コラム
2019.12.23
<ニュース>かこさとしさんの名作&待望の復刊!
12月22日、アンコール放送となった「日曜美術館 かこさとし最期のメッセージ 未来を生きる子どもたち大人たちへ」(NHK Eテレ)。
科学絵本作家のさきがけとして多くの作品を残したかこさとしさんの代表作として、『たべもののたび』が紹介されました。
『たべもののたび』は「かこさとし からだの本」シリーズの1作として1976年に刊行されました。「食べたものはどうなるの?」という子どもたちの疑問に、わかりやすく楽しくこたえる1冊です。
人間の体で行われている消化を、食べものたちが「栄養」というカバンを持って出かける体の中の旅として描いています。
「いぶくろこうえん」で出てくる消化液は噴水。
食べものたちが栄養を手放すのは「しょうちょうジェットコースター」。
子どもにとって親しみやすい表現で楽しく読むことができます。
そして今年待望の復刊となったのが『新版 科学者の目』。こちらはかこさんによる、科学者の伝記集です。
エジソン、ノーベルなど人類の歩みを進めた古今東西の科学者たちが取り上げられています。
かこさんは彼らの業績をわかりやすく解説するだけではなく、それを成し遂げるまでの道程やそれぞれの「人間」としてのあり方まで掘り下げて書いています。
かこさんによるまえがきから、一部をご紹介します。
「古来からすぐれた科学者たちは、めぐまれない人びとのため、科学の力が役立つようさまざまな苦心をし、努力をかたむけてきました。それを知ってほしいと思って書いたのがこの本です。真の科学者はどういう態度でなければいけないかを知り、科学をおそれたり毛ぎらいするのでなく、私たちのものとして使いこなすようにしてほしいと願って、この本をまとめました。」
復刊にあたり、科学技術史年表を新たにし、ご長女の鈴木万理さん(加古総合研究所)によるあとがきも掲載されました。
かこさんの目をとおして、科学者たちの人生にふれてみてください。
科学絵本作家のさきがけとして多くの作品を残したかこさとしさんの代表作として、『たべもののたび』が紹介されました。
『たべもののたび』は「かこさとし からだの本」シリーズの1作として1976年に刊行されました。「食べたものはどうなるの?」という子どもたちの疑問に、わかりやすく楽しくこたえる1冊です。
人間の体で行われている消化を、食べものたちが「栄養」というカバンを持って出かける体の中の旅として描いています。
「いぶくろこうえん」で出てくる消化液は噴水。
食べものたちが栄養を手放すのは「しょうちょうジェットコースター」。
子どもにとって親しみやすい表現で楽しく読むことができます。
そして今年待望の復刊となったのが『新版 科学者の目』。こちらはかこさんによる、科学者の伝記集です。
エジソン、ノーベルなど人類の歩みを進めた古今東西の科学者たちが取り上げられています。
かこさんは彼らの業績をわかりやすく解説するだけではなく、それを成し遂げるまでの道程やそれぞれの「人間」としてのあり方まで掘り下げて書いています。
かこさんによるまえがきから、一部をご紹介します。
「古来からすぐれた科学者たちは、めぐまれない人びとのため、科学の力が役立つようさまざまな苦心をし、努力をかたむけてきました。それを知ってほしいと思って書いたのがこの本です。真の科学者はどういう態度でなければいけないかを知り、科学をおそれたり毛ぎらいするのでなく、私たちのものとして使いこなすようにしてほしいと願って、この本をまとめました。」
復刊にあたり、科学技術史年表を新たにし、ご長女の鈴木万理さん(加古総合研究所)によるあとがきも掲載されました。
かこさんの目をとおして、科学者たちの人生にふれてみてください。
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新版 科学者の目
かこさとし 文・絵
科学技術史に偉大な足跡をのこした41人の発想や着眼点のユニークさを、工学博士・技術士としての視点からわかりやすく描いた人物伝。
1969年11月から朝日新聞日曜版の子ども欄に連載後、1974年に刊行され、子どもたちに科学への興味と科学者への憧れを抱かせる本として、多くの読者の心に残る作品でした。
本書『新版 科学者の目』では、巻末の科学技術史略年表を更新、かこさとしさんのご長女・鈴木万里さん(加古総合研究所)のあとがき、日本の子どもたちの科学への関心に心を注いだ、科学者かこさとしさんの姿が心にせまる伝記集です。- 小学5・6年~
- 2019年7月5日初版
- 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
- 立ち読み