ねないこだあれ
「ねないこはおおかみがつれにくるんだって」ふうちゃんは「へいきだもん」なんていっています。
- 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
- 初版:2000年3月1日
- 判型:B4判/サイズ:26.5×38.2cm
- 頁数:8場面
- 3歳~
- ISBN:978-4-494-08822-5
- NDC:913
内容説明
「ねないこはおおかみがつれにくるんだって」ふうちゃんは「へいきだもん」なんていっています。
書評
- 深い愛につつまれて(母のひろば616号) 2015年9月15日
- 詩のようで、昔がたりのようで、おさなごのつぶやきのようで、ゆったりと流れるここちよい言葉の響き。
ふと、わが子に添い寝したぬくもりがよみがえってきます。
はやく、はやく、眠って……と念じながら、「ねないこは おおかみさんが つれにくるんだって」。
怖いはずのおおかみだって、おさなごには楽しいお話の世界。お母さんのぬくもりに包まれた、ここちよいひとときです。
「おつきさまは おおかみといっしょに おやまにいるよ……」と、お月さまを背に美しいシルエットの場面。おさなごはファンタジーの世界へと導かれてゆきます。だいすきなもの、だいすきなノン、だいすきなミイだいすきなおかあさんも、おとうさんも、みんないっしょ……と、やわらかな眠りの世界へと引き込まれてゆきます。美しいシルエットが心に染み入ります。
観客の大きい子も小さい子も、わらべうたを聴いているような、ゆりかごに揺られているような表情になる、何とも幸せなここちの紙芝居です。
たくさんの作品を通して、子どもたちへの深い愛を届けてくださった松谷みよこ先生、ありがとうございます。 - 堀川 美子(ほりかわ よしこ/紙芝居文化の会運営委員、紙芝居ピッポの会事務局)
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