2024年度定期刊行紙しばい ともだちだいすき

うみぼうずと ひしゃく

こがようこ 脚本/久住卓也

なくなった人のたましいが家にかえってくるお盆。
ばあちゃんと、さんたと、兄ちゃんは、たましいをおむかえするための火をたいていた。
「しんだ じいちゃんも きてくれるかな。」
さんたと兄ちゃんが漁師だったじいちゃんの話をしていると、ばあちゃんがいった。
「きょうは けっして 魚を とっては いけないよ。」

ところが日がくれると、兄ちゃんがふねをだした。
「さんた、きょうは だれも 魚を とらない。おらたちが ひとりじめできるぞ。」

兄ちゃんがいったとおり魚がたくさんとれて、むちゅうになるふたり。
そのとき、遠くにふたつの光がぺかりと見えて、音もなく近づいてきたのは……うみぼうずだった!

ひしゃく よこせー
ひしゃく よこせー

うみぼうずの声にひしゃくを投げようとすると、「そのまま わたしては いかーん!」というだれかの声が!?

  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 初版:2024年8月1日
  • 判型:B4判/サイズ:26
  • 頁数:12場面
  • 4・5歳~
  • ISBN:978-4-494-09431-8

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内容説明

なくなった人のたましいが家にかえってくるお盆。
ばあちゃんと、さんたと、兄ちゃんは、たましいをおむかえするための火をたいていた。
「しんだ じいちゃんも きてくれるかな。」
さんたと兄ちゃんが漁師だったじいちゃんの話をしていると、ばあちゃんがいった。
「きょうは けっして 魚を とっては いけないよ。」

ところが日がくれると、兄ちゃんがふねをだした。
「さんた、きょうは だれも 魚を とらない。おらたちが ひとりじめできるぞ。」

兄ちゃんがいったとおり魚がたくさんとれて、むちゅうになるふたり。
そのとき、遠くにふたつの光がぺかりと見えて、音もなく近づいてきたのは……うみぼうずだった!

ひしゃく よこせー
ひしゃく よこせー

うみぼうずの声にひしゃくを投げようとすると、「そのまま わたしては いかーん!」というだれかの声が!?