新刊紹介
2019.09.02
<新刊・夏のセット紙しばい>『とんまなおおかみと かしこいうま』(「年少向けかみしばい どうぶつ こんにちは!」より)

バラエティーにとんだ「年少向けかみしばい どうぶつ こんにちは!」(全7巻・各8場面)が刊行されました。参加型紙芝居や大人もびっくりの発見がある作品など、様々な視点から動物に親しめる内容になっています。その中から、ユーモアあふれるモンゴルの昔話『とんまなおおかみと かしこいうま』をご紹介します。
「はらが へったぞ。えものは ないか。きのうから、おれは なんにも たべてないんだ。」
そんな狼が見つけたのは、泥沼にはまって抜け出せないでいる1頭の馬。
「いまから おまえを くってやるぞ。」
すると、ぼくを食べたないならここからまず引っ張り出してほしいと馬は言い、
ごちそうにありつけると思っている狼は「うーんとこしょ、どっこいしょ。」
やっとのことで、泥沼から馬を引っ張り出し、狼は、「さあ、おまえを くってやる」と言いますが、
泥だらけだった馬はさらに「きれいに あらって たべたら どうですか?」と持ちかけます。
たしかに、洗った方がおいしいと思った狼は、しっぽを使って、しゃかしゃかと馬のからだの泥をはらっていき……。
かしこい馬が、知恵をしぼって難をのがれるモンゴルの昔話です。
ごちそうにありつこうとする狼と機転を利かせる馬とのやりとりがユーモラスで楽しい作品です。
本作はモンゴルの昔話ですが、絵を描かれたバーサンスレン・ボロルマーさんもモンゴルご出身で、動物たちを情緒豊かに描いています。3歳ぐらいから楽しめます。
(脚本・やえがしなおこ 絵・バーサンスレン・ボロルマー)
「はらが へったぞ。えものは ないか。きのうから、おれは なんにも たべてないんだ。」
そんな狼が見つけたのは、泥沼にはまって抜け出せないでいる1頭の馬。
「いまから おまえを くってやるぞ。」
すると、ぼくを食べたないならここからまず引っ張り出してほしいと馬は言い、
ごちそうにありつけると思っている狼は「うーんとこしょ、どっこいしょ。」
やっとのことで、泥沼から馬を引っ張り出し、狼は、「さあ、おまえを くってやる」と言いますが、
泥だらけだった馬はさらに「きれいに あらって たべたら どうですか?」と持ちかけます。
たしかに、洗った方がおいしいと思った狼は、しっぽを使って、しゃかしゃかと馬のからだの泥をはらっていき……。
かしこい馬が、知恵をしぼって難をのがれるモンゴルの昔話です。
ごちそうにありつこうとする狼と機転を利かせる馬とのやりとりがユーモラスで楽しい作品です。
本作はモンゴルの昔話ですが、絵を描かれたバーサンスレン・ボロルマーさんもモンゴルご出身で、動物たちを情緒豊かに描いています。3歳ぐらいから楽しめます。
(脚本・やえがしなおこ 絵・バーサンスレン・ボロルマー)
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年少向けかみしばい どうぶつ こんにちは!
幼い頃から生き物に関心をもつことを大切なことです。身近な小動物に親しみをもつことは、自然を認識することにも繋がりますし、好奇心や探究心をもって、周囲の環境と関わることができます。また生命の尊さに気がつき、生き物を大切にする心を育むでしょう。たくさんの種類の動物たち、その不思議さに触れてもらい、自然環境や生き物への理解を深める年少向け動物紙芝居セット。
- 3歳~
- 2019年8月31日初版
- 揃定価10,780円 (本体9,800円+税10%)
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とんまなおおかみと かしこいうま
やえがしなおこ 脚本/バーサンスレン・ボロルマー 絵
おなかをすかせたおおかみがやってきました。「どこかにごちそうはないか。」すると、めのまえにぬまにはまってうごけないうまがいました。「へっへっへ。いまからおまえをくってやる。」うまはおおかみにきがついて、「おおかみさん、ぼくをたべるのなら、まず、このぬまからひっぱりだしてください。」といいます……。かしこいうまは、知恵をしぼって難をのがれます。ユーモアあふれる、モンゴルのむかしばなし。
- 3歳~
- 2019年8月31日初版
- 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
- 立ち読み