の行事にちなんだ季節感たっぷりの楽しい絵本シリーズ。
『あけましておめでとう』『おには うち!』『みんなともだち』『おおきくなるっていうことは』『えんそくバス』『かえってきたカエル』『たなばたプールびらき』『おばけなんてこわくない』『おつきみうさぎ』『よーいどん!』『さつまのおいも』『クリスマス・オールスター』を収録した、12冊セットです。プレゼントにぴったりの美麗ケース付き。- 3歳~
- 2001年6月1日初版
- 揃定価18,480円 (本体16,800円+税10%)
-
おには うち!
今日もひとりで園庭にやってきた、帽子の男の子。なんだかみんなと一緒にあそびたいようです。
「ぼく、おなまえは?」「……にお」
「におくん。におくんも野球やる?」「うん」
野球がとっても上手な、におくん。とんで来たボールも、ジャンプしてキャッチ!
みんなで野球であそんだあとは、節分の豆まきです。
でも、におくんは豆まきと聞いて、とびだしていってしまいます。
園長先生はなぜ節分で豆をまくか、みんなに説明をしてから、こんなふうに豆をまきました。
「おにはーそとー!」
「いい、おにはーうちー!」
とぼけていながら、心づかいのある園長先生のはからいに、心あたたまる作品です。
人を仲間はずれにしないことや、節分でどうして豆をまくのか、どうして鬼は外なのかなど、行事についての知識にも自然にふれることができます。
園での行事がテーマとなった人気シリーズ「ピーマン村の絵本たち」の1冊。- 3歳~
- 2000年11月10日初版
- 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
- 立ち読み